2014年04月17日

科研費についての情報収集


色々と考えていて、やりたい研究が出てきたので
科研費について調べていました。

このサイトが科研費についてイロハから
説明していてわかりやすく読めました。

↓↓
https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/grant/

科研費を申請するには、とにもかくにも論文なんですね。
自分が筆頭の論文を最低でも5本は必要と。
論文書かないと・・・・。
とりあえずネタは何点かは、あるのありますが。

そして、過去の科研費の研究を見ていましたが、
面白いですね〜。こんな研究をみんな申請するんだなぁと。

ダメもとですが、モチベーションは上がってきました。
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2014年03月25日

身体性・・・

4月が近づいてきて、診療報酬の改定とか介護報酬の改定とかいろいろとありますが、
うちの職場は超維持期の方が数多くおられます。
いわゆる、機能回復はもちろんですが、
外来リハビリに来られることがリハビリになるという方です。

今日ふと思ったのですが(今更ですが)、
何年、何十年も麻痺した身手足を使ってこられた方にとって、
その手足はどのような感じなのだろう?
つまり身体性を調べてみようかなぁと考え始めています。

動かなくなった体でも何とか動かして日常動作をしていかなければいけないので、
その人なりの身体図式というか運動イメージというものが出来上がっていると思いますが、
そのあたり具体的に観察していきたいなぁ〜とも。

うちの診療所には高価な評価器具が何もないのですが、
以前SfNで見つけたブースのこのメーカーのサイト

https://backyardbrains.com/


2万円程度でとりあえずEMGが測定できます。

実際に購入するとなると50万円からの交渉となるようなので、
これ、買ってみようかなぁと思っています。

ちなみに、ここのスタッフに「このシリーズでEEGはでるのか?」と
聞いたら「もうすぐ発売」とか言っていましたけど、
早くリリースしてほしいです。真っ先に購入するでしょう(笑)。

このメーカーはゴキブリに装置を取り付けてリモコンゴキブリの作成に
成功したりしています^^;・
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2014年03月21日

大学院学位授与式

先日、大学院の学位授与式がありました。

博士課程修了者は、僕しかおらず、壇上での学位状の授与も名前を呼ばれたのは僕だけで、
緊張のあまり歩き方がロボットのようになってしまって多くの人からそこを突っ込まれてしまいました(笑)。

記念撮影も僕一人に対して数多くの教授陣がフレームに入っていただけるという
恐れ多い構図で、誰が修了者かわかるようにと花束をもらいました。

やはり特別な扱いというか、よく考えれば学歴の最高位であるわけで。
僕自身はちょっと反社会的な性格の一面もあるので、
学位なんかどうでもいい、大事なのは肩書ではない、博士なんて大したことない、
指摘を修正していけば誰でも論文は通る、などと
と思っていた自分もいたのですが、

やはり学位の授与というのは大学側とれば、その人の人生にとって大事な節目であるわけで、
教授の方々が袴を履いたり、白ネクタイのスーツを着ていたり、髪をバッサリ切ったりしていて
学士、修士、博士、それぞれに関係なく大学の先生方の誠意というか、思いが非常に強く感じられました。

権威とか、偉さとかそんなもの、、、と今まで思っていましたが、
自分が経てきたプロセスや実際に周りの教授の方の実績や普段の忙しさを考えると
やはりその「重み」についても納得できました。

その後は、修士のメンバーとたわいもない話をしたり、ボスのプレゼントを買い行ったりして、
謝恩会、2次会、そしてラーメン3次会と楽しく過ごしました。

思い出せば、5年前、大学院に行こうと決めたのは、
5年間この業界に身を置いてきて、色々なことが訳が分からなくなってきた自分がいたからでした。

リハビリ業界の訳のわからなさというところにやりきれなさを感じていた自分がありました。、
どうして経験年数が上の人が無条件に権威を振りかざすことができるのだろうか?とか。
どうしてみんな偉そうなことを口ばかりで言ってやろうとしないのだろうか?とか。

根拠に基づいたリハビリテーションとか言われているのに、
患者さんさよくなればよいと、怪しい手技が普通に行われていて、
それらの手技はある程度まで勉強をすると例外なく宗教のようになってくるし、
手技同士で他の流派を批判し合っている様子とか、
手技の勉強会や学術大会に行っても、考察はすべて同じだったり、
●●(手技の創始者)が言ったから、という考察など。

一方で、職場でも新しいことを取り入れるときも
手技を批判する上司も、「●●先生が言った」とか「●●病院でやっている」とかで
根拠も何もなく、面白味もなく、権威主義的になってるしで。

職場内もへんな政治的な人間関係ばかりで、
好奇心から通い始めた勉強会に対しても
「偉い●●先生に気に入られるために取り入っている」とか言われたり、
海外の研修に行ったらそれだけで嫉妬の目で見られたり(何で嫉妬されるのか分からない・・・)。
全く訳が分かりませんでした。

大学院に行きはじめてからも職場の上の人から
「臨床をしながら大学院に行くなんてこの世界をナメている」というようなことを言われたし、
「私らは臨床にエネルギーを注いでるけれどあなたは研究の世界で頑張って」というようなことを言われました。

でも実際、大学院に行くとみんな臨床ベースで研究をやってるし
(社会人大学院だからということもあるでしょうが)、
普通の職場なら、文献抄読会とかもやるでしょうに、とかも思いましたが。

しかし、色々な矛盾を一回リセットするために大学院に行くことにしたのでした。
この職場で上の言う、「ダメ、あかん」に従いっていたら
本当にダメになってしまうと思ったので。

そうして大学院で過ごした5年間、本当に視野が広がりましたし、
前職場よりも厳しい世界があることも知りました。
それこそ僕自身もプレッシャーで心身壊しそうになることもありました。

けれど、ボスや周りの人たちは自分の人生を変えてくれた人だと思っていますし、
リハビリ業界や世の中をよくしていくために背負うべきものが見つかりました。
今までは単純に好奇心で研究を進めてきましたが、世の中のためになるように、
今まで関わってきた人達の思いを答えるために、研究を進めていくという気持ちに変わりつつあります。

これから、僕が働けるのは日本の制度ではあと20年ほどでしょうか?
意味のあるものにしていきたいものです。

そんなことを思いました。
posted by さとし at 21:02| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月04日

学位論文公開発表会を終えて



大学院博士後期課程の学位論文公開発表会が昨日やっと終わり少し落ち着きました。

ブログってある程度心に余裕がないと書けないですね。
ここ数週間ずっとプレッシャーがかかっていたので。。。

僕の水準が低かったからですが、
毎週3回は仕事の後に大学に通い、そして指導を受けて、
終電で家に帰ったらもう1時半。それからスライドを修正して、
少し寝て、また仕事に行くということを繰り返していました。

その間にも大学セミナーの補助があったりと、とにかく時間がない。

それにしても、僕のために時間を割いて付き合ってくださった先生方に本当に感謝です。

それにしても、今までは楽しさや興味を追求して研究をやってきましたが、
今回感じたのは、それだけでは十分ではなく、
研究室の代表という自覚、
リハビリテーションを背負っているという自覚、
教授の思いを背負っているという自覚、

それらを意識するように強く働きかけられました。
やっぱり一人でやってるわけじゃなくて
我々の行為の背中にはいろいろない人の思いがつまっている。

僕はいままであまりこのような価値観は感じなかったので、
むしろ自由に生きていたところがあったので、

今回の経験は新しいものであり、僕自身にとってとても貴重なものとなりました。
自分が成長した、と感じることができました。

発表も無事終わり、これですべて終わったのだなぁ〜という気がしました。
少しさみしい気がしました。

もちろん、博士課程は終わったかもしれませんが、
研究はまだまだ続きます。

これだけ色々な人の期待をや思いを背負ったとしたら、
もう、これは自己満足で終わらせるわけには行けないと思ってます。

まだまだ、僕は何者でもないし、未熟だけど、前を向いて進んでいかなければ。

今の職場にとどまりつつも、新年度からは客員研究員にしていただいて、
研究を続けるような体制はとっていただけるようです。

実験も研究も発表も論文も継続して
リハビリテーションや人間の体の理解の発展に向けて少しでも貢献できるようになりたいと思っています。
posted by さとし at 19:08| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月14日

口頭試問にむけて・・・・

SNSが普及したおかげで、
ライブ感覚で色々なことが進行しているのが感じ取れます。
今日は、最終口頭試問の主査と副査が決定したとの連絡を受けました。

どうも僕は普段からワーキングメモリーが崩壊気味で
前頭葉がなかなか賦活しないですし、
右半球優位だからか、口はどう考えても上手ではないですし、
時々、吃音も生じるわけで決してプレゼンは上手とは言えませんが

まがりなりにも3年間続けてきた研究の発表をするので
思い残すことのないよう、エネルギーを注ぎます。

あんまり自覚なかったですが、
研究室を代表するということになるのですね。。。
今年に入ってからのボスをはじめいろいろな人とのやり取りを通じて、
一期一会の関係性を本当に強く感じます。
そして、やはり多くの人に支えられながら生きているということも。

主査は世界的に有名な生理学の権威の先生です。
ボコボコにされるかもしれませんが、
そんな先生とディスカッションできるなんて
そうそう機会はないとおもうので、
これも一期一会、悔いを残さないように臨みたいと思います。

本当に、全ては時間も出来事も二度と戻ってこない。
今やってるソチオリンピックでも
選手は人生かけて何年も練習したものをたった一度の大会にすべてを凝縮させるわけで、
僕も、やり切ります。
多分、人生で一度しかないイベントだろうし。
posted by さとし at 02:26| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月13日

スライドチェック

今日も業務後に大学に行き、
最終の口頭試問のためのスライドをチェックしていただきました。
先生からのフィードバックをいただくことで、
自分自身ではやはり気が付かない、不十分な点が見えてきました。

やっぱり自分自身は思慮が浅いというか、
目の前のことにとらわれるだけでなく、物事を俯瞰できるような視点が必要ですね。
それが考察や発表を通じてのストーリーとなるわけで・・・。
今月中に発表が行われるそうなので、スライドを作り直すためにスピードを上げていきます。

論文が採択された出版社からも今日連絡があり
先月acceptされた論文もいよいよ次号の雑誌に掲載されるそうです。

また、研究できるような環境で働くことにも関心があると、
ボスに少し相談すると、
博士の学位を持っていることが絶対条件になるけれども
あとは査読付き原著論文の業績がモノをいう世界なので
業績を積み上げていく必要があると教えていただきました。
今やっている研究についても、はやくデータを取り終えてまとめないといけませんね。

これは、研究者人材データベース。
多分、知ってて当たり前の情報なのでしょうが、今の今まで知りませんでした・・・。

https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekTop


僕自身、最近は研究の方に関心が傾きつつあるのですが、
どのように仕事を志向していくのか、色々と調べてみようと思います。
posted by さとし at 02:14| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月12日

今日もデータ取り

今日も朝から大学でデータ取り。

実験後、ほぼ全員の被験者から驚きの声が聞かれたので、
面白いデータになると思います(しかし、まだきっちりデータみてないので希望的観測)。

今年度で研究費は使えないから、科研費か民間の助成金に応募して
また、国際学会や論文に出してアウトプットできればなあと思っています。

今日は実験室に院生の方が大勢来ていたのでにぎやかな雰囲気でした。
今月末にあるセミナーのアシスタントについての準備や打ち合わせなどにきていました。

僕もそろそろ進行や役割分担ををどうしようか考えないと。
明日で少し落ち着くので動き出さなければと思います。

データ取り後、急いで京都に戻り、カポエイラの稽古に参加。
気持ちが高ぶっていたからか、jogoが少し荒々しかったかもしれません。
平常心をつねに心がけるように意識しなければいけませんね。

国家試験ももう2週間を切っているんですね。
大学にも学部生が黙々と勉強していました。

国家試験を受けたのは
もう10年前になるんですね・・・懐かしい。

専門学校時代を通じて、ビアホールのバイトを3年間していましたが、
(人が足りないということで実習中も行ってました。よくやりました。今思えば)
国家試験の2週間前までバイトしてましたし、
専門学校で、実習が終わって、卒業研究があって、
そのあと実習の成績が悪かったので僕だけ追加実習が年明け1か月あったんですけど、
その合間、また夕方バイトに入るまでの時間、必死になって泣きながら勉強してました(笑)。

その頃は自分がこんな風になろうだなんて思いもしなかったです。。。。

明日は、仕事後、最終試問のスライドチェックに大学にまた行きます。
今からスライドの確認をします。。。。
posted by さとし at 01:07| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月10日

データ取り

今日も朝から大学に出向き、データを取ってました。
このデータを口頭試問までに間に合わせたいのですが、
結果がうまく出るかどうかが微妙なところです。
一喜一憂の繰り返しですね。

ただ、今後も続けていきたい内容だからデータは取ってて損はないし、
可能な限りやりきろうと思ってます。

今月は毎週1~2回は大学に行くことになるのか・・・。

今日は被験者に来てくれた職場の後輩と帰り道前から気になってたカレーを食べて帰りました。

明日からまた1週間が始まりますね。
posted by さとし at 02:00| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月04日

論文採択までの道H

こうやって、何とか(ぎりぎりで)、論文が採択されたわけですが、

いうちゃなんですが、僕は、自分が頭がいいとも思っていないし、
研究に向いているとも思えないし、
才能があるとも到底思えません。
性格もおおざっぱだし、ミスも多いし、時間にもルーズだし、
部屋は汚いし(笑)。
コミュニケーション能力もあまりないですし、
相手の微妙な変化にきづくような感性もない。

でも、僕なんかでも、国際論文にacceptされて
研究をやっていける可能性がある、ということは、
はたして、センスとか才能とかってなんなのだろう?とか考えてしまいます。

センス、才能、いやいや、そんなのではなく、自分が「伸びていく」ためには、
動く事が、一番大事なのではないかと思いました。
無駄な行動も含めて、自分が一見無駄とも思えるあれこれ試行錯誤することを
嫌がらないことというか。

思い起こせば、初めて研究を始めたときも、
何を研究していくかを決めたときも
実験デザインを決めたときも、
そして、解析のやり方も、
投稿することも、

全て、やったことないし、失敗するのが怖かったけど、
ダメもとでやってみて、失敗して、軌道修正して、
ということを繰り返したらそれなりに見れるものになってきました。
自分で、必要なものは何かを意識すれば、人に聞くなり、調べるなりして
解決しようと勝手になるので。
周りを見て、研究がうまく進んでいない人というのは、
失敗をしたくない人、痛い目をみたくない、リスクを背負いたくない人、という印象があります。

学会発表も、県士会・府士会の学会でも発表したことなかったですが、
大学院に入っていきなり全国学会に演題登録しなければならなかったですが、
思い起こせばM2の時はものすごくビビってしまいました。
けれど、いろんな人の助けのもとで初めて発表したら、
僕と同じように、色々迷い悩みながら研究に取り組んでいる人が多くて、
彼らと色々な情報を共有することもできました。

国際学会もそうです。国際学会と言っても英語が僕のようにほとんどしゃべれない人もいるし、
演題募集数が多いので質より量で、内容云々よりとりあえず通る人も多いです。
何かをやるときに、怖がらずに、まず謙虚に一歩足を踏み入れることが大切だと思いました。
自分には無理だとバイアスをかけないことが大事です。
自分にはできる、今はできなくても次はできる、と思い続けることですね。

それと、もう一つは、「折れない心」を持つことですね。
論文投稿にせよ、時間との戦いではありますが、
時間とお金をかけて、あきらめずに何度も投稿していれば、
いつかどこかにはacceptされるものだと思います。
その過程で、僕(でさえ)も、笑い涙ありのてんやわんやがあったわけで、
基本的にreviewerからは罵倒のシャワーを浴びることになりますし、
落ち込むようなことを言われても、謙虚に受け止める強いハートや
立ち上がる不屈の精神、これさえあれば、研究はやっていけるのじゃないかと思います。

なんか精神論っぽいですが、
自分が負けたと思った時が負けだ、とかいう言葉もありますし。

僕自身は、当たって砕けてを繰り返しているうちに
少しずつ新しい世界が見える自分が、面白いと思えるようになってきてもいます。
面白いと感じることは大事です。
ドMになることです。

僕が最近、すごいなぁ〜と感心した、STAP細胞を発見した小保方博士も
マスコミでは、見た目可愛らしい、リケジョが快挙!とか
ムーミンが好きとか、研究室の壁がピンクとか、
デートの時も研究のことを考えていた、とか

研究成果が生命科学の世界に与えた衝撃よりも、
いかに自分たちに身近な女性が快挙を成し遂げたか、というような、
まるで、AKBや芸能タレントと同じように
大衆に引きずりおろすようかのような報道が目立ちますが、

多分、彼女のすごいところは、自分が考えた仮説に対して、
毎日、研究室で実験を繰り返し、いろいろな壁にぶち当たりながらも
リケジョとかどうでもよく、いち研究者として、
淡々と仕事に取り組んできたことではないかと思います。

僕も、あれこれ自分の論文の苦労話について書きましたが、
もう、これでこの件についてはこの投稿で最後にして、
この1年の喜怒哀楽が日々の当たり前になるように、
日々の臨床や研究に謙虚に取り組もうと思っています。
posted by さとし at 00:55| 京都 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月03日

論文採択までの道G

とまあ、前回書いたように、
今まで投稿してきてこてんぱんにやられてきた論文が、
なぜかべた褒めでminor revisionで返ってきました。

今までの投稿雑誌の反応のむごさと、
今回の雑誌のべた褒めっぷりのギャップに
論文採択されるかけている、という
自分の状況がいまいち実感わかなかったのですが、

あとは、言われるがままにあいまいな記述を直したり、
図を見やすくしたり、それを2回ほど繰り返しました。
本当に自分はacceptすることになるのか?、それでいいのか?と、
ずっと考えながらその作業をしていました。

もうacceptがほぼ決定しているからか、
著作権がらみの署名について、僕を含めすべての共著者分を提出するように
連絡がきたり、と事務的なやり取りもありました。

この時期になると
「3日以内に返事をくれ」
という連絡も多く、とにかく
その中でも何度も論文を見直したりしていました。

海外と日本の時差の関係でメールで連絡が来るのはだいたい
真夜中になります(深夜2〜5時くらい)。
もう、メールが来たら、開いて内容を見るまで
何が書かれているのだ?と緊張して
心臓がバクバクするのがわかります。
目もギンギンに冴えてしまい、
いてもたってもいられなくなり、夜中から修正に取り掛かったりと、
丸2日一睡もしなかった(できなかった)、なんてこともありました。

でも、まあ無事にacceptの連絡が来て、
やっと博士課程の学位申請願を大学に提出する条件ができたわけです。

この時点で学位申請願の締め切りの3週間前。
論文がacceptされて、喜ぶのか、泣くのか?と
自分では色々とシュミレーションしていましたが、
それよりも、

ああ、間に合ってよかった・・・・・。

という気持ちの方が強かったです。

留年したら奨学金がなくなるから年間60万以上の学費、
そして、延々と投稿→不採択→再投稿を繰り返す毎日、
そして実験を繰り返すために毎週仕事の休みの日に
片道2時間半かけて大学に通う日々。
下手したら学校に泊まり込み、もしくは終電なくなりネカフェで始発待ち。
普段も、仕事や趣味のカポエラが終わってから研究を始めると、
寝るのが3時〜4時になることもざら。

これが終わる確証もなく何年も続く可能性があると考えると
多少は将来のことも考えているし、
自分の年齢のことも考慮に入れると本当に、
人生設計間違えたかな?という考えも頭をよぎりました。
いくら好きでやってるからとはいえ、さすがにきついな・・・と。

acceptの連絡が来た瞬間、全身の力が抜けるのが分かりました。

今も雑誌掲載に向けたやり取りを出版社としていて、
本日ようやくそれも終了。
3週間以内にまずはオンラインで掲載されることになっています。

僕は、もともと文系だし、
(文系とか理系とかいう括りはもはやくだらないと思っていますが)

理系の分野でなんでこんな研究してるんだろうと思うこともありますが、
正直向いているかどうかといえば、おそらく僕は向いていないのでしょう。
もともとあまり器用な方ではありませんし、口も上手ではないので。
この秋あたりから、あまりにも酷評される僕の研究を目の当たりにして、
「自分は研究には多分向いていない」と思うようになりました。
しかし、研究というのは本当にいいタイミングで
何かしら、全身が震えるようなカタルシス、といいますか、
成功報酬があるわけです。

この1年の体験をして、やめるどころかまだまだ続けたくなってしまいました(笑)。
posted by さとし at 23:23| 京都 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

論文採択までの道F

前ジャーナルに論文取り下げの連絡をして、
新たな雑誌に投稿した1週間後、

前ジャーナルから、なぜか査読結果の連絡が来ました。
取り下げたはずなのに、何故だ?、思いました。

文面から、出版社から僕のメールを受け取ったeditorが、
焦って結果を伝えてくれたと取れなくもないですが、
たぶん、編集者なりに誠意を示してくれたのか、
それとも雑誌ののイメージを落とさないための対策なのか・・・
それは置いといて。

editorからのメールはこんな感じでした。

「返事が遅くなったことを謝罪します。
このジャーナルのreviewerは2人ですが、
1人からは、未だに返事がない。
もう1人から今、ようやく返事が来た。
reviewerのコメントを踏まえて、
自分(編集長)も注意深く論文を読んで、acceptかrejectかどうしようか判断した」

って感じです。

で、結果はrejectでした(涙)。

確かに僕の論文も内容が不十分だったかもしれませんが、
reviewerからのコメントが、批評を通り越して、ののしりに近いものだったので
これは、やっぱり催促されて怒ってるのかな?とか思いました。
コメントがどうもちょっと。
欧米のウイットに富んだユーモアなんですかね?
とにかく滅多切りにされました。この時点で12月半ば。
博士の学位審査の申請締め切りは翌年(今年の)2月あたま。
どう考えても今年度は無理じゃないでしょうか。

これだけボコボコにされても、今さらやり直す時間もないし、とか思いながら、
もう覚悟を決めて年明けから実験を修正してデータを取り直す覚悟を決めました。

やっぱり、自分の論文のクオリティが高ければ、
雑誌問わずにacceptされるだろうし、
1年かけて色々投稿してきて、これだけrejectもらうってのは、やっぱり僕のレベルが足りないんだろうなぁ、
って思ったし、今までいろんなところでもらったコメントやフィードバックを基にして
もうもう一度実験をやり直した方がいいんだろうな、と思いました。
これからもずっと先の見えない希望を求めて、
安くない学費を払い続けて、
自分はいつになったら今のような生活が終わるのだろう?
とかも思いました。

そんなこんなで、年末にはオーストラリアに海外旅行にも行きましたが、
(年初めに前もって行くことを決めてチケットも取っていたものです)
自分のプランの中では、今頃には自分の論文は雑誌に掲載されていて、
自分へのご褒美のつもりで行くはずだったのですが、
あ〜あ、何もかも片づけて行きたかったな・・・、無理していくこともなかったな・・・、
とか思ってたものです。

しかし、年度中に大学院を修了することを何が何でもあきらめたくないと思っていましたが、
もう留年を覚悟すると、なんだか気持ちが楽になってきました。
もう、今までみたいに、毎日ウェブでstatusをチェックするのもやめて、
一旦忘れよう。気持ちを入れ替えて、またやり直そう、とか思ってました。

そんな気分だったのに、今年の年明け正月に送られてきた最期に雑誌に投稿した返事は、
なぜかMinor reviseだったのです。

しかもべた褒め。

コメントは
「この研究は面白い、実験も正確だ、何よりも本文が非常によく書かれている
あとは単語修正レベルを5項目ほどすれば、あなたの論文を雑誌に載せるためのスペースを作っておく」
みたいな感じの文章が2行だけでした。

嬉しいとか、そんな気持ちは全然なくて、ただ、信じられませんでした。
本当にちゃんと中身を読んだのか?この人は、みたいな感じです。

それから本日までまだ1か月程度ですが、
acceptに向けて、バタバタと色々動き出すのでした。
posted by さとし at 01:11| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月01日

論文採択までの道E

というわけで、いつ返事がくるか分からない雑誌を悶々と待つよりか、
その雑誌の投稿を取り下げて、他の雑誌に投稿しようかと考えだしました。

まあ、論文書き直したりごちゃごちゃする暇があれば、
実験を追加したりすればよかったんですけど、
レフェリーからのコメントもなく、実験を追加しても
また何か出てくるんじゃないかとか思ったりしてたので。

しかし、こういう場合、いろいろなシュミレーションをするわけです。
もし、新たな投稿先がダメだったなら、今の投稿先は変えない方がよかったと思うかもしれない・・・とか、
しかし、最後は勢いでした。
本当に、同時投稿したくなる気持ちを抑えて、投稿を取り下げ(withdrawといいます)ることをメールで出版社に伝えました。

内容はざっと以下の感じです。

「親愛なる○○。
大変申し訳ないけれども投稿を取り下げたいと思います。
ウェブ上にはジャーナルは大まかに3.5週で返事があると書かれていましたが、
もう7週間以上経つのにステータスはエディターで止まっている。
この雑誌の結果は学位審査に必要なので、時間がない。
したがってほかの雑誌に投稿することにします」

そして、次の雑誌に投稿しました。

ちなみに、同時投稿というのは、
複数のジャーナルに同時に投稿することです。
投稿して採択された論文の著作権は、その出版社のものになるので、
複数の雑誌に投稿するというのは倫理的に許されないこととなっています。
しかも、同時投稿や二重投稿をすれば、このご時世、
すぐにばれてしまい、研究の世界では非常によろしくないそうです。
雑誌によってはブラックリストに載ってしまい、以後投稿できなくなることもあるそうです。

次の雑誌は投稿2日後にすぐに突き返されてきました。
理由は、書類の不備があったためですが、
それを僕は焦って誤解して、返信メールの下の方に書かれていた
video abstractがなかったためだと勘違いしてしまいました。
英語がろくに喋れれないのにvideo abstractを作らないといけないのか?!

video abstractとは、レビュアーに投稿した論文に興味を持ってもらうために
実験内容を本人出演で3分程度で分かりやすく口頭で説明したり、
スライドを用いてプレゼンしたり、そういうものを動画として記録することです。

レビュアーが査読しようという気にならなければ、論文はいつまでたっても
読まれることなく世界中をふらふらとさまようことになるので、
内容をあらかじめ簡単に分かってもらうためのものです。

僕は、video abstractを作らなければならないと勘違いして焦ってしまい、
どうしようかと考えた末、国際交流会館に行きました。
国際交流会館とは、日本に来ている外国人が情報交換をしに集まる場所で、たくさんの
情報交換に関する掲示物があります。
掲示板に貼り出されていた英会話プライベートレッスンに片っ端から電話して、
誰か、今日中にvideo abstractを一緒に作ってくれないかということを頼みました。

そして、やっと一人の先生を見つけ、
僕のプレゼンの内容をチェックしてもらい、発音を教えてもらい、
自分でスライドと一緒に記録して、再度投稿しました。

しかし、その後でただの書類の不備だったと気づきました。
結果的にはこの雑誌に採択されたのですが、
もしかしたら、このvideo abstractのおかげかもしれません。
posted by さとし at 13:52| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月31日

論文採択までの道D

なかなか返事がこない雑誌について、
催促メールを送るかどうかをボスに相談すると、
「普通、査読の締め切りは6週間だから6週間待とう。
6週間待って返事がなければ催促メールを出そう」ということでした。

しかし、6週間待っても依然、statusはeditorのまま。
査読者がまだ見つかっていないのか?
仮に今から査読者に渡ってもそこから査読を始めたら
早くても1か月くらいかかるんじゃないか?
と気持ちばかりが焦ります。

そんな間にもネットを使って新しい投稿先を色々と探していました。

面白いもので、最近はオープンアクセス(Open Access:OA)誌というものがあります。
今後、論文の主流になるのではないかと言われています。

これは、オンライン上でやり取りをするから、普通の雑誌よりも結果が分かるのが速いというメリットがあるそうです。
また、紙を使わずにウェブ上に掲載されるので製本などの時間短縮ができ、
世に出るスピードも速くなると。。

ただし、「読みたい人が自由に読めるように」という名目で、
掲載に数万円〜数十万円の費用を著者が負担しなければならないというシステムを取っているのもあります。

また、歴史が浅いために、まだIFがついていない雑誌も多く、
中には雑誌を存続させるために、「査読付き」という名目を謳っていても、2週間ほどですぐにacceptという雑誌もあるそうです。つまり、質は置いといて論文を量産しましょうという感じです。


ネットで調べていて驚いたのは、ベン●ムという会社の一部のジャーナルは、
ある人が、架空の研究所からでたらめな内容の論文を書いて投稿してみたところ、
何の修正も要求されずにacceptされてしまったという、非常にヤバいジャーナルだそうです。

参考サイト

http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20090613/1244915185


本当にどこにもacceptされなかった場合、最悪ここに投稿しようかとか少し狙っていたので、
それを知った時、どうしようと思いました。。。どうしようっていうのは、アレですよ。
滑り止めをどこにしようって悩みですが、、、。

このジャーナルは、僕がメールで問い合わせて以来、
毎月投稿以来のメール来るようになりました。
大丈夫でしょうか?ほいほい投稿したらえらいことになるのでは・・・・。
しかし、IFはまだついていないようですが、Pubmed登録されつつあるようです。
クオリティを上げようと頑張ってるんでしょうかね。

そのほかにも、インドのジャーナルとか、エジプトのジャーナルとか、ポーランドの雑誌とか、
色々当たっては編集長にメールを送って、
自分の研究と雑誌の目的は一致しているか、
投稿から結果までどのくらいかかるか、を聞いて回っていました。
そして、比較的早くdecisionされるジャーナルは、
投稿規定に合わせて、すべてすぐに投稿できる準備をしていました。
そうして自分の不安感を紛らわせていました。

しかし、本当に世界にはいろいろ雑誌があるわけで、何とかなるもんだ、と少し安心した自分もいました。

しかしながら、僕の通う大学院では査読付きならなんでもよいわけでなくて、
Pubmed掲載が絶対条件だったので、やはり甘い考えは良くないと、
Pubmed Central(それなりに実績のある雑誌を集めてたサイト)から、雑誌を逆引きして調べたりもしました。


そんなこんなしている間も、まったく投稿した雑誌のstatusは変化なし。
投稿から6週間経過したので、出版社にメールで「穏やかに」尋ねてみました。

「穏やかに」とは、
やんわりと、出版社を味方につけて、編集長の背中をたたいてもらえるような
文面ということです。
あんまり、催促すると印象が悪くなって、rejectを喰らいやすいとも言われているので、
謙虚に、しかしさりげなく様子を伺うような文面を
色々調べて作ってみました。

要約すると
「親愛なる●●。
私は●●という論文を投稿しました。
6週間経過しましたが、
今現在、投稿した雑誌について何にも変化がありません。
私は今の状況を少し心配しています」

という感じです。

すると返事が2日後に来て、

「親愛なる●●。
何も心配いりません。
普通は4か月くらいかかります。
さらに、いろいろな事情によってさらに遅れることもあります。
私が調べたところ、現在のあなたのstatusはeditorで止まっています。」
そのうち編集長からの連絡がくるだろう」
とかいうことが淡々と(悠長に???)描かれていました。

4か月って!
3.5週じゃないんか??
そんなのを待っていては間に合わない。
普通の雑誌よりも長いのではないか?

これは投稿を取り下げてほかの雑誌に変えた方がよいのではないかと考えだしました。
posted by さとし at 21:58| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

論文採択までの道C

ちなみに、前回の2回目rejectの雑誌では僕の用いた解析方法について
「これはおかしいと」、メッタ切りにされましたが、
よくよく見なおしてみると、解析手法を変更することで
何とか実験をはじめからやり直さずに、結果を出せそうだということに気づきました。

ということで、解析からdiscussionをやりなおし、書き直しをして他の雑誌に再投稿へ。

ネットで「neuro」「brain」などの検索キーワードでしまくり、ひたすら雑誌を探しました。

ネットを見ていると世界中の大学院の研究室が、博士学位申請願いを出すにあたって、
投稿可能なジャーナルを一覧にしているものが拾うことができます。
そこから、ああ、こんな雑誌もあるのか、と勉強になります。
といってもほとんどが僕には手の届かないレベルのジャーナルなんですが・・・・。

そんなところにIF2台前半のある雑誌を見つけました。
雑誌の紹介には「first decisionまでの平均期間は3.5週間」と謳っており、速さが売りの雑誌です。
過去の論文に目を通しても、僕の研究と似ているようなものが多かったので、これでいこう!と。

discussion paperというページ数の多い論文とshort reportといういわゆる短報とどちらかを選択できたので、
迷わずshort reportを選択して書式をこの雑誌用に書き直して投稿しました。
short reportの方が返事も速いだろうとか、いわゆる「速報」なので深いdisucussionは必要ないだろう、とか考えました。
完全にネガティブな思考パターンですね。

投稿した時期からもし早く返事が来れば、11月の国際学会参加中に結果がわかる。
ということで気が気でありません。

今はほとんどの雑誌でネットを通じて投稿ができるようになっているのですが、
今、自分の論文が編集長(editor)のところにいるのか、レビュアーに渡ったのか、などの状態(status)をオンラインで確認することができます。

投稿したことのある人ならわかると思いますが、
結果が気が気でないので、ほぼ毎日そのサイトを開いてまだかまだかとやきもきしながら状態を確認するわけです。

僕はその間も投稿した雑誌に誤字や表記ミスがあったことに気付いたり、もっといい記述があったと思いなおしたりして、
何度も何度も雑誌を書き直していました。
くよくよしまくりです。

もはや病人レベルです。
精神状態も異常に興奮していて、睡眠時間とか毎日3時間くらいで目が覚めてしまうし、
変に胃酸が出てるんじゃないかと感じることもあるし。

しかし、なかなか返事がこない。statusはいつまでたってもeditorから動かない。

時期が時期だけに(10〜11月)、外国ではサンクスギビング・デイもあるし、クリスマスもあるし、
みんな仕事休んで、論文のこと忘れてるんじゃないだろうか?
でもこっちは学位がかかってるんだし、催促した方がいいんじゃないか、とか、
いろんなことを考えながらひたすら待つわけです。

しかし、この論文査読はみんなボランティアで仕事の片手間にやるわけだし、
催促メールを出すとrejectを食らいやすくなるとか言っている人もいます。

そんなこんなで、とうとう国際学会で1週間過ごしている間に返事の連絡はありませんでした。

大丈夫か?!
posted by さとし at 19:57| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月29日

論文採択までの道B

2本目の論文は、30項目程度の修正を指摘されており、
これを修正すればacceptとばかりに
全身全霊をかけて修正しましたが、1か月後に返ってきた返事はrejectでした。
1回目の返事では「がんばれよ」という感じの好意的な内容でしたが、
2回目の返事は、僕が使用した脳機能イメージング装置の手続きや解析方法についての指摘が容赦なくされていました。

誤字脱字の修正がほとんどなので、僕の論文はminor riviseだと勝手に思っていましたが、
そうではなくて論文に誤字脱字が多すぎて、reviewerが優しく正しているように指摘してくれていたのでした。
この時点でもう9月も後半に差し掛かかっており、僕は11月に開催される国際学会に
自分の名前の載った論文を持って行って、プレゼンした後に聞いてくれた人に渡そう、
とか勝手に思っていたのですが、
もうそれは無理だろう、ということで。

revise修正を提出した時点で自分自身もうやりきった感があったので、rejectの精神的ダメージが半端なく、
鬱の人ってこういう心理状態なのかな、と思いました。

しかし、何とか雑誌に掲載されなければ大学院を出られないので、
他の返事が速そうな雑誌をネットのあらゆるサイトを検索し、IF1台前半の雑誌を探し、投稿しました。
この雑誌には、Fast Track Serviseというサービスがあり、
普通に投稿するよりも結果が速く帰ってくる(2週間!!)代わりに、
論文が掲載されたときにに投稿者がおそらく1か月分の給料かそれ以上の
結構な額のお金を払わなければならないというサービスです。

しかし、背に腹は代えられず、自分が留年したときの学費と、このFast Track serviseの金額を量りにかけて、
このサービスを利用することに決定。
しかし、3日でrejectの連絡がきました。
いわゆるeditor's kickで、雑誌に僕の論文のテーマはふさわしくないとのことでした。
お金がかからずに済みほっとした反面、次の投稿先を探さなければならなくなりました。

この時点でもう10月半ば。
もう投稿雑誌の持ちネタも足りなくなってきたので、ネットを使ってひたすら
雑誌を調べる作業を繰り返すようになりました。

そして、もし仮にrejectになったとしても、他の雑誌に素早く投稿できるように
毎日毎日色々な雑誌の投稿規定に合わせたファイル形式を何種類も作成してました。
posted by さとし at 20:28| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月28日

論文採択までの道A

昨年の春、手始めにIF2前半の神経科学系の某短報雑誌に投稿しました。


1か月ほどで返事があり、一発reject。
reviewerは2人ですが、2人とも5行ほどの短い文で簡潔なコメント。
内容を読むと、どうも「英語がおかしい」ということが書かれていました。

英文校正にかけたのですが、校正は校正であって校閲ではない。
ただ、英文を正しくするだけでは僕の論文は伝わらないんだろうなと。

校正は普通はお金を払って業者に依頼します。
だいたい、論文一本で5~6万円程度でしょうか。

これはいけないと思い、
もうすこし細かく論文全体の流れも指摘してくれる
一つランクが上の校正に依頼しなおして、
他の雑誌に投稿しました。
これもIF2前半です。
日本の組織が発行している英文雑誌です。

一部では日本人発英文雑誌は、諸外国の国際雑誌に通らなかった人が投稿する
救済雑誌だとかいう話もあるそうですが、その辺が本当かどうかは定かではありません。

そして、この雑誌は、投稿してから約1か月後になんとreviseが返ってきました。
2人のreviwerによる30項目ほどの指摘。
しかし、内容は僕の論文の誤字脱字関係の指摘が多く、
論文の流れ自体を否定しているわけではないので
これはminor reviseでは・・・・、
これは通るんじゃないだろうか思いました。
実際はminor reviseでもなんでもなく再投稿後rejectくらいましたが・・・・。
posted by さとし at 18:50| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月27日

論文採択までの道@

論文の悪戦苦闘記を書く前に、簡単に論文投稿の流れについて説明しておきます。

雑誌をsubmit(投稿)すると、出版社からeditor(編集長)に送られます。
そして、その論文が雑誌の内容にふさわしいテーマ化どうかをチェックします。
ふさわしくない場合は、

「この内容は、journalには掲載できません。ほかの雑誌を当たってくれ」
という返事がきます。

いわゆるeditor's kickというやつです。

速い雑誌なら投稿してから2〜3日でこの返事がきます。
editor's kickならダメはダメでも仕方がないかと
納得できますし、それほどダメージは受けません。
早ければ早いほど、また次の新たな雑誌を探す時間もあるわけで。
若干凹みながらも、「早い返事どうもありがとう」と思うわけです。

しかし、editor's kickも1か月ほどかかる雑誌もあるそうです。
それなら早く言ってくれ!という投稿者の声が聞こえてきそうです。

ふさわしいと判断された論文は、reviewer(査読者)に送られます。
reviewerとは、似たような研究をやっている同業者のことです。
国際論文では、世界中にいるこの同業者たちに、メールを送り
abstract(抄録)を見せて、「この論文を査読したいものはいるか?」とreviewerを募るわけです。

この同業者によって論文をチェックする仕組みを
peer-review(ピアレビュー)といいます。
独りよがりな内容になったり、勘違い的な論文にならないようにするわけです。

国内雑誌では仕組みが違うようでどちらかというと初めから査読者は決まっているようです。

そして、査読者は、投稿されてきた論文を読んで、引用文献を調べて、
論文の論理展開に矛盾はないか、内容に新規性があるか、実験手続きは適切か、

などを評価します。

その評価に基づいて、編集長が掲載すべきかどうかを判断するわけですが、
判断については、大まかに下の4つに分けられます。

1:reject この論文はダメ。うちでは載せられない。ほかを当たってね。

2:major revise 大きな修正が必要(実験の追加、修正や文章の書き直しなど)。問題ありだけど、直してくれたら掲載するよ。

3:minor revise ほとんどオッケーだけどちょっとだけ手を加えてね(誤字・脱字や図の修正など)。

4:accept あなたの論文は雑誌に載せてもいいよ。投稿してくれてありがとう。

というような感じです。

acceptに一発でなることは奇跡に近く、ほとんどの場合は
なんどもreiewerとのやり取りを繰り返しながら論文を仕上げていくわけです。

major reviseになっても、実験やり直しとか書かれた日には、膨大な時間がかかるし、
仮に実験をやり直して、論文を書き直して投稿したとしてもそれでオッケーになるとは限りません。

研究者たちはある期間までにacceptされた論文が一定数必要な場合もあるわけで、
残された時間とreviewer達とのやりとりなどで、プレッシャーが半端なく、
言いようのないストレスを感じるわけで(笑)。
心臓に悪いですね。本当に。

reviewerのコメントは、かなり厳しいものが多く、
なんか、自分の論文が否定されてしまうようなものも普通にあります。
reject、major reviseでは当然のようにコメントでボコボコにされます。
そんなコメントをもらった時の気持ちを例えると、
勇気を振り絞って大好きだった人に告白したときに
「私はむしろあなたのことが嫌いだ」と言われてしまうような
人格すら否定されてしまった気になります。

僕は2回目のrejectの後は、文字通り3日間寝込みました。
精神的ダメージで体が動かなくなりました。
金曜日の夜中とかに連絡来るのやめてほしいです(笑)。
posted by さとし at 19:57| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月26日

ゼミ合宿

この土日と、大学院ゼミの研究室の合宿に参加しました。

みんなのプレゼンを聞いたり、飲みながら話したりしました。
みんな頭がキレて本当にすごいと感じました。

研究的シンキングというか、考え方がしっかりと出来ていて、
僕自身の視野の狭さも感じたし、
一人では絶対に気付かない事とかも共有できて、本当に意義がある2日だったと感じました。

まだ終わってませんけど。
飲み会の中で、僕はこれからどうするのかという話題も上がりました。

僕は本当に白紙です、
ただ、臨床で色々思うところがあって
大学院に入学してからは、

別に何を目的とするわけでもなく、
ただ、研究していると刺激になるからとか、
面白いからとか、それだけで続けてきたので、
向き不向きからいえば、正直自分には向いていないかもしれません。

あまり、学歴をつけて何かしたろうかっていう気もありません。
どちらかというと、好きなように生きたいような気持なので、
そんなライフスタイルをもてればいいなと今まで過ごしてきたわけで。

ある人が言っていたように、
口もうまくなく、要領悪い僕には、研究職も確かに選択肢の一つだとは感じます。
臨床重視か、研究重視か、それともそれ以外のことを重視するのか、
少し、落ち着いて考えてみようと思っています。

とりあえず楽しい2日間でした。0
posted by さとし at 22:00| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月24日

近況+論文アクセプト

大分久しぶりのブログです。
なぜ更新しなかったかというと、
採択されるだろうと思っていた論文がrejectされて、心が折れそうになってしまい
はたして、僕は偉そうにうんちくを垂れていてもいいのだろうかと思ったからです。
偉そうに物を語る前に自分を何とかしろ、と。

その上、論文投稿をした人なら分かると思いますが、rejectをくらった時のダメージは相当なものです。
文字通り3日間寝込んでしまい、そののち、しばらく鬱状態みたいになってしまいました。。。(笑)。

さらに、僕は小心者なので、投稿中は、webページで今自分の論文がどうなっているのか、が気がかりで、
半日おきに状態をチェックしたりと、心臓に本当に悪いです。

でもまあ、先日やっと論文もacceptされて大学院も出口が見えてきたので
改めてブログを書こうという気になってきました。

思い起こせばこの1年、意外と笑いあり涙ありの論文acceptまでの道だったので、
何シリーズかに分けて苦労話をブログにアップしようと思ってます。

なぜなら、僕自身、論文投稿中は、気持ちを落ち着かせるために、
あらゆる投稿論文のreject、rivisionに関するネット検索をしまくって、どうなるんだろう?と
情報を求めたからです。誰かの役に立つかなぁ〜と思ったりして。。

正直言うと確かに論文が採択されたのはうれしいです
研究は結構つらいこと苦しいこともあり、
心折れて、もうやめたい!と思ったころに、なぜかこういう
成功報酬がいいタイミングで出てきます。
この快感を知るとやめられなくなりますね。

でもまあ、
査読付き論文のacceptが博士学位申請の条件で、条件を達成できたのはうれしいですが、
博士の学位といってもハードルの高いものから低いものまで様々だし、
学部によってはif3以上の論文を3本とか、難易度高いものもあるし。
僕自身レベルからみても、とても達成感など感じられません。やりきった感もありません。
本当にまだまだです。

しかも、リハビリ業界の人は、なぜか勉強大好き、自己研鑽大好きな人が多いので
修士・博士の学位も近い将来当たり前になるかもしれません。

そういうわけで、いい気になりようがないわけで、
次、やりたいこともありすぎるので、少しずつ進めていきたいと思っています。

とりあえずブログ復活します!
posted by さとし at 21:12| 京都 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月19日

能力って?

今日は仕事の後、ひたすら大学院修士過程の時のデータを見直していました。
修士を修了してから、論文にして投稿したのですが、
速攻でreject(国内雑誌です)をくらい、しばらく現実と向き合うのが嫌で放置していました。

そうしているうちに、USBのデータがなぜか消えてしまい、もうおしまいだと思っていたのですが、、
先日部屋を掃除している時に、当時の実験の時の記録が色々と出てきたので、
改めて、大学の装置から生データを取り出し、解析をやり直しています。
何とか今月中に論文投稿まで持っていきたいと思っています。

修士論文を今、改めて見直すと、本当にひどい内容です。
背景もよく分かっていません。
解析の手続きが間違っています。そんなに有意差を出したいか?という感じです。
論文投稿にしても、投稿規定など読んでおらず、これで投稿したら当然rejectされるでしょう。

当時は自分自身、それすら分からなかった、という様です。
ということは、この2〜3年で自分なりに進歩はしているのかもしれません。
今いろいろと修正すればそれなりに形になるかもしれません。

ということで、最近、昔の自分を振り返って
進歩していると感じることがあります。

昔は、例えば、スポーツをするには運動神経のいい人の方がいいだろうし、
研究をするには、数字に強い人の方がいいだろう、と
人に向き・不向きがあると思っていたのですが

オリンピックやノーベル賞とか、
上に上にといけばそうなのかもしれませんが、
僕がやってるレベルであれば、
とにかくやること、そして続けることで、
ある程度はできるようになるというふうに感じます。

昔は運動神経がまったくなかったのに今カポエイラという武道を続けていたり、
数学が全くできなかったのに研究を続けていたり、
(今もとても褒められたもんじゃありませんけど)、
ついでに、対人関係が苦手だったのに理学療法士やってたりと。


それは、センスというよりか、積み重ねの方が大きい気がします。
となれば、人の能力っていったい何なのでしょう。

続けることも能力の一つなのですかね?
posted by さとし at 02:29| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする