2017年06月12日

Aging is associated with changes in the neural circuits underlying empathy.


Aging is associated with changes in the neural circuits underlying empathy.
2014

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Aging+is+associated+with+changes+in+the+neural+circuits+underlying+empathy

という論文を読んで見ました。
最近、少し読んでいる社会性についてについての報告なのですが、
痛みの共感について、年齢によって脳活動に変化があるかどうかについてをfMRIを使って調査したものです。
歳をとると、涙もろくなるとか、逆に感受性が鈍くなるとか言われていますが、
この研究では、ドアで指を詰めたりしている画像を見せた時の脳活動を年齢を3群に分けて調査しています。
(普通はそのような画像を見ると見ている人も痛みを感じて、痛みの関連する脳領域が活動する)

で、この結果は、歳をとると脳の神経活動は減弱しますが、知覚した主体感の反応は保たれているというものでした。

こういうフィールドの論文をちょっと色々を読んでいこうと思ってます。
posted by さとし at 23:34| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月25日

Combined effects of eating alone and living alone on unhealthy dietary behaviors, obesity and underweight in older Japanese adults: Results of the JAGES

高齢者にとって一人暮らしであったり、一人で食事をとる人は肥満ややせであることが多いことを報告した論文です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Combined+effects+of+eating+alone+and+living+alone+on+unhealthy+dietary+behaviors%2C+obesity+and+underweight+in+older+Japanese+adults%3A+Results+of+the+JAGES

面白いですけど結構ばくっとしている印象はあります。
こういう調査研究のリサーチ方法がよくわからないのですが、
一人でいる孤独感の強さなどの心理的な評価も一緒に調べていれば面白かった気もします。

あとは経過ですかね。同一人物が1年経って体重の増加や現象が著しければ、
強く言えるのではないかという気もしますが、、

しかし僕も同じような調査をするとなれば大変なんでしょうね
JAGESという存在を初めて知りました。
posted by さとし at 02:56| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月24日

Income Inequality and Health: What Have We Learned So Far?

先日講演を聞いて興味を持った近藤先生の論文をいろいろと読んでます。
社会科学系の分野はどんな雑誌があるのかとか、いろいろとわからないことばかりなので
とりあえずわかる範囲から読み解いていかないと。
というわけで、

Income Inequality and Health: What Have We Learned So Far?
という論文です。
http://epirev.oxfordjournals.org/content/26/1/78.extract
からフリーで読めるようです。

内容は、収入がなくなることにより心理ストレスが増して早死にしてしまうという報告は過去にあるそうですが、
この論文は収入がなくなることとストレスに関連する疾患の関係性について調べたものです。
ストレスに関連した疾患は心疾患としています。
結果は男性では収入がなくなることと心疾患に関連があり、癌などほかの疾患とは関係がなかった、女性では関連がなかった、とあります。

よくわからないのですが癌もストレスと関係する気もするのですが、
心疾患が増加するということはストレスのせいなのか、それとも食生活のせいか、など
よくわからないこともありますが、そのあたりは僕も勉強不足なのでいろいろと読み進めていきたいと思います。
posted by さとし at 01:30| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月26日

Brain activity during ankle proprioceptive stimulation predicts balance performance in young and older adults.


Brain activity during ankle proprioceptive stimulation predicts balance performance in young and older adults.
Goble DJ, Coxon JP, Van Impe A, Geurts M, Doumas M, Wenderoth N, Swinnen SP.
J Neurosci. 2011 Nov 9;31(45):16344-52.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22072686

足部に腱振動刺激を与えて固有受容器を刺激した時の脳活動の強さと
重心動揺計の軌跡帳との相関を見ています。
右前頭頭頂領域と島皮質と基底核が相関しているとのことです。
fMRIを使ったとあるので、下肢の腱振動刺激を計測するのに寝て測定したのか?と思いましたが、実際にそうでした。
立位制御は床面との関係で筋の作用も変わるのでその辺も調べていれば面白かったかなと思いました。

Proprioceptive information from the foot/ankle provides important information regarding body sway for balance control, especially in
situations where visual information is degraded or absent. Given known increases in catastrophic injury due to falls with older age,
understanding the neural basis of proprioceptive processing for balance control is particularly important for older adults. In the present
study, we linked neural activity in response to stimulation of key foot proprioceptors (i.e., muscle spindles) with balance ability across the
lifespan. Twenty young and 20 older human adults underwent proprioceptive mapping; foot tendon vibration was compared with
vibration of a nearby bone in an fMRI environment to determine regions of the brain that were active in response to muscle spindle
stimulation. Several body sway metrics were also calculated for the same participants on an eyes-closed balance task. Based on regression
analyses, multiple clusters of voxels were identified showing a significant relationship between muscle spindle stimulation-induced
neural activity and maximum center of pressure excursion in the anterior?posterior direction. In this case, increased activation was
associated with greater balance performance in parietal, frontal, and insular cortical areas, as well as structures within the basal ganglia.
These correlated regions were age- and foot-stimulation side-independent and largely localized to right-sided areas of the brain thought
to be involved in monitoring stimulus-driven shifts of attention. These findings support the notion that, beyond fundamental peripheral
reflex mechanisms, central processing of proprioceptive signals from the foot is critical for balance control.


足部からの固有受容器情報はバランスコントロールにおける重心動揺のための重要な情報があり、特に、視覚情報が低下したり欠如している状態において。
加齢による転倒のために壊滅的な傷害が増加することはよく知られているが、バランスコントロールのための固有受容器のプロセスの神経基盤を理解することは一部、高齢者にとって重要である。本研究では、我々は、足部の固有受容器(例えば筋紡錘)のための重要な刺激反応における神経活動とバランス能力をライフスパンを通じてリンクさせた。
20名の若年者と20名の高齢者の固有受容器のマッピングを受けた。
つまり、下肢の腱振動刺激がfMRIにおいて骨の知覚での振動と比較され、筋紡錘重kの反応における活動での脳領域を決定した。
いくつかの重心動揺計でもまた同じ参加者での閉眼バランス課題で測定された。重回帰分析に基づいて、 multiple clusters of voxelsが筋紡錘刺激で生じる神経活動と最大の圧中心の軌跡の間の著明な関係を前後方向で特定した。
この場合、活動の増加は、頭頂、前頭、島皮質領域が、基底核同様にバランスパフォーマンス増加に関係することが明らかになった。
これらは領域が年齢と足部の刺激が側性で注意の変化を刺激によりモニタリングすることにより生じる概して右脳領域に局在していた。
これらの発見は、基本的な周辺反射のメカニズム、足部からの固有受容器の信号の中枢プロセスがバランス調節に決定的であることを示している。
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2015年02月13日

Motor cortex representation of the upper-limb in individuals born without a hand.

Motor cortex representation of the upper-limb in individuals born without a hand.
PLoS One. 2011 Apr 8;6(4):e18100. doi: 10.1371/journal.pone.0018100.
Reilly KT, Sirigu A.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Motor+Cortex+Representation+of+the+Upper-Limb+in+Individuals+Born+without+a+Hand

2010年の論文ですが・・・。
幻肢という現象があります。手足を切断した人が、なくなったはずの手足があるような感覚を感じたり、時折、ないはずの指が掌に食い込んだりして痛みが生じる(←幻肢痛)現象です。
これは、失われた手足からの情報が入らなくなり、もともと脳の中で様々な情報を統合されて作られた身体図式と一致しなくなったから生じるからだと考えられています。
従って生まれつき手足がない人は手足がない状態で身体図式を作られているので幻肢が生じないのですが、
一次運動野の手足に関する領域はTMSで刺激をした時、運動関連電位が生じるのかどうかを調べた報告です。
手足の動きは、あらかじめ自分自身の四肢で動きを経験することにより一次運動野で表象されることを述べています。
実際に身体で経験をすることで身体図式がつくられる、外部世界と内部世界の関係を示したものですね。

【Abstract】
身体図式は行為に関係した身体の表象であり、複数の脳領域のネットワークから生じる。
身体図式は経験により発達すると考えられているが、四肢なしで生まれてきた者において幻肢の経験は先天的だと提唱されている。
しかし、この考えの問題は、様々な大多数の四肢のない者は幻肢の存在を報告していないことである。TMSを用いて事故により切断した一次運動野において幻の感覚の動きを起こし、事故による切断は失われた手の表象の動きを取り除くことを提唱する。
我々は、大多数の四肢のない者の幻肢の欠如は運動皮質が失われた四肢の皮質表象を含まないためかどうか、または、存在しているが感覚運動経験の欠如によって活動していないのかどうかを確かめた。
4名の先天的に上肢がない者に我々は直接的に手・腕の領域のM1に刺激を与え、
1)我々は幻の感覚を生じるかどうかを確かめた。そして2)2つの失われた四肢の反対側の皮質において筋の表象が生じるかどうかを確かめた。
TMSは筋の断端に収縮するように失われた四肢の運動野に適応された。
筋図の位置と程度は半球の間で変化したが、システマチックな非対称性は現れなかった。
対照的に、手掌の筋の閾値はいつも失われた手の側で高かった。
我々は、何人かの先天的に手足のない者によって報告された幻の動きの感覚は、感覚運動皮質にある失われた四肢の運動指令によるものではなく大部分が視覚によって行われる。
我々は、つながった手足の動きの表象は一次運動野の中に表象されるための動きの経験を必要とすることを提唱する。


【Abstract】
The body schema is an action-related representation of the body that arises from activity in a network of multiple brain
areas. While it was initially thought that the body schema developed with experience, the existence of phantom limbs in
individuals born without a limb (amelics) led to the suggestion that it was innate. The problem with this idea, however, is
that the vast majority of amelics do not report the presence of a phantom limb. Transcranial magnetic stimulation (TMS)
applied over the primary motor cortex (M1) of traumatic amputees can evoke movement sensations in the phantom,
suggesting that traumatic amputation does not delete movement representations of the missing hand. Given this, we asked
whether the absence of a phantom limb in the majority of amelics means that the motor cortex does not contain a cortical
representation of the missing limb, or whether it is present but has been deactivated by the lack of sensorimotor
experience. In four upper-limb amelic subjects we directly stimulated the arm/hand region of M1 to see 1) whether we
could evoke phantom sensations, and 2) whether muscle representations in the two cortices were organised
asymmetrically. TMS applied over the motor cortex contralateral to the missing limb evoked contractions in stump
muscles but did not evoke phantom movement sensations. The location and extent of muscle maps varied between
hemispheres but did not reveal any systematic asymmetries. In contrast, forearm muscle thresholds were always higher for
the missing limb side. We suggest that phantom movement sensations reported by some upper limb amelics are mostly
driven by vision and not by the persistence of motor commands to the missing limb within the sensorimotor cortex. We
propose that prewired movement representations of a limb need the experience of movement to be expressed within the
primary motor cortex.
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2015年01月29日

Social discounting involves modulation of neural value signals by temporoparietal junction.


Social discounting involves modulation of neural value signals by temporoparietal junction.
Strombach T, Weber B, Hangebrauk Z, Kenning P, Karipidis II, Tobler PN, Kalenscher T.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2015

ニューロエコノミックと社会脳と論文です。
ヒトの中には、自分が良ければよいという利己的な心と他の人が幸せになればよいという利他的な心という相反するこころがあります。
ただし、利他的なこころは、誰にでもそうかんじるのではなく、基本的には親兄弟、愛する人、親友など身近な人に感じるようです。
fMRIを用いて、上限のあるお金をどのような対象者にいくら上げることができるか、という課題を行った時に側頭頭頂結合部が活動したという報告です。
エゴを克服して他者の立場にたった考えをするときにこの領域が関与するとのことです。


【Abstract】
Most people are generous, but not toward everyone alike: generosity usually declines with social distance between individuals, a phenomenon called social discounting. Despite the pervasiveness of social discounting, social distance between actors has been surprisingly neglected in economic theory and neuroscientific research. We used functional magnetic resonance imaging (fMRI) to study the neural basis of this process to understand the neural underpinnings of social decision making. Participants chose between selfish and generous alternatives, yielding either a large reward for the participant alone, or smaller rewards for the participant and another individual at a particular social distance. We found that generous choices engaged the temporoparietal junction (TPJ). In particular, the TPJ activity was scaled to the social-distance-dependent conflict between selfish and generous motives during prosocial choice, consistent with ideas that the TPJ promotes generosity by facilitating overcoming egoism bias. Based on functional coupling data, we propose and provide evidence for a biologically plausible neural model according to which the TPJ supports social discounting by modulating basic neural value signals in the ventromedial prefrontal cortex to incorporate social-distance-dependent other-regarding preferences into an otherwise exclusively own-reward value representation.


【要約】
大部分の人々は優しいが、全ての人に対してではない。優しさは、大抵、個人、social discountingとよばれる現象、社会的距離により定義される。
social discountingの普及に関わらず、行為者の間の社会的距離は、経済学的学説と神経科学調査において驚くべきことに無視されてきた。
我々は、fMRIを用いて、社会的決定のための神経基盤の理解のプロセスのもとを研究した。
参加者は、利己性と優しさの間の二者択一を選び、参加者一人のための大きな報酬か、参加者と社会的に特定な距離のある他の個人のための小さな報酬かどちらかを。
我々は、優しい選択は側頭頭頂結合部(TPJ)に関係することが分かった。特に、TPJの活動はわがままと優しさの間の向社会的な動機において、社会的な距離に依存した競合をスケール化されており、つまり、TPJはエゴによるバイアスを克服することを促進することにより優しさを促進するための考えと一致する。
機能的なカップリングデータに基づいて、我々は、さもなければ除外的に自己報酬価値の表現に社会的距離に依存した他者報酬の好みにおいてTPJが支える腹中側前運動皮質における基礎的神経信号を修正することによるsocoal discountingによる生物学的に可塑的な神経モデルのエビデンスを提唱し供給する。
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2015年01月26日

Patterns of neural activity in the human ventral premotor cortex reflect a whole-body multisensory percept.



Patterns of neural activity in the human ventral premotor cortex reflect a whole-body multisensory percept.

Gentile G, Björnsdotter M, Petkova VI, Abdulkarim Z, Ehrsson HH.
Neuroimage. 2015
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Patterns+of+neural+activity+in+the+human+ventral+premotor+cortex+reflect+a+2+whole-body+multisensory+percept

まだ出版中の論文のようですが、身体所有感が生じる脳部位を特定した、という報告です。
Ehrssonは身体所有感について世界的に先端をいく研究者ですが、そのグループからの報告です。
ヘッドマウントディスプレイを装着して、うつるマネキンの身体に、自分の身体と同じ部位に同じタイミングで筆でなでる画像を見せ、
そして実際に自分の身体もなでると、身体所有感、つまり自分の身体は自分のものである、という感覚が転移することが明らかになっています。
この報告では、右手、右あり、右腹部でそれぞれ同じような方法で実際の身体とバーチャルな身体の刺激を同期させることで
それぞれの部位でも錯覚が生じるかどうか、そしてその時の脳活動についての解析を行っています。
fMRIのことは勉強不足でよく分からないのですが、multivoxel pattern analysisは神経繊維の定量的な評価法なのでしょうか?
全ての部位において錯覚が生じ、前運動野、頭頂間溝、外側視覚野、被殻で活動が認められたとの戸ですが、
全ての条件で共通した活動パターンは左腹側前運動皮質において認められた、という報告です。
つまり、左前運動皮質が身体所有感を作り出しているところではないか?というのがこの論文の結論です。


【abstract】

Previous research has shown that the integration of multisensory signals from the body in fronto-parietal
association areas underlies the perception of a body part as belonging to one's physical self. What are the neural
mechanisms that enable the perception of one's entire body as a unified entity? In one behavioral and one fMRI
multivoxel pattern analysis experiment, we used a full-body illusion to investigate how congruent visuo-tactile
signals from a single body part facilitate the emergence of the sense of ownership of the entire body. To elicit
this illusion, participants viewed the body of a mannequin from the first-person perspective via head-mounted
displays while synchronous touches were applied to the hand, abdomen, or leg of the bodies of the participant
and the mannequin; asynchronous visuo-tactile stimuli served as controls. The psychometric data indicated
that the participants perceived ownership of the entire artificial body regardless of the body segment that
received the synchronous visuo-tactile stimuli. Based on multivoxel pattern analysis, we found that the neural
responses in the left ventral premotor cortex displayed illusion-specific activity patterns that generalized across
all tested pairs of body parts. Crucially, a tripartite generalization analysis revealed the whole-body specificity of
these premotor activity patterns. Finally, we also identified multivoxel patterns in the premotor, intraparietal,
and lateral occipital cortices and in the putamen that reflected multisensory responses specific to individual
body parts. Based on these results, we propose that the dynamic formation of a whole-body percept may be
mediated by neuronal populations in the ventral premotor cortex that contain visuo-tactile receptive fields
encompassing multiple body segments.


【要約】

過去の研究では身体からの多感覚信号の統合は前頭頭頂領域が人の身体に属する身体部位の知覚を受けるとされる。
全体として統一された人の全身の知覚を可能にする神経メカニズムは何か?
身体の部位部位における行動とfMRIのmultivoxel pattern analysis experimentで、我々は全身錯覚においてどのように全身の身体所有感の出現を促すのかを調査した。
錯覚を起こすため、参加者は、ヘッドマウントディスプレイを用いてマネキンの身体を一人称視点で観察し、
同期したタッチが参加者の身体とマネキンの手、腹部、下肢に与えられた。
非同期の視覚戦略的刺激がコントロールとして行われた。
心理データでは、身体部位は同期した視覚戦略刺激を行ったが、参加者はマネキンに身体全体的に所有感を知覚した。
multivoxel pattern analysisでは我々は左腹側前運動皮質において、錯覚に得意的な活動パターンがみられたが、
それは、身体部位の全ての検査部位において現れた。決定的なことに、tripartite generalization analysisでは、身体全体に得意的な前運動野の活動パターンが現れた。
最終的に、我々はまた、前運動野、頭頂間溝、外側視覚野、被殻においてmultivoxel patternsを特定し、それは、
個々の身体部位における特定の多感覚の反応を反映した。
これらの結果に基づいて、我々は、ダイナミックな全身身体のフォーメーションは、腹側前運動皮質の神経の数によって仲介され、
多くの身体部位の包括的な視覚戦略的の受容野であると考えられる。
posted by さとし at 02:49| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月13日

Is body dysmorphic disorder associated with abnormal bodily self-awareness? A study using the rubber hand illusion.

Is body dysmorphic disorder associated with abnormal bodily self-awareness? A study using the rubber hand illusion.
Kaplan RA, Enticott PG, Hohwy J, Castle DJ, Rossell SL.
PLoS One. 2014 Jun 12;9(6)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Is+Body+Dysmorphic+Disorder+Associated+with+Abnormal+Bodily+Self-Awareness%3F+A+Study+Using+the+Rubber+Hand+Illusion

身体醜形障害という症状があるそうです。
これは、極度に自己評価が低く、それに関連して自分の身体や美醜に極度にこだわる症状でだそうです。
僕の中で思い当るところは、違うかもしれませんけど、
マイケル・ジャクソンとか
マンガ「北斗の拳」のユダとか、あたりが病的に見た目にこだわっている気がします。
この論文では、身体醜形障害の身体イメージについてラバーハンド錯覚の実験を用いて調べています。
この論文で比較対象として用いられている統合失調症患者は身体イメージがはっきりとしていないためにラバーハンド錯覚が生じやすい
(つまり、自分の手でないものを自分の手と感じてしまう)ですが、
身体醜形障害患者は、自己の身体に不満を持っているものほど強く錯覚を感じたという結果が出ています。
自分の身体が他の外見に代わればいいのに、という願望があるからでしょうか。
自己に対する肯定感を持つための環境つくりや関わり方が大事なのかもしれませんね。


【要約】
過去の研究から身体の不満足感に関係したふるまいと性格は、身体イメージの知覚の不安定さと関係する可能性があり、身体に関係した多感覚情報の統合においてその可能性がある。
我々は、身体醜形障害が、身体イメージの乱れによるものなのか、ラバーハンド錯覚を疑問を解決するために行った。これは、ラバーハンドと参加者の隠された本物の手が同時に刺激された時に、多感覚統合のプロセスの結果生じる錯覚である。
全体として、ラバーハンド錯覚においては、身体醜形障害群と健常群、統合失調症群の間に(n=17 in each)は著明な相違はみられなかった。 しかし、ラバーハンド錯覚の強さでは身体の不満足感と関連した傾向で正の一致がみられた。健常群では、固有受容覚の移動がラバーハンドに向かう現象が同期条件に置いて見られたが、非同期条件においては認められなかった。類似した固有受容覚の移動において、身体醜形群で生じた意識では、刺激同期条件、非同期条件に関わらず生じた。これらの結果から、身体醜形の人の間での多感覚統合と視覚プロセスにおける異常性の可能性について考察した。


【Abstract】
Evidence from past research suggests that
behaviours and characteristics related to body dissatisfaction may be associated
with greater instability of perceptual body image, possibly due to problems in the integration of body-related multisensory
information. We investigated whether people with body dysmorphic disorder (BDD), a condition characterised by body
image disturbances, demonstrated enhanced susceptibility to the rubber hand illusion (RHI), which arises as a result of
multisensory integration processes when a rubber hand and the participant’s hidden real hand are stimulated in synchrony.
Overall, differences in RHI experience between the BDD group and healthy and schizophrenia control groups (n=17 in
each) were not significant. RHI strength, however, was positively associated with body dissatisfaction and related
tendencies. For the healthy control group, proprioceptive drift towards the rubber hand was observed following
synchronous but not asynchronous stimulation, a typical pattern when inducing the RHI. Similar drifts in proprioceptive
awareness occurred for the BDD group irrespective of whether stimulation was synchronous or not. These results are
discussed in terms of possible abnormalities in visual processing and multisensory integration among people with BDD.
posted by さとし at 03:05| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月12日

The reliability and validity study of the Kinesthetic and Visual Imagery Questionnaire in individuals with Multiple Sclerosis.


The reliability and validity study of the Kinesthetic and Visual Imagery Questionnaire in individuals with Multiple Sclerosis.
Tabrizi YM, Zangiabadi N, Mazhari S, Zolala F.
Braz J Phys Ther. 2013 Nov-Dec;17(6):588-92.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24271091

ブラジルのジャーナルでなおかつ投稿者がイラン人というローカル度の高い論文ですが、
IFは0.9あるのですね。丁度同じ疾患を持つ人を担当しているので読んでみました。

内容は運動イメージ検査法についての信頼性についてです。
多発性硬化症という疾患がありますが、これは、中枢神経系の髄鞘という
神経を伝達する部位が炎症によって壊されて(脱髄)しまい、麻痺やしびれが起きる疾患です。

この多発性硬化症患者を対象に運動イメージ検査を行い、
従来の運動イメージ検査(改訂版motor imagery questionnaire:MIQ)と、近年臨床で行われるようになってきたKinesthetic and Visual Imagery Questionnaire(KVIQ)との
相関を調べています。
結果は、両者の間に相関があり、KVIQは信頼しうる検査だと結論付けられています。

個人的に気になったのは、MIQはグローバルな動作をイメージする課題であるのに対して、
KVIQは各関節ごとの運動イメージを検査するものなのでそのあたりをどのように比較したのかが、詳細に書かれていなかったのでどうなっているのだろうと思いました。

【要約】
目的:
運動イメージは、近年多発性硬化症における身体リハビリテーションにも適するものだと考えられている。
この検査を信頼できるツールとして用いることによって運動イメージ能力と多発性硬化症患者における利益を評価する必要がある。 Kinesthetic and Visual Imagery Questionnaire (KVIQ)が近年運動イメージ能力の評価として脳卒中や他の障害のある患者のために発展している。
異なる病理であることを考えて、本研究は、多発性硬化症患者におけるKVIQの妥当性と信頼性を調べることを目的とした。
方法:
15名の多発性硬化症患者において2セッションを用いて同じ検査者でKVIQの検査を行った(5-14日離して)。
2番目のセッションでは、参加者は基準として改訂版MI questionnaire (MIQ-R)もまた行った。
Intra-class correlation coefficients (ICCs)がtest-retest reliabilityを決めるために用いられた。また、
Spearman's correlation analysisがMIQ-Rの妥当性を評価するために用いられた。
さらに、内部整合性チェック(Cronbach's alpha)KVIQの構成要素が調べられた。
結果:
The test-retest reliabilityにおいて、KVIQは良好であった(ICCs: total KVIQ=0.89, visual KVIQ=0.85, and kinesthetic KVIQ=0.93)、
そしてKVIQとMIQ-Rの間の併存的妥当性は良好であった(r=0.79)。
KVIQは良好な内部整合性があり、高値のCronbach's alpha (alpha=0.84)が認められた。
要員分析では、両方の要因構造が認められ、視覚性は57.6%筋感覚性は32.4%で説明可能であった。
結論:
本研究の結果、KVIQは多発性硬化症患者の評価に妥当で信頼性のあるツールであることが分かった。

【Abstract】
OBJECTIVE:
Motor imagery (MI) has been recently considered as an adjunct to physical rehabilitation in patients with multiple sclerosis (MS). It is necessary to assess MI abilities and benefits in patients with MS by using a reliable tool. The Kinesthetic and Visual Imagery Questionnaire (KVIQ) was recently developed to assess MI ability in patients with stroke and other disabilities. Considering the different underlying pathologies, the present study aimed to examine the validity and reliability of the KVIQ in MS patients.
METHOD:
Fifteen MS patients were assessed using the KVIQ in 2 sessions (5-14 days apart) by the same examiner. In the second session, the participants also completed a revised MI questionnaire (MIQ-R) as the gold standard. Intra-class correlation coefficients (ICCs) were measured to determine test-retest reliability. Spearman's correlation analysis was performed to assess concurrent validity with the MIQ-R. Furthermore, the internal consistency (Cronbach's alpha) and factorial structure of the KVIQ were studied.
RESULTS:
The test-retest reliability for the KVIQ was good (ICCs: total KVIQ=0.89, visual KVIQ=0.85, and kinesthetic KVIQ=0.93), and the concurrent validity between the KVIQ and MIQ-R was good (r=0.79). The KVIQ had good internal consistency, with high Cronbach's alpha (alpha=0.84). Factorial analysis showed the bi-factorial structure of the KVIQ, which was explained by visual=57.6% and kinesthetic=32.4%.
CONCLUSIONS:
The results of the present study revealed that the KVIQ is a valid and reliable tool for assessing MI in MS patients.
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2015年01月08日

The invisible hand illusion: multisensory integration leads to the embodiment of a discrete volume of empty space.

The invisible hand illusion: multisensory integration leads to the embodiment of a discrete volume of empty space.
Guterstam A, Gentile G, Ehrsson HH.

J Cogn Neurosci. 2013 Jul;25(7):1078-99

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23574539

私たちは、手足を事故などで失った時、または女性などの場合、乳がんなどで乳房を切断した時に幻肢というものが出現します。
多くの場合、幻肢痛ではもうすでに失ったはずの手足などの身体の一部があるように感じられ、さらにはないはずの手足が
例えば指が曲がって手のひらに食い込むなどの痛みが生じます。これは幻肢痛と呼ばれています。
今回紹介する論文は、その幻肢という現象を人為的に作り出そうと試みた実験です。
私たちの身体は、目で見たり、全身の皮膚や筋肉の感覚から、手足がどこに位置しているかを感じたり、
それらの情報を脳の中でまとめて自分自身の身体を作り出しています。
ところが衝立で自身から見えない状態にした自己の手を筆でなでるのと同時に
何もないはずの空間でも筆を動かし、それを被験者が見ることにより、
何者ない空間に自分の手があるように錯覚が生じるというものです。



【Abstract】
The dynamic integration of signals from different sensory modalities plays a key role in bodily self-perception. When visual information is used in the multisensory process of localizing and identifying one's own limbs, the sight of a body part often plays a dominant role. For example, it has repeatedly been shown that a viewed object must resemble a humanoid body part to permit illusory self-attribution of that object. Here, we report a perceptual illusion that challenges these assumptions by demonstrating that healthy (nonamputated) individuals can refer somatic sensations to a discrete volume of empty space and experience having an invisible hand. In 10 behavioral and one fMRI experiment, we characterized the perceptual rules and multisensory brain mechanisms that produced this "invisible hand illusion." Our behavioral results showed that the illusion depends on visuotactile-proprioceptive integration that obeys key spatial and temporal multisensory rules confined to near-personal space. The fMRI results associate the illusion experience with increased activity in regions related to the integration of multisensory body-related signals, most notably the bilateral ventral premotor, intraparietal, and cerebellar cortices. We further showed that a stronger feeling of having an invisible hand is associated with a higher degree of effective connectivity between the intraparietal and ventral premotor cortices. These findings demonstrate that the integration of temporally and spatially congruent multisensory signals in a premotor-intraparietal circuit is sufficient to redefine the spatial boundaries of the bodily self, even when visual information directly contradicts the presence of a physical limb at the location of the perceived illusory hand


【要約】
異なる感覚モダリティからの信号のダイナミック統合は、身体の自己知覚において大きな役割を持つ。
視覚情報が我々の四肢の特定と位置づけの他感覚のプロセスにおいて用いられるとき、
身体部位が見える事は、しばしば主な役割を演じる。例えば、物品をみることで物品が自身に帰する錯覚がおこることは ヒューマノイドの身体部位と類似するに違いない。
ここでは我々は、健常人(切断していない)個人が目に見えない手の存在と何もない空間の離散の大きさについての体性感覚について言及し、
デモンストレーションによりこれらの想定に挑戦したことを報告する。
10の行動実験と1つの fMRI実験を実施した。我々は、知覚テクな役割と多感覚のメカニズム、それは、"目に見えない手の錯覚"といわれるものを行った。
我々の行為の結果では、錯覚は、視覚固有受容器の統合、それは、時空間的な多感覚の役割が近位空間で認められた。
fMRIの結果では、活動の増加が錯覚において一致したが、その領域は身体に関係する信号で多感覚の統合と関係する両側の背側運動前野、頭頂間溝、小脳皮質であった。
我々は、さらに目に見えない手のより強い感覚が、頭頂間溝と背側運動前野のコネクティビティで高い一致を認めた。
これらの発見は、字空間的な適切な多感覚信号の統合が運動前野と頭頂間溝の動員によって行われており、
視覚情報が直接錯覚として知覚した手の位置と実際の手の存在が矛盾していたとしても自身の身体の空間的に充分な再定義をなす。
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2014年11月27日

The Rubber Hand Illusion in a patient with hand disownership.



この論文はオンラインでの入手方法が分からなかったので、
近所の大学図書館まで複写に行ってきました。

コスパもいいので、これからはこういう文献の取り方も増えてくるかもしれません。
学生の身分だとタダで見ることができた原著論文が、
どこにも属していないとお金がかかるという。

そういうわけで読んでみたこの論文です。

Perception. 2013;42(9):991-3.

The Rubber Hand Illusion in a patient with hand disownership.

van Stralen HE, van Zandvoort MJ, Kappelle LJ, Dijkerman HC.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24386718

ラバーハンド錯覚についてのケースレポートです。
健常人は自己身体所有感をみなもってます。
これは、自分の体は自分のものであるというごく自然な感覚ですが、
疾患によりこの感覚がなくなる人がいます。
身体パラフレニアという、自分の手足が自分のものではないという高次脳機能障害
があるのですが、その症例にラバーハンド錯覚を行った研究です。

ラバーハンド錯覚とは、テーブルの上に被験者の腕とゴム製の手を並べて置いて、
被験者の腕を板を立てて被験者自身から見えなくしてゴム製の手だけを見えるようにする。そして、被験者の手とゴム製の手を同時になでると、ゴム製の手がまるで自分の手のように錯覚するという現象なのですが、ラバーハンド錯覚は左上肢に身体パラフレニアという右損傷による高次脳機能障害を呈した症例では左上肢に強くラバーハンド錯覚が生じたというものです。
images.jpg
ラバーハンド錯覚は、自己の身体イメージがしっかりとしていない、統合失調症や身体失認の症例で生じやすい、と過去の報告であったのでこの場合もあり得るかなと思いますが、ケースレポートなのですがデータの解析方法が面白いと思いました。一症例で複数回でデータを取り、分散分析をかけています。
シングルケースでのスコアの解析方法について僕は全然知らなかったので参考になりました。


【Abstract】
A 78-year-old patient with a right hemispheric sensorimotor ischemic stroke suffered from problems in ownership of her left arm (somatoparaphrenia). After recovering from motor weakness, however, body ownership problems remained present. To assess whether disturbed feelings of ownership coincided with an enhanced or diminished susceptibility for gaining ownership over a foreign hand, we applied the 'Rubber Hand Illusion' (RHI) to the ipsi- and contralesional hand. The RHI was significantly stronger for the contralesional left arm than for the right arm. In addition, solely visual exposure to the left rubber hand was sufficient to elicit strong feelings of ownership over the rubber hand. These findings suggest that disturbances in the feeling of body ownership allow a foreign hand to be incorporated more easily.

【要約】
78歳右半球虚血性脳梗塞による感覚運動障害により左上肢の身体所有感の障害(身体パラフレニア)。しかし、運動麻痺からの回復後、身体所有感の問題が残存した。乱れた自己身体所有感は他の手に生じる自己身体所有感の増大・または減弱と一致するかどうかを評価するため、我々は、'Rubber Hand Illusion' (RHI)を同側と対側の手で行った。RHIは右前腕よりも対側である左前腕において著明に強く生じた。加えて、左ラバーハンドにおいて視覚的に単独に提示した場合は、ラバーハンドに強い身体所有感が生じた。これらの発見は身体所有感における乱れは容易に異質な手に生じさせることを提唱する。

http://youtu.be/bAtmC_CH_0I
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2014年10月20日

Beautiful friendship: Social sharing of emotions improves subjective feelings and activates the neural reward circuitry.


私たちは、映画を見たり、遊園地に行ったり、ライブに行ったりと
友達友達同士で遊ぶことが良くあります。

この論文では、友人と共感する時はどのような条件においてより強くなるのか、
またその時、脳のどの部位が活動するのかを報告しています。

女性の仲のよい2人を対象に、
ポジティブ(食べ物など)、ネガティブ(交通事故など)、ニュートラル(家具など)画像を提示して、2人で見た場合、1人で見た場合、双方において、
主観的に楽しいか、悲しいか、スケールを用いて応えてもらいました。
結果として、感情的な画像を見たとき、2人で見た場合の方が、1人で見たときよりも
強く感じる事が分かりました。
また、その時の脳活動は、腹側線条体と中側眼窩前皮質という報酬系に関係する部位が活動したと報告しています。

感情的な体験は友人と行った方が強く感じるという話でした。。



Soc Cogn Affect Neurosci. 2014
Beautiful friendship: Social sharing of emotions improves subjective feelings and activates the neural reward circuitry.
Wagner U, Galli L, Schott BH, Wold A, van der Schalk J, Manstead AS, Scherer K2, Walter H.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Beautiful+friendship%3A+Social+sharing+of+emotions+improves+subjective+feelings+and+activates+the+neural+reward+circuitry

Humans have a strong tendency to affiliate with other people, especially in emotional situations. Here, we suggest that a critical mechanism underlying
this tendency is that socially sharing emotional experiences is in itself perceived as hedonically positive and thereby contributes to the regulation of
individual emotions. We investigated the effect of social sharing of emotions on subjective feelings and neural activity by having pairs of friends view
emotional (negative and positive) and neutral pictures either alone or with the friend. While the two friends remained physically separated throughout
the experimentwith one undergoing functional magnetic resonance imaging and the other performing the task in an adjacent roomthey were made
aware on a trial-by-trial basis whether they were seeing pictures simultaneously with their friend (shared) or alone (unshared). Ratings of subjective
feelings were improved significantly when participants viewed emotional pictures together than alone, an effect that was accompanied by activity
increase in ventral striatum and medial orbitofrontal cortex, two important components of the reward circuitry. Because these effects occurred without
any communication or interaction between the friends, they point to an important proximate explanation for the basic human motivation to affiliate with
others, particularly in emotional situations.


人は他者と強くつながりたがる傾向がある。特に感情的な状態において。
ここでは、我々は、決定的なメカニズム、社会的に感情共有の経験がそれ自身好ましくポジティブなものとして受け入れられ、それゆえ個人駅な感情を抑制することに貢献する事を提唱する。
我々は、感情の社会的な共有の効果を主観的な感情と2人の友達の感情(ポジティブとネガティブ)を見ることによる神経活動を調べた。2人の友達は、1人は実験者から離れてfMRIの中に、もう一人は、友達と近接した部屋で課題を行った。彼らは同時に友達と(共有)または一人で(非共有)写真を見たかどうか、トライアルによって気付かせた。
主観的な感情は一人よりも一緒に感情的な写真を見たときの方が改善し、その効果は腹側線条体と中眼窩前頭皮質において活動の増加が認められ、2つの重要な報酬回路の構成部であった。それらの効果は友人との間にいかなるコミュニケーションや相互作用がなかったので、他者とのつながりにおける人の基本的なモチベーションのための重要な、近い説明となることを指摘している。

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2014年10月13日

Social experience modulates ocular dominance plasticity differentially in adult male and female mice.

ちょっと思うところもあり、ちょこちょこ読んだ論文のレビューをしていきたいと思います。
こういうことでもして、自分に課題を課していかないと、漠然と日々を過ごしてしまうとも思い・・・。

というわけで、今日はこれをレビューします。

Neuroimage. 2014

Social experience modulates ocular dominance plasticity differentially in adult male and female mice.

Balog J, Matthies U, Naumann L, Voget M, Winter C, Lehmann K.
の論文です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=social+experience+2014++balog

私たちが、学校や会社などで、なんで、女性はこんなによく仕事を回るのが速いのだろう?とか、
職場の人間関係や顧客の情報を把握しているのだろう?と驚くことがあるのですが、
女性の方が男性よりも左右の脳をつなぐ脳梁の結合が強いから、頭の回転が速いからだとか、
コミュニケーション能力や共感能力が強いために食堂や化粧室で情報交換を行っているからだとか、
色々なことを考えたりするものです。
男性はというと、いつもつるんでバカ遊びをしたりとか、言葉数も少ないし、
必要最低限の用事を伝える程度しか会話をしない傾向にあります。

この論文ではマウスを対象にして興味深い結果を報告しています。

つまり、メスのマウス2匹を同じカゴに入れた場合(このマウスは片目しか見えないようにされています)、
脳の目に関係する領域が広がったという報告をしています。
カゴが狭い場合でも広い場合でもどちらでも脳に変化がみられたというのです。
ちなみに一匹でかごに入れた場合は脳には変化がなかったとのことでした。
翻って、オスのマウスはどうかというと、狭いカゴに2匹いれたときには目に関する脳領域には変化がありませんでしたが、
広いカゴに入れたときには大きな変化がみられたとのことです。

これはどういうことなのでしょうか?
マウスなのでヒトのように、人間どうして協力したり、敵対したりということがあるのかないのかわかりませんが、
広い空間でも狭い空間でもメスのマウスはお互いの行動を常に意識するようになったから脳の眼に関する領域が広がったのでしょうか?
それでは、オスの場合は、広いカゴの方が、お互いの動きを意識する、縄張りが増えたり減ったりすることを意識して、脳の眼の領域が広がったとか。

そのあたりはよく分かりませんが、
男性は、チームを組んで営業回りをする方が、能力を発揮するけれど、
事務作業は適さないのかもしれない、、、などと考えてしまいます。

それとは別に、オスとメスで組ませた場合はどうなるのかも興味ありますね。
【Abstract】
Environmental factors have long been known to regulate brain plasticity. We investigated the potential influence of social experience on ocular dominance plasticity. Fully adult female or male mice were monocularly deprived for four days and kept a) either alone or in pairs of the same sex and b) either in a small cage or a large, featureless arena. While mice kept alone did not show ocular dominance plasticity, no matter whether in a cage or in an arena, paired female mice in both environmental conditions displayed a shift of ocular dominance towards the open eye. Paired male mice, in contrast, showed no plasticity in the cage, but a very strong ocular dominance shift in the arena. This effect was not due to increased locomotion, since the covered distance was similar in single and paired male mice in the arena, and furnishing cages with a running wheel did not enable ocular dominance plasticity in cage-housed mice. Confirming recent results in rats, the plasticity-enhancing effect of the social environment was shown to be mediated by serotonin. Our results demonstrate that social experience has a strong effect on cortical plasticity that is sex-dependent. This has potential consequences both for animal research and for human education and rehabilitation.

【要約】
環境要因は脳の可塑性を制限することで知られている。我々は、視覚的な可塑性のある領域における潜在的な社会経験の影響について調査した。
十分な4日間の間、単眼を奪われたのオスまたはメスの成長したマウスがアリーナに関係なくa)同じ性別のペアか一匹かのどちらか、b)小さなカゴか大きなカゴかのどちらかで過ごした。マウスは、一匹でいる間は、視覚領域の可塑性は示さず、カゴやアリーナに関係なく、ペアのメスのマウスは、両方の環境状態において開いた眼の視覚領域は移動が認められた。ペアのオスのマウスは、対照的に、カゴの中では可塑性を示さず、とても強い視覚領域の移動がアリーナにおいて認められた。
この効果は移動の増加によるものではなく、アリーナでは移動した距離が一匹のマウス、ペアのマウスにおいて同じであり、飾りで置いてある走るための車輪のあるカゴではカゴが家についているマウスにおいて視覚領域の可塑性はみられなかった。

近年のラットの結果を確認すると、可塑性を補強する社会環境の効果は、セロトニンによって介される。我々の結果は社会的経験は性別に依存した大脳皮質の可塑性において強い効果が認められた。このことは、動物研究、ヒトの研究の双方における教育とリハビリテーションにおける潜在的な結果である。
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2014年06月06日

Compatibility between observed and executed finger movements: comparing symbolic, spatial, and imitative cues

M. Brass, H. Bekkering, A. Wohlschlager, W. Prinz,
Compatibility between observed and executed finger movements: comparing symbolic, spatial, and
imitative cues, Brain Cogn. 44 (2000) 124–143

古い論文ですが、あるAction observation Therapyの原著論文の導入部分で
引用されていたので読んでみました。

確かに、Action observation Therapyは運動学習であり、運動イメージでありますが、
模倣でもあるわけですよね。
失行や観念運動から入っていったので新鮮な感じがしました。
posted by さとし at 03:25| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月23日

The Importance of Synchrony and Temporal Order of Visual and Tactile Input for Illusory Limb Ownership Experiences – An fMRI Study Applying Virtual Reality

The Importance of Synchrony and Temporal Order of Visual and Tactile Input for Illusory Limb Ownership Experiences – An fMRI Study Applying Virtual Reality
Pinar Kirsch(2014)

ラバーハンド錯覚というものがありますが、これは、
ゴムの手を被験者の実物の手のそばに置き、実物の手は視覚遮断して、
ゴムの手をと実物の手の同じ部位を、
実験者が同時に筆でなでるなどの刺激を行うと、
ゴムの手がまるで本物の手のように見えてくるという錯覚現象です。

最近ではバーチャル(コンピュータグラフィックス)上の手でも
同じ現象が生じているかどうかを調べられており、
本研究ではバーチャル上の手でも時空間的に刺激を一致させることで
錯覚を生じることができる、また、その時に両側のPMVと同側のMTGが活動したことを
報告しています。
posted by さとし at 02:33| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

"Threatening a rubber hand that you feel is yours elicits a cortical anxiety response"

"Threatening a rubber hand that you feel is yours elicits a cortical anxiety response"
Ehrsson et al.2007
9828–9833 PNAS

いつもお世話になっているEhrssonの論文です。
ラバーハンド錯覚が生じているときに、ラバーハンドにキリを近づけると恐怖感が生じる。
錯覚が生じていない時には、恐怖感が生じない。
また、その時、恐怖感と脳活動(fMRI)の間には、左島皮質と両側の前帯状回において正の相関がみられたという報告です。

恐怖感は、作り物の手でも生じる、つまり、作り物の手であっても十分に身体所有感をもち、自己意識に取り込まれていることを
示しているというものです。

ちなみに、錯覚を感じているときに活動する島、前頭前野と恐怖を感じているときにも島や前頭前野が活動するので、
痛みなどを改善のため、身体図式を変化させるのに、この錯覚を何らかの方法で応用できるのではないかと考えたりしてます。
posted by さとし at 16:59| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月12日

Disturbances in Body Ownership in Schizophrenia: Evidence from the Rubber Hand Illusion and Case Study of a Spontaneous Out-of-Body Experience

Disturbances in Body Ownership in Schizophrenia: Evidence from the Rubber Hand Illusion and Case Study of a Spontaneous Out-of-Body Experience
Katharine et al.,2011

PLoS ONE | www.plosone.org 1 October 2011

この論文は、ラバーハンド錯覚が生じている時の身体所有感、腕の皮膚温の低下、固有受容器性の手の位置覚の変化は
統合失調症患者の方が強く出現するという報告です。特に、手の位置覚、皮膚温の低下は、
実験を行っていない、右手でも生じていて、
著者は、統合失調症は、自分自身に関する感覚や、マルチもダルな感覚統合が弱いために
よりフレキシブルに身体所有感が変化するのではないかと考察しています。

著者が最後の方で述べていましたが、ヨガなどは自己と向き合うことができるために、
身体所有感の形成に有用ではないかと述べています。
僕自身もヨガをしてそう感じるのですが、
統合失調症患者に対して運動療法を行う際の何かのヒントがあるかもしれません。
posted by さとし at 03:24| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月26日

"Towards a digital body: the virtual arm illusion"

Towards a digital body: the virtual arm illusion
Slater et al.
Frontiers in Human Neuroscience (2008)

これもやや古い論文です。
ラバーハンド錯覚はゴムの手だけでなく、
スクリーンに映されたバーチャルな手にも
被験者の手と触覚刺激を時空間的に同期させて刺激すると
身体所有感が生じるという報告です。

体外離脱体験(out of body sexperience:OBE)などもありますし、
マトリックスかアバターみたいな世界ですね。
posted by さとし at 02:46| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"The rubber hand illusion modulates pseudoneglect Sebastian "

The rubber hand illusion modulates pseudoneglect Sebastian
Ocklenburg et al.
Neuroscience Letters 523 (2012) 158– 161

これももう既に、知られている研究かもしれません。
健常人でも左脳と右脳の活動の違いによりpseudoneglect(擬似的空間無視)が
存在します。
つまり、健常人でも線分二等分試験を行うと左にわずかに逸脱します。

ラバーハンド錯覚は固有受容性・空間性に身体イメージを変容させますが、
ラバーハンド錯覚が生じている時にはこのpseudoneglectが打ち消されるという報告です。
posted by さとし at 02:36| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月20日

"No Pain Relief with the Rubber Hand Illusion"

"No Pain Relief with the Rubber Hand Illusion"
Rahul Mohan et al.(2012)
PLOS ONE.2012.Volume 7. Issue 12.

ラバーハンド錯覚を感じている時には自分自身の手の
皮膚温が下がったり、ヒスタミン反応が増加するが、、
痛みの閾値や痛みの感じ方の強さについては変化がなかったという報告。

ラバーハンド錯覚の臨床応用について
つまり、マルチもダルに感覚統合したり、空間的な感じ方の変化を身体に及ぼすことができても、
慢性痛や中枢性疼痛に対する臨床アプローチは無理なのではないか、という事を書いています。

ミラーセラピーなどとは神経基盤が異なるのでしょうね。
また、考察で、ラバーハンド錯覚の全身バージョンは
可能性を秘めているというようなことを書いていましたが、
全身ラバーハンド錯覚についてもまた読んでみたいです(完全勉強不足ですね)。

内容とはあまり関係ありませんが、
被験者をfacebookやtwitterで募集したと書いていますが、
このオープンさはやっぱり文化的な違いでしょうか?
posted by さとし at 03:31| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする