2015年01月18日

HPHセミナー2日目

国際HPHセミナー2日目に参加して、セミナー全日程終了です。

2日目は一般演題で、全国から参加した施設がポスターでプレゼンをしました。
地域の個性も出てましたし、総じて面白かったです。

大学や都道府県とコラボして介護予防や生活指導を行ったり、
地域に出向いて転倒予防教室をしたりと
参考になるものばかりでした。

内容は良かったですが、取り組みの紹介だけであって
やっていることの「見える化」、それらの介入によってどのように良くなったのか
まで踏み込んでいる発表が少ないのが残念でした。
「やってます」「やりました」で終わってるところですね。
今までのグループでやってる交流集会の発表と何が違うのだろうと感じはしました。

しかし、これらは今後に期待です。

現実に戻ってきたので明日からのことについて考えます。
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Health promoting hospitals and services

昨日今日と東京にいます。

ヘルスプロモーション関連のセミナーに参加しています。
HPHネットワークというもので、
健康増進活動拠点病院(Health promoting hospitals and services;HPH)の略です。
座学は久しぶりでした。

同じ病院グループの仲間が集まったセミナーなので堅苦しい空気もなく、
講演もいつものような雰囲気で、分かりやすかったです。
セミナーは、国際HPHのCEOであり、スウェーデンのるんど大学教授でもあるハンヌ・ターネセン教授を招待しての国際講演を行うなど、力の入れようがすごいとも思いました。

僕も施設や地域でこのプロジェクトをひっぱって行かなければならない立場ですし
何をすべきかという問題意識を持ちながら聞いていたわけですが、

この取り組みについて、「評価したい点」」と「疑問に思う点」が自分の中にあるのです。

「評価したい点」は、やっとエビデンス(根拠)に基づいた地域医療にやっと取り組みだしたか、という点です。
科学の世界においてはエビデンスに基づいてデータによって説明することは必須ですし、
データでもって仮説を証明して論文にまとめて世に出してアウトプットしていく、
そして、少しづつ世の中を変えていくという取り組みが必要だと考えています。
いくら、地域病院で私たちは貧しい人のために一生懸命頑張っています、と声を上げてたところで
「そうか、それは大変だね」と、国が認めて医療のあり方が変わるのかな、
と考えれば、そうではないと思うわけです。

政治に訴えかけるような政治活動も確かに大事かもしれませんが、
こういう医療や科学の世界での正攻法といいますか、データでんもって発信していくという
取り組みを始めたことは、評価すべきだと思います。

で、「疑問に思う点」というのは、なぜ、
国際HPHに加入して取り組みを始める経緯になったのか、という点です。
僕が属しているグループは、地域医療については非常にレベルが高いと思ってますし、
主観的な視点でしかないのですが、定期的に開く地域懇談会とか、
患者会とコラボして生活状況が心配な人を尋ねに行ったり、
ホームレスに炊き出しをしたり、医療費が払えないような低所得者に対して相談に乗ったりもしています。
国際HPHネットワークに所属するまでもなくその気になれば、
世界レベルで地域医療のリーダーシップをとることができるくらいのポテンシャルがあるかと思うのですが、
現時点ではそうはせずに、国際HPHに評価される、認められる道を選んだと。
国際HPHの指針に沿って取り組んでいくのは、
混沌とした臨床について一度整理するのにはよいかもしれませんが。
トップダウン方式になるのではないかと思ってしまうのです。

しかし、やはり楽しみでもあります。今後どうなるか。

というわけで明日も行ってきます。

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2014年11月20日

SFN NEUROSCIENCE 2014 感想


昨日の晩に日本に帰ってき本日から普通に仕事です。明日の夜行バスで東京行きますけど。
昨日は成田空港で思わずうどんを食ってしまいました。
普段、日本は素晴らしいとか、日本人は優れているとか、
国粋主義者みたいで言いたくないんですが、
やはり日本食はおいしいし、日本企業(ANA)のキャビンアテンダントのサービスは素晴らしいし、
日本は落ち着きます。日本人だからなんでしょうかね。

さて、Washington D.C.のSFNの感想です。
IMG_2195.JPG
今年は、博士課程の時に、学位審査に提出した研究ではなく、
そこに至るまでにいろんな実験を繰り返していたのですが、そのデータを放置していたのでまとめ直して発表しました。
IMG_2194.JPG
発表では、様々な人が来てくれました。ボストンに留学されている日本の才女(ポスドク?)の方、
fNIRSの研究がらみで見に来てくれたアメリカの院生さん、
その中には、身体所有感研究ではかなり有名な、full body illusionのスイスのLenggenhagerのラボの方もおられてびっくりしました。

質問に英語で答えるのは大変で、はたしてうまく伝えられたかは分かりませんが、
総じて有意義なディスカッションができました。色々と意見ももらいました。
いつも、ああ答えればよかった、こう答えれば良かった、とか後悔して、
そろそろ英語に慣れてきたころに帰国ですが、今回もそんな感じでした。

何人かに「この研究はpublishしたのか?」と尋ねられ、「Non,non只今submit中ですよ」と答えました。
確かに、submit中なのですが、reject記録を絶賛更新中でそろそろacceptされないとヤバいなと思い始めている今日この頃、
今回興味を持ってもらった人たちに読んでもらうためにも早くacceptされなければ、、、と思いました(汗)。

しかし、今回は、大学院を終了して、何のノルマもなく少し一歩引いた視点からの学会参加になりましたが、、
いろんな人の発表を見させていただいて、、とても参考になりました。

今、現在の自分の立ち位置で、これからやるべきことが見えてきたように感じました。
そう。理学療法士として、診療所で在宅部門に関わりつつ、訪問リハビリや外来リハビリをしていて、
そしてヘルスプロモーション事業に取り組んでいる職業人としての自分。

また、カポエイラという武道をたしなんでいて、海外旅行・異文化交流などが好きで、読書が好きな仕事以外での自分がいます。

今まで、神経科学について研究していたとしても、1日、昼夜を問わずに研基礎研究に没頭している研究者からしたら、
僕の研究なんて研究者のまねごとに過ぎないと捉えられるだろうし、
臨床も、基礎も、そして社会人としても全てが中途半端だと自分では思っていたのですが、

臨床でリハビリテーションに関わっていれば、その視点から神経科学を活かしていけることができると感じたし、
リハビリテーションに神経科学の視点を取り入れることは、僕らにとっては当たり前のようで、
実は、すごく可能性を秘めていることが分かりました。

脳の研究をやっていても脳損傷によって生じる現象について知らない基礎研究者もいますし、
そういう意味で僕がいるべき立ち位置はおのずと見えてくるかな、という感じでした。

とりあえず、今後は少しずつアウトプットの方法も考えなければなりません・・・・。
これからも精進します〜。
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2014年09月28日

最近の臨床

最近、仕事やらなんやでバタバタしていることが多く、
仕事からもどるといつの間にか寝てしまうという状態です。

不思議なもので、なぜか寝てはいけないと思いつつ横になってしまい、
どうせ無理だとわかっていながらも15分だけ寝ようと思ってしまい、
そのまま明け方に目が覚めて、ああ〜しまった、と思う状態です。


仕事は先日は、訪問利用者様の担当者会議を担当者に声をかけて開催するという
ケアマネのようなこともやりました。
そこまでリハビリがやる??とも思いましたが、開催してよかったです。
若くしておけがをされてしまった方なのですが、
もう在宅生活が始まって2年がたつというのに、
保健上の関係で、状態は徐々に変わっていっているのに、
一度も担当者間で集まって話をしたことがないという方で、
みんなで方向性を確認しなければと思っていたので、
誰かが声をかけなければいけないということで開催させてもらいました。

訪問の看護師とデイの看護師でおむつをどうするかという話し合いができたり、
デイでの環境設定について話ができたりとなかなか有意義な時間で
開催してよかったと思う反面、こういう話が今までできていなかったのかぁ〜という
危機感を感じました。

いろいろと大変な反面、利用者さんが生活が一つ広がったりすることで
喜ぶ姿をダイレクトに見ることができるので面白さはあります。
近々、予定しているのは、ある利用者さん(運動障害、高次脳機能障害あり)が、
友達と遊ぶために町の中心部に一人で行って、予定している行動ができるかどうかを
外出訓練のように動作や環境を評価しにいく、ということです。

そんな感じで最近は臨床をやってます。。。。
posted by さとし at 13:48| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月01日

バタバタ

この土日は臨床でバタバタ、私用でもバタバタと
落ち着きのない休みでしたが、

多少余裕がない方が充実感はあります。

再投稿の論文もRejectで返ってきたのですが、
2人のReviewerはなぜかとても親切で、
「研究自体は面白い」と書かれており、
よりよい解析方法のアドバイスを
かなり詳しく載せていました。

建設的なコメントで嬉しくなりました。
そして再解析をやり直しています。
もう一度同じ雑誌に投稿するか、IFを下げるか考え中。

それとは別に、研究を手伝っているある大学の先生から
論文の分担の依頼がきましたし、
これも作り上げなければなりません。
メールで、「測定はこうこうこうこういう設定で
行っていますし、課題はこのようにやりました。
その辺をまとめてください。お願いします」
というようなことが書かれていましたが、
そこまで分かっているなら自分で書いたらいいのにと思いつつ。

自分の勉強にはなるとは思うのですが、
本当に研究が好きなのなら自分で書きたくならないのかなと思ったりして
あまり僕のモチベーションは高くありません。
好きでやっている研究というよりかは
業績を増やすための論文つくりをやっている気がするのです・・・。

そんな感じです。来週からfNIRS実験もボチボチ始めるので頑張らないと・・・・

というわけでおやすみなさい。
posted by さとし at 02:58| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月28日

少年老い易く学成り難し

今日は、訪問リハビリに僕が携わってからずっと関わらせてもらった利用者さんが
ご自宅で亡くなられたという連絡がありました。

気さくな方で、80歳過ぎてグラサンかけて株をやっていてと
先日病院から戻ってこられたばかりで、
少し体調がよくないとは思っていたのですが、
サービスも増やしたり、食事指導をしたりと
利用者さんの生活を守るのはこれからだと他職種のみんなも思っていたはずです。
亡くなられるとは誰も予想していなかったですし、
僕もすごくショックです。

こういう仕事に関わって
こうやって徐々に、急にと亡くなられた方を何人も見てきました。

僕もあと何回か季節を迎えると同じような立場になるわけで、
それまでの残された時間について何ができるのかと不安で仕方がない自分がいたりします。

しかし一方で、「生きがいがない、早く死にたい」とおっしゃる方もたくさんおられるわけですが、

今のところ自分自身、死ぬことについて不安で仕方がないわけです。
身体に障害をもった利用者さんや、そしてもう他界した僕の母は、どのように感じている、またはいた、のでしょうか。

元気でいられる時間がない、ということに少し関連するのですが、

先日は休みを取って、大学の研究室の研究発表会に参加させてもらいました。
他大学の先生方の発表を拝聴して、すごくわくわくしたというか、刺激をうけたというか、
新しいことをどんどんと解明していくエネルギーをすごいと思ったし、
やっぱり研究は楽しいなぁと思ったわけです。
僕もいつかはそうしたい、と思っていてはいつの間にか時間が無くなってしまう、
もうそろそろ環境を変えた方がいいかなぁと思う自分もいました。

その気持ちをもったまま、今日は職場のHPHの第一回目の会議した。
HPHとは、Health promoting hospital and servisecesの略で、
一言でいうと「健康増進」です
職場での健康(メンタルヘルスや腰痛など含む)
利用者の健康(転倒予防やメタボ予防など含む)
そして地域の人の健康などを促進する取り組みで
診療所長がなかなか熱くて、世界大会(来年はオスロらしい)に参加しようとか、
HPHに取り組んでいる施設に見学に行こうとか、
なかなかモチベーションの上がることを言ってくれるので
これも取り組みたいなぁと思う自分もいるのでした。

僕は、やっぱり前々から社会に貢献できるような関わりをしたいと思っていて、
もし、地域の人たちの健康への取り組みなどに関われるのならこれもぜひ頑張りたいと思ったりもします。

よく最近言われる、予防医学についてですが、
脳卒中や高血圧などの病気を医療機関で治療しても、また再発する確率が非常に高く、
医療費を圧迫してしまいます。
それは、そのような病気になる人の環境が病気を生じやすいためだといわれており、
例えば貧しい人は低栄養な食事やジャンクフードを食べる機会が増えるために病気をおこしやすくなります。
それらを改善するような働きかけを社会にしていく・・・・・、
所得などの格差をなくすことがひいては医療費の削減につながる・・・・と
前読んだ本に書いてありました。
そういうところまでゆくゆくはしていければなぁと思います。

そういう、僕の残された時間に何をすればいいのだろう、と少し考えた、今日1日でした。

というわけでこれから稽古です。
posted by さとし at 20:21| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月09日

診療所としての・・・

台風が来てますね。

ここ最近、診療所で働いていて思うのですが、
訪問リハビリをしてたり、外来リハビリをしていて
この人たちは何か遣り甲斐がもてれば医療保険や介護保険を使った
リハビリは必要なくなるんじゃないか、と思う人が結構多いことです。

中には肥満傾向でリハビリに来ることで動く機会を作る、という方もおられますし、
身体機能が悪くなることが不安なので維持的な目的で来られる方もおられます。

そういう人たちは、リハビリではなくて地域のコミュニティが受け入れることができないかなぁ〜と
思ったりするわけです。

今やってるリハビリはサービスを提供する人に対しては働きかけますけど、
その人たちが住んでいる地域や環境に働きかけないと、
ずっとリハビリに来られるんじゃないかなぁという気もしますし。

例えば、職場にある友の会みたいな共同組織は、
何か健康を害することがあったときにフォローできるような組織ですけれど、
そういう人たちよりももっと健康な、人たちを対象にして
老人クラブのようなものは作れないのかなぁ〜とか思います。

定期的に集まって、スポーツをしたり、地域のボランティアをしたり、
交代で何かしらの得意分野でプレゼンをしたりとかして、
診療所の助けが何かしら必要なときは部屋やスタッフを貸したりして協力する、
そして医療的な相談窓口を診療所がつくってそういう人たちとのつながりをもつとか。

一方的な関係ではなくて相互関係を地域の中でつくっていければなぁと思うのですが。
社会を良くするにはどうすればいいかと、最近考えます。
posted by さとし at 03:13| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月05日

NHK「バリバラ」

はじめてNHKのバリバラという番組を見ました。
興味深い内容ですね。

訪問リハビリやっていて、個人個人に対してリハビリテーションを行うことはとても大事だと思いますが、
やっぱり、障碍者の社会参加が可能な提案をしたりシステムを作ることも大切だと思うわけです。
それは、政治家何とかしてくれ、と政治運動をするようなものではなくて、
具体的にどのようなものをすればよいのかアイデアをださないと、とか思うわけです。

利用者さんの中には、
やる気はあるのに、体が動かないから色々とあきらめている人もおられるし、
もう少し、障碍者に優しいインフラがあれば生活の質が上がるのに、と思うこともあります。

そういうことが、今までちょっと経験しただけでも結構な数あって、
今まで見てきた利用者さんでもよくなってきたな、人間らしい生活だなぁ、って
僕が思えるのは(主観的な見方ですが)、障害がありながらも
何らかの社会参加が見られた時だと感じることが多いので、
そういうものが日本には必要ではないかなぁと思うわけです。

なんというか、障害のない人が、障害のある人でもふつうの態度で接してくれるには、
能力を発揮できる、社会の中での役割を持てる、社会に貢献できる環境が必要なわけで、

例えば、
手が動かない人がパソコン操作ができるようになるだけでも、あるいは、
足の不自由な人が、どこでも出かけられるようになるだけでも
その可能性は一気に広がると思います。

今は、それらは
介護サービスを使ってヘルパーさんが車いすを押したり、電動車いすを本人が操作したり、
あるいは、ヘルパーさんが本人に代わって家事をしたり、自助具をつかって自分の爪を切ったり、包丁を使ったり、
と代償をつかって何とか現状を埋め合わせているわけですけど、

生活インフラそのものを変えればもっと敷居が低くなるでしょう。
それが今、研究されているBMIだったりするのかもしれませんが。

もっといい方法はないかなぁ、そういうことを提案していけないかなぁ、
と考えたりしてしまいました。
一般化してしまえばただバリアフリーのことを考えているだけかもしれませんが。
posted by さとし at 16:36| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月03日

訪問リハ

訪問リハビリで、ちょっとしたことで大きく変わってしまう利用者さんがおられます。

在宅だと生活の変化が生死にかかわることもあるのでシビアだったりします。

今関わっている利用者さんも、一つ一緒に取り組んできた目標がクリアできたのですが、
それ以来すっかりルンルン気分になってしまい、自分でやりたいこと、行きたい場所が増えてきて、
それ自体は素晴らしいことなのですが、大きな事故につながらないかと心配です。

高次脳機能障害もあって、麻痺もあって、家の周りの生活がやっとの人が、
一緒に練習して、いろいろな人の協力のもとに、他府県の知人に会いに行くという目標を達成できたのですが、
それから少し行動に自制が利かなくなっている印象で心配です。
サービスをさぼってパチンコに行くなどということも数年間関わらせてもらってきて初めてのことなので、
おかしな方向に行かないように他職種と相談しながらやっていきたいと思います。

今日はそのほかにも、他の利用者さんの今後の方針を考えるために情報をまとめていました。
その人の生活文脈にうまく乗るとリハビリの目標や関わり方が楽になりますね。
posted by さとし at 19:21| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月14日

リハビリテーション・PT学会in横浜A

先日参加させていただいたPT全国学会の報告書を書いているのですが、
PT学会をふり返ってみると、

高齢者や障害者が生きがいを持てるような住環境設備を整えることが大切である、とあるシンポジウムで言われていました。

本当に僕もそう思うところで、リハビリテーションとは
「再び取り戻す」という意味で、
今まで失われていた人間らしく生きる権利や、自分らしさを取り戻すことと定義されています。
身体機能だけではないのですね。養成校でまず最初に教わることなんですけど。

僕は、外来リハビリも担当しているのですが、
こじんまりとした診療所なのである程度は融通が利きますし、
他施設でリハビリを打ち切られたから、リハビリをしてくれる施設を求めてこられる方もおられますし、
リハビリ算定上限という制度は問題があるとは思っているので
ある程度そういう人たちの想いには応えたいなぁというのが僕の気持ちです。

ただ、そういう人たちが全てだと言うわけではありませんが、
人生の目的が機能訓練みたいになってしまって、個別訓練が生きがいみたいな方もおられて、
僕は実際に障害を持っているわけではありませんし、
人によって人生の価値観は違うので
えらそうなことはとてもいえる立場ではないですし、
障害を持ってないやつに言われたくないとか思われそうですけど、

僕は、本当のリハビリテーションを提供できていないんじゃないかなぁと思ってしまうわけです。
もっと、楽しみや趣味や生きがいをもってもらって
例えば旅行に行くとか、スポーツをするとか、何かしらのイベントに参加するとか、
どこかしらのコミュニティに所属するとか、
そういうなかの一つとしての僕が関わる理学療法ならいいかなぁと思うのですが、

デイの集団体操よりもマンツーマンの外来リハビリがいい、
リハビリしてくれ、しんどいこと大好きです、もっと教えてくれ、
というようなストイックな人の要望に応えて、
個別訓練を継続することにしたとしても、僕はこの人を悪い方向に持って行ってるんじゃないだろうか?
もともとの性格的なものもあるかもしれませんが、
僕が関わるべきことはこんなことではないのではないんじゃないか、と感じるときもあります。
これはリハビリテーションではないだろうな、と。

僕の職場は、比較的小さくて声が通りやすいので、
外来リハビリとか訪問リハビリとか枠にはまっただけの仕事ではなくて・・・。
そのような取組みもやっていきたいなと思っているのですが・・・・。
周りも巻きこまなければできないことなので少しずつ考えていきたいです。
そのような環境がなければ始まらないものなので。
posted by さとし at 10:40| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月03日

訪リハ

訪問リハビリテーションをしていると、
時々、答えのない選択をしなければならないことがあります。

若い中枢疾患の利用者さんで、すこしずつよくなっているのですが
高次脳機能障害があって動作は重介助。

はたして歩行器は必要なのか、
環境調整をするべきか、
それらをしたとしてADLは変わるのか、
そして負担額はどうなのか、など

僕なりに評価したりして考えるところもありますが、
他職種の方の考えや、利用者さんご家族の考えなども聞いて、
何が最善なのかを探っていかなければなりません。

数字で決まるものでないのですし、
最善の答えはあるでしょうが正解はないです。

そんな中で、どのような選択をするべきか、
人の生活がかかっているので・・・。
決めるときは本当に重みを感じます。

臨床をしていて、楽しいとか面白いとか思うこともありますが、
そういう時は、決まって何か介入して しばらくたった時です。

リハビリが終了した方がよくなって久しぶりにお会いした時とか、
環境調整して、楽になったという声を聴いたりとか。

悩んでいる点をまとめたので
明日他職種と相談してきます・・・・。

おやすみなさい。
posted by さとし at 01:44| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月31日

PT学会in横浜@

PT全国学会も2日目が終わり、僕は会場を後にして今東京にいます。

今回もなかなか楽しめましたが、
僕自身、今年は発表しなかったので、
ゆったりと過ごすことが出来ました。
暑さと人の多さとスーツの堅苦しさがしんどかったです。

初日は、前職場の後輩と偶然出会い、
色々と情報交換をしたのですが、
びっくりするほど職場の愚痴を言われていました。
そんなに不満があるなら辞めればいいのに、と言ったのですが、
やはりその勇気はないそうで。

昔の自分と少しオーバーラップしましたが、
本気で何とかしたいと思ってるなら、職場を変えるなり、
自分が変わるなりなんとかしてほしいものです。

前職場は、相変わらず上司の気分でルールがひっくり返ったり、
毎年、大量に退職して大量に入職しての繰り返しで新人研修などで残ってるスタッフの負担が大きいとか、
担当患者の数とか、休みの取り方とか、部下に対して扱いが違うなど、
まあ、僕も前職場にいたころ、感じてたことばかりですが、まだ同じような感じなんだろうな、と思いました。

ただ、職場を辞めるにしても、自分の技量として他でやっていく自信がなかったりとか、
職場を変えるにしても、自分がそこまで背負う覚悟がなかったりとか、
そんな感じで不満を言って少しでも自分に共感してくれるような人を探すわけですが、
客観的に見れば非生産的です。

個人的には、そんな心に悪い職場で上司に身も心も支配されがら
働いて何かいいことあるの?と思います。
何か得ることができる上司のもとならいいですけど。

そんなわけで、
学会の感想はまた改めて書きます。
今からこちらのカポエイラグループにお邪魔します。
posted by さとし at 20:13| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月30日

明日から全国学会

明日から全国学会で横浜に行きます。

今年は発表はしないのですが、
自分が興味ある発表を見に行く、
職場に関係ある在宅関係の講演を聞きに行く、
研究に関係した装置のデモを見に企業に伺う、
研究室の飲み会、
身内と会う、
あちらのカポエイラグループにお邪魔する、

と何かと盛り沢山な内容です。

本日の晩は、稽古をしていたので明日(もう今日?)始発で出発です。
空き時間のために6冊ほど新書を買ってしまいました。

あんまり寝れませんがもう寝ます・・・。
posted by さとし at 02:01| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月28日

Validity and reliability of the Kinect within functional assessment activities: comparison with standard stereophotogrammetry.

Validity and reliability of the Kinect within functional assessment activities: comparison with standard stereophotogrammetry.
Gait Posture. 2014 Jan;39(1):593-8.
kinectは動作分析ツールとして信頼性・妥当性が非常に高い。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24269523

Wii fitに加えて
kinect for windowsも購入しました。
正直、値段もオークションなどを利用すればしれています。
臨床でもやはりデータを取りたいし、
安価に計測を行えるように装置ぼちぼちつくります。
posted by さとし at 02:39| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月26日

装置手作り

今日は、疲労が一気に出たためか、家でぐっすり寝ておりました。

色々とやりたい研究があるのですが、
職場の協力をどのように得るのかとか、
測定装置をどうするのかとか、
色々と悩みがあるのですが、そんな中見つけました。

巷では、もうメジャーな情報なのかもしれませんが、
しばらく情報に無関心だった僕にとっては衝撃の情報。

Wii Fitが160万円の医療機器である重心動揺計と同程度の性能を有すること。

http://www.mendeley.com/catalog/validity-reliability-nintendo-wii-measuring-standing-balance/

そして、Wii Fitを重心動揺計にすることができるプログラム。

http://www.kosaka-lab.com/kosaka_laboratory/


さらに、このサイトには、僕が、やりたいと考えているバーチャルボディの作成も
Xboxのkinectを使って作成できそうな情報も。

さっそく明日中古ゲーム機の店に向かいます^^。
posted by さとし at 02:06| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月22日

臨床が忙しい・・・。

最近仕事の忙しさが最近半端ないです。
臨床と言っても運営業務です。。。
(ここ最近の自分にとっては、、、というエクスキューズつき)

一人でリハビリの外来を切り盛りしているのですが、
オーダー依頼が劇的に増え、おまけに身体障害者手帳を申請するための
計測依頼も増えて、

時間を埋め合わせるのが大変です。

それだけならいいのですが、他部署との連携面で、
連絡した、忘れていたと、そんなことで雑務が増えてしまうのは
少しストレスになりますね。

まあ、でもリハビリの必要性があるからこそ求められる忙しさなので、
まあ、うまくシステムをつくって乗り切ります。

こういうマネジメントを経験することで、結局得をするのは自分だと思うので。
できることなら、あと5年ほどで組織に属しなくても世の中渡っていけるだけの力がほしい、
そう思っております。

とりあえず、もうこんな時間なのでストレッチして寝ます。
posted by さとし at 02:48| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月01日

妄想の段階ではあるけれど

え〜っと、

論文読んだり、実験計画立てたりもほどほどに、
最近は書類関係や手続き関係のことばかりしています。

今年も演題が採択されれば、認知神経科学会学術集会(東京)とSFN(ワシントンDC)に行こうと考えていたのですが、

研究員だからということでボスが出張扱いにしてくれました。本当に感謝です。

これに関しては色々と考えていました。
まずは自費で行って、その後外部研究費を申請して獲得してから充てるか、
最悪、こないだの交通事故の補償がでるからそれを充てるか(笑)とか。

今、研究員ですが一切お金を払ってないので、甘えずに
早く自立した研究者にならないといけないなあと思う次第です。


そして、今、新しい研究(機器開発??)を思いついて
企業と連絡を取っています。
自分の中では結構面白い内容だと思ってます。
見積もりを今出してもらう段階に来ていて、
もし、研究費が獲得できればこの研究をはじめられる。

研究とか実験とか、思いついたときは誰でも感じることじゃないかと思うのですが、
これは世界を変える研究かもしれない、とか(笑)。

僕も今は妄想の段階なのでそんな気分です。
リハビリだけでなくて世界の人の世界観を変えるシステムかもしれない。
スティーブジョブズじゃないですけど、仕組みそのものを変えてしまうものかもしれない。
しかも、リハビリテーションだけでなくて様々なことに使えるものだとも思います。

もちろん妄想です。

早く連絡が来ないななぁ〜と思う今日この頃です。

それではおやすみなさい。
posted by さとし at 02:33| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月25日

本日の訪問での臨床と大学院

最近、臨床が面白く、一時期よりも仕事にエネルギーを注いでいます。

今日のリハビリでは、もう4年間関わらせていただいている中枢疾患の方ですが、
歩行障害もあり、高次脳機能障害もある方ですが、もともと社交的な性格で、
昔の部下と電話で連絡をとったところ、大阪で会うことになり、一人で大阪まで行きたいと言われ、
セラピストとしては、駅までの移動を評価したり、ケアマネと連絡して対応したりして、対応してました。
そして、無事に怪我もなく、週末、部下に会いに行くことができて、
今日、訪問でお伺いした時には、その方は涙を流して喜んでおられました。

それどころか、自信をつけたみたいで
次は紅葉の季節に部下が遊びに来るので観光案内をしたい。
川下りをしたり、列車に乗ったりしたいと、
また、びっくりするようなことを言われ、
こちらとしても思いに応えたいのでまた評価などを行っていきたいなと思う次第でした。

本当に、こういう場面に出会うと、この仕事は楽しいと思ってしまいます。


そして、業務後には大学院のミーティングに。
海外に留学していた研究員の人の発表ですごく刺激を受けました。
そして色々と情報を交換して、助成金のこととか聞きました。
学校の教員になると研究費がある程度は使えるようになるそうで、
僕は、これから独力で研究費を引っ張ってこなければならない。
それを考えると、それも研究をやっていく上でできるように
ならなければならないスキルなのだと思いつつも、
やっぱり研究機関で働いた方がいいのかなぁと思ったりもします。

しかし、今、うちの職場は新しい意見が出てきて
建設的な雰囲気になってきていますし面白いんですよね。
しかし、僕も早くしなければ人生はどんどんと削られていく。
悩ましいところです。

そんなことを考えました。
とにかく最近は毎日が楽しいです。
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2014年04月17日

科研費についての情報収集


色々と考えていて、やりたい研究が出てきたので
科研費について調べていました。

このサイトが科研費についてイロハから
説明していてわかりやすく読めました。

↓↓
https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/grant/

科研費を申請するには、とにもかくにも論文なんですね。
自分が筆頭の論文を最低でも5本は必要と。
論文書かないと・・・・。
とりあえずネタは何点かは、あるのありますが。

そして、過去の科研費の研究を見ていましたが、
面白いですね〜。こんな研究をみんな申請するんだなぁと。

ダメもとですが、モチベーションは上がってきました。
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2014年03月25日

身体性・・・

4月が近づいてきて、診療報酬の改定とか介護報酬の改定とかいろいろとありますが、
うちの職場は超維持期の方が数多くおられます。
いわゆる、機能回復はもちろんですが、
外来リハビリに来られることがリハビリになるという方です。

今日ふと思ったのですが(今更ですが)、
何年、何十年も麻痺した身手足を使ってこられた方にとって、
その手足はどのような感じなのだろう?
つまり身体性を調べてみようかなぁと考え始めています。

動かなくなった体でも何とか動かして日常動作をしていかなければいけないので、
その人なりの身体図式というか運動イメージというものが出来上がっていると思いますが、
そのあたり具体的に観察していきたいなぁ〜とも。

うちの診療所には高価な評価器具が何もないのですが、
以前SfNで見つけたブースのこのメーカーのサイト

https://backyardbrains.com/


2万円程度でとりあえずEMGが測定できます。

実際に購入するとなると50万円からの交渉となるようなので、
これ、買ってみようかなぁと思っています。

ちなみに、ここのスタッフに「このシリーズでEEGはでるのか?」と
聞いたら「もうすぐ発売」とか言っていましたけど、
早くリリースしてほしいです。真っ先に購入するでしょう(笑)。

このメーカーはゴキブリに装置を取り付けてリモコンゴキブリの作成に
成功したりしています^^;・
posted by さとし at 03:12| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする