2013年06月04日

「21世紀の薩長同盟を結べ」 倉本 圭造:著

「21世紀の薩長同盟を結べ」 倉本 圭造:著



コンサルタント業を営む著者が日本の経済とグローバリズムについて独自の視点で述べています。

つまり、どんどん貧富の差が拡大しブラック企業などにより若者が食いつぶされていますが、
引きこもりだった著者の弟が、お遍路さんなどの自分探しを経て
時期が来れば自ら行動を起こしテニスインストラクターになったという事を引き合いにし、

時期が来ればいつかは人は動き出すし、今のぎすぎすしたグローバル資本主義だけが
生きる舞台なのではなくて様々な生きる場所があるということを説明しています。

そして日本人には、物事の間をとらえる長所とも短所とも取れる独自の価値観を持っているため、
うまく新しい価値観をみんなで作り出そうと呼び掛けています。

読みやすいながらも内容は深く、なかなか読み応えのある本でした。
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『「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方』 岩田松雄:著

『「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方』 岩田松雄:著




元スターバックスジャパンCEOの著者が、部下に上司はどのようなことを求めているか、を
述べた本です。

前作『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』
よりも読む速度は速く、「ああ、そうだろうなぁ」と思いながら目を通しました。

上司も部下から認められたい。
部下がよくやったかどうかを判断するのは上司であって本人ではない。
冗談っぽく本音をいう

などなど。
サラリーマンなら読んで面白いかもしれません。
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2013年05月30日

「世界へはみ出す」金城 拓真:著

「世界へはみ出す」金城 拓真:著



この、U25 SURVIVAL MANUAL SERIESという新書?はいつも、ちょっと読み始めは胡散臭さを感じてしまいます。
常識にとらわれずに組織に縛られずに、自分のやりたいことで成功している若き実業家のような人が自分の半生をつづっているのですが、
このほかにも、安藤美冬氏とかいうノマドワーカーとか、家入一真氏という引きこもりから好きなことを事業にして成功した人とか。

おりこうちゃん思考の人や、安定した生活を求めて何もしないことが安定だと思っている若者たちにはそういう前向きな考え方が大事だと思います。
けれど、前述の安藤氏はネットワークビジネスとの関連も指摘されていますし、

一時少し僕も興味を持った自由人、高橋歩氏も、ネットワークビジネスとの関連が言われていますが、
どうも、この自由に生きる、自分らしく生きる、コンプレックスの塊から成功者に、というストーリーは
胡散臭いビジネスと親和性が高いような気がするのですよね。

それでも、金城氏のアフリカで事業を広げている姿勢は面白く感じましたが。
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「金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?」 堀江貴文:著

「金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?」 堀江貴文:著



元ライブドア社長の堀江氏が、服役中にメールマガジンで読者の質問に答えた内容についてまとめた本です。
超合理主義、空気を読まずに歯に衣着せずに物をいうような、損得で物事を処理する彼の考え方は
僕とはあまり一致するところは多くありませんが、
それでも、タブーを恐れずに発信を続けるその姿勢は面白く、勉強になります。
とりあえず、常に頭を働かして行動を続けることの大切さを質問者に説いていたのは共感できました。
彼は、残念なことに、日本でなければ様々な目標を達成できていたのでしょうが、
その空気を読まない行動力が危険人物とみなされて財界人や政治家によってつぶされてしまったのでしょう。

まあ、一読に値します。
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2013年05月21日

「こんな男に女は惚れる 大人の口説きの作法」 檀 れみ:著

「こんな男に女は惚れる 大人の口説きの作法」 檀 れみ:著



銀座の元ホステスが女性にモテる男性はどのような人なのかを書いています。
女性はどんな男性に好意を抱くのかなど。

よくあるモテルためのハウツー本です。
ある程度の男性心理・女性心理は説得力はありますが。
これ著者の見ている男性は、銀座のクラブに来るような偏った層であり、
著者自身もホステスなので、この本を読むであろう一般庶民に
どの程度活用できるのかなぁ〜とか思います。

こう思うようになったのは、自分自身
やはり年を取ったからでしょうか。
posted by さとし at 01:41| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月13日

『「これからの世界」で働く君たちへ』 山元 賢治:著

『「これからの世界」で働く君たちへ』 山元 賢治:著




もと、IBMからアップルまで、外資系会社に30年間勤めた著者が
日本企業と外資企業の違いや求められること、
スピーディーさ、問題意識などを解説しています。

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「知らないと恥をかく世界の大問題4 日本が対峙する大国の思惑」 池上 彰:著

「知らないと恥をかく世界の大問題4 日本が対峙する大国の思惑」 池上 彰:著





世界情勢の最新版アップデートです。

注目しておくべきことは、
・シェールガスの量産技術が確立したことで、アメリカの景気は再び上向きなっている。再び繁栄を取り戻すかもしれない。

・アメリカが自国でエネルギーを確保できるようになると、以前のような中東への依存度が減り、影響力が減る可能性がある。例えばアメリカの影響力が衰え板中東でイランがホルムズ海峡を封鎖などをすると、中東の石油に9割以上依存している日本は大打撃を受ける。

・中国は日本との尖閣諸島だけでなく、インドのカシミール地方・フィリピンのスプラトリー諸島・ベトナムとパラセル諸島などを自国の領土と主張し、実効支配を強めている。また、国内は共産主義体制で資本主義を行っているために社会の矛盾が拡大。環境汚染、バブルも弾け、貧富の差が広がり、役人の汚職などで人々の不満が爆発寸前。

・ロシアはアメリカのエネルギー革命のために天然ガスなどの輸出資源の価格が下がっている状態。また、プーチンは中国の脅威を封じ込めるために日本との問題を解決しようと考えている。就任して間がなく支持率が高い今なら北方領土問題を解決できる可能性がある。

・アフリカは若者が多く、エネルギーも豊富。ブラジルのように世界の資源生産地になる可能性がある。

などなどです。世界の中心は東アジアにシフトしています。
posted by さとし at 19:24| 京都 | Comment(0) | TrackBack(1) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月09日

「日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。」太田英基:著

「日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。」太田英基:著





若者に向けてのメッセ―ジ。

日本が不況だといっても、年収200万の人でさえ世界の上位3%に入っている。
もっとポジティブにアクティブに世界を相手に仕事をしようと、
日本を飛びだし世界中で働いている人たちへインタビューをしています。
動機や苦労、そして今どんなことをしているのか。

この本の中で面白かったのは、グローバルに人々とつながるためのツールやサイトの紹介です。

フェイスブック、ツイッターなどではない非常に新鮮な気持ちになりました。

例えば下のサイトがありました。

couchsurfing:登録している人が住んでいる家の空いている部屋に無料で宿泊ができる代わりに異文化交流ができる。
https://www.couchsurfing.org

linkedin:ビジネス交流がメインのソーシャルネットワークサイト。
http://jp.linkedin.com/

mylanguageexchange:世界中でランゲッジエクスチェンジパートナーを見つけることができ、ウェブで交流ができる。
http://www.mylanguageexchange.com/default_jpn.asp

などなど。ほかにも紹介されています。

時代はどんどんボーダレスになっています。
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2013年05月08日

「資本主義卒業試験」山田 玲司:著

「資本主義卒業試験」山田 玲司:著




小説としてはなかなか面白いものでしたが、
資本主義社会の生きにくさがテーマになっています。

主人公は、かねてからの夢であった漫画家になれ、収入もまずまず、
ヒット作品にも恵まれましたが、

心身をすり減らして漫画を書き続けなければ、今の生活を維持できない、
精神的にも病み、家族も崩壊し、
今までよりも収入は増えても生活はちっとも楽にならず、
むしろより苦しくなり、
学生時代に変わり者だといわれていた経済学の大学教授に
会いに行きます。

そうするうちに不思議な世界に迷い込み、
資本主義とは何かを探す旅に出かけるという
ファンタジーな内容となっています。
posted by さとし at 23:10| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月07日

「ビッグデータの覇者たち」海部 美知:著

「ビッグデータの覇者たち」海部 美知:著




ビッグデータとは、グーグルやフェイスブック、アマゾン、アップルなど蓄積されたデータを
ただの技術としてなく産業にも生かそうとしています。


その他もろもろの膨大なデータを扱う上での危険性や可能性について述べています。

なかなか面白かったです。
なぜか、ビジネス系の本ばかり読んでいます。
posted by さとし at 18:55| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月01日

『投資家が「お金」よりも大切にしていること』 藤野 英人:著

『投資家が「お金」よりも大切にしていること』 藤野 英人:著




タイトルからして、お金が絡む、自己啓発本のようないやな内容だと予想しましたが、
読んでみてびっくり、なかなか読み応えのある本でした。

失われた20年と言われていますが、低迷している企業は全て
努力を怠ってきた大企業であり、日本経団連の役員の大多数は、
その大企業の役員が所属している団体であること。

その一方で新たに起業された会社はバブルの時の数倍にも上っているとのことです。

真面目に仕事をしている会社が成長し、不健康な会社が没落するのは当たり前であるということを著者は述べています。

その一方で、「お金」というもののとらえ方にも言及しており(この辺は自己啓発本・投資本にも見受けられる内容ですが)、
お金は循環させるものであり、世の中に無駄なものは一つもないし、必要のない人や物もない。
投資とは、自分が儲けるためではなく、お金の巡りをよくすることで皆がハッピーになるためのものだとのことです。

日本人は世界でも勤勉で清貧だと言われていますが、
その一方でお金を失うのは嫌だ、自分や自分の身内だけの幸せを考えるために貯めこんでしまう人が多いとも述べています。

なるほど、確かにそうかもしれませんね。
posted by さとし at 01:32| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月25日

「嫉妬の法則 恋愛・結婚・SEX」ビートたけし:著

「嫉妬の法則 恋愛・結婚・SEX」ビートたけし:著



ビートたけし氏の男女論。
結局結婚しない方がいい、いいことはない。
家にはめったに帰らない方が夫婦関係はうまくいく、
男は育児関わるよりも外にでて生き方を見せろ、
などなど、とたけし氏独特の結婚観、恋愛観を述べています。


意外とリアルな、つまり現実的な考え方だと納得する事もあり。
若い男性が元気ないといわれる昨今はこのような考えは少数かもしれませんが・・・。
posted by さとし at 00:27| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「世界史をつくった最強の三〇〇人」小前 亮:著

「世界史をつくった最強の三〇〇人」小前 亮:著



世界史好きの僕としては非常に楽しく読むことができました。

よく言えば、世界史を動かした人物の人間臭さを記したもの。
悪く言えば、世界の偉人を大衆レベルまで引きずりおろしたもの。

つまり、世界に名を残している英雄、学者、政治家、もろもろの人物も、
半ば人格が崩壊していたり、感動的なエピソードが逸話であったりしているわけです。

歴史を中学生・高校生と授業で習っていたレベルでは、
「こんなことがあったのか」レベルでただ覚えていただけでしたが、

時代は違えど、人間のなすもので、
物欲、性欲、禁欲、名誉欲が絡むものもあれば、
私生活は借金やアル中、男装癖のある女性や、精神的に病んでいる人など様々です。

この本を読んだ限りでは、常識人の方が少なかった気がします。

簡単に例を挙げると、
ジャン・ジャック・ルソー・・・「社会契約論」を著し、人民主権や民主主義を、
社会契約説に基づいて提唱した、啓蒙思想家と言われていますが、
私生活では、女中を愛人として、10年間で5人も子供を産ませた挙句に5人とも養育院に入れてしまい、
自分の私生活を反省するということで自伝を出版するが売れず、時期を置いて再度自伝を出版したという人でした。
そもそも、本当の偉人は自伝など出版しない、といことです。

野口英世・・・言わずとしれた千円札にもなっている黄熱病・梅毒の研究者ですが、
私生活では、彼は借金をしてまで女遊びをつづけ、渡米のための資金を得る目的で婚約した斎藤ます子氏は、
「学がない、顔が醜い」と渡米した後は会わず、ただ金が必要となったときにのみ連絡をしていた、
また、名誉欲が強く、発表した論文はほとんどが追試不可能な内容であったとのことです。

コロンブス・・・アメリカ大陸を発見したヒトではありますが、梅毒をヨーロッパに持ち帰り、本職は奴隷商人であった。

ルイ14世・・・「太陽王」と呼ばれ、ブルボン王朝の最盛期の王ではありましたが、胃腸が弱く、常にトイレに行かねばならないために、
当時風呂に入らなかったフランス人に輪をかけてかなり臭う王だった。


などなど、そのような事が書かれています。
posted by さとし at 00:21| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月24日

ドラマ「高校教師」

久しぶりにyou tubeで見つけた。

学生時代、ほとんどテレビドラマとかみなかったし、
ラストの意味も分からなかったけれど、
この作品の切ない世界観は好きです。

いじめ問題とか、近親相姦とか、禁断の恋とか、
野島伸司の脚本は、刺激的な内容で視聴率を取ろうとしているようで
嫌でしたが、
このドラマは野島氏の最高傑作だと思います。

森田童子の歌もいいですね。

最後の動画は、偶然見つけたもので大爆笑してしまいました。



森田童子 - 僕たちの失敗



森田童子 / 男のくせに泣いてくれた ( ドラマ「高校教師」の挿入歌)
http://youtu.be/V8sMGKhoZ1Y

ニューハーフ版「高校教師」
posted by さとし at 20:38| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月21日

「欲情の文法」睦月 影郎:著

「欲情の文法」睦月 影郎:著



官能小説家で、800ほどの作品を書いている睦月氏が官能小説をどのように描いているかをつづった本。

睦月氏が注意していることや、いやらしさがでるような表現方法、場面設定、登場人物設定などが描かれています。

なぜ、この本を書く話になったのかはわかりませんが、
あとがきに書かれているように、
草食系が増えている今の男子に活を入れるためかもしれませんね。
著者自身も官能小説は儲からないし尊敬もされないと書かれていますが、
それでも1日たりとも休まずに書かれているということは
好きだからこそなのでしょうね。

僕自身は、官能小説はあまり読みませんし、
睦月氏の書かれているように、官能小説はあくまでも空想や妄想であり、
実際とは大分異なると思います。
つまり、ヴァーチャルではなくリアルな世界の方がなんにしても好きなわけで。

ただ、一時でもお世話になった立場としては、まあまあ興味深く読ませていただきました。
継続が大切であることは感じました。
posted by さとし at 17:25| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「政治の終焉」 御厨 貴、松原 隆一郎:著

「政治の終焉」 御厨 貴、松原 隆一郎:著




政党政治がなぜ空洞化したのか、安倍政権やアベノミクスのどこが問題なのかを対談しています。

日本の政治には対立軸がなく、最終的にはそれぞれの権力を守るための動きに終始しており、
政策論争がほとんどないことが問題であると僕はとらえました。

ここ10年ほどの政局を見ても、民主党・自民党の間に、
憲法改正、TPP、原発問題、高速道路などの公共事業などなどについて、ほとんど明確な論争や対立がありません。

かつて、中選挙区制から小選挙区制に制度が変更になったとき、アメリカのように2大政党制となり、
ダイナミックに政策が変わる事を目指していたことも、当時の世論(マスコミによるコントロール)などで記憶しています。

しかしながら、それらも現在は機能せず、戦前の大政翼賛会のように考え方に大差なく、
ある意味民主主義の危機とも思われる状況が近づきつつあります。

戦前と現在の違いは、日本が当時の国際情勢のように、植民地を求めて進出する、という野心がないことではありますが・・・。

僕は仕事など自分を取りまく環境上、体制に批判的な意見を聞く機会が多いですが、
(残念ながら僕自身はそれらに同意しているわけでもありませんが)、

小選挙区制がうまく機能しないことなどは、昔から彼らが主張してきたことと意外に合っており、
今、巷で言われている問題点なども当時から言われていたということです。

なかなか面白いですね。
新聞にせよ、テレビにせよ、おそらく先見の明を持っているとは思うのですが、
その時点では何も言わず、事実として生じてから後追いで解説をする。

いずれにせよ、なかなか読み応えのある本でした。
posted by さとし at 02:49| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「野心のすすめ」 林 真理子:著

「野心のすすめ」 林 真理子:著



小説家・エッセイストの林氏が野心や向上心を持つことの大切さを述べています。

彼女の言う、3流と1流の差は、意識の違いにあり
飛行機でビジネスクラスに乗りたいか、エコノミークラスに乗りたいか
などの向上心、成り上がりたいという意志の強さが大切だと述べています。

言わんとしていることは非常によくわかりますし、
彼女が晩婚の本屋の娘として生まれて、
将来に対する漠然とした不安を覚え、
学生時代にいじめられていじめっ子に対して反骨心をもち、
成り上がりたいという気持ちでキャリアアップに勤しんで、
今の名声と地位を得たことについては納得できました。

しかし、あまり共感できなかったのは、
成り上がりたい、有名になりたい、金持ちになりという気持ちは、
結局は自分のためだけであるということでした。

世の中のための働きたい、
困っている人のために働きたい、
世の中をもっとよくしたいというモチベーションのもとで
自分の仕事を成功させている人もいますし、
僕自身はそのようになりたいと思うのですが、

林氏の文章からはそれらについてはなにもインスピレーションは感じませんでした。
まあ、一つの考え方として自分の中に取り入れます。
posted by さとし at 02:22| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月20日

知の逆転 (NHK出版新書 395)

知の逆転 (NHK出版新書 395)



ジャレド・ダイアモンド
ノーム・チョムスキー
オリバー・サックス
マービン・ミンスキー
トム・トレイン
ジェームズ・ワトソン

の6名の知の巨人に対するインタビューをまとめたものです。
専門以外の質問に対しても非常に造詣の深いことを述べられており、
興味深い本でした。
個人的には
オリバー・サックス氏に対するインタビューが
自分の最近の関心ごとと重なり面白く感じました。
posted by さとし at 10:51| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「池上彰のニュースから未来が見える」池上 彰:著


「池上彰のニュースから未来が見える」池上 彰:著




池上彰氏の非常にわかりやすく解説している国際情勢・国内情勢の
最新版アップデートです。

最近の国際情勢を読んでいると、我々はの直面している日々の出来事は
決してきれいごとではなく、リアルタイムで動いているのだなぁ、と感じます。

国歌と国家の間のやり取りについても
先進国の軍事介入や、仲裁など、
それらの建前は平和や人権や、自由や民主主義などであっても、
本音ではすべてが先進国の利害に基づいているわけで、
人ひとりひとりの命なんでごみのようだと思うと、
やるせなくなりますね。
でもそれがこの地球で起きている現実なんです。

特に、最近の中国の動向についての解説については
書面を裂いて解説をしていましたが、
アメリカや中国の現代の時代背景や各国の事情に伴った
客観的な解説がなされており、面白かったです。

国際連合(United Nation)とは、第二次世界大戦における連合軍(United Nation)
と同じ言葉であるにもかかわらず、
まるで、第二次世界大戦後に、平和を担うための組織として
新しく発足したように言い換えられていますが
(少なくとも、中学・高校の歴史ではそう教わりましたが・・・)

実際には第二次世界大戦後の世界秩序を守るための戦勝国の組織そのままなのですね。

この事例一つとっても、日本人と諸外国の認識のずれを感じますね。

2度の世界大戦を経て、戦争のない平和な世界をつくる=戦勝国による国際秩序の維持とも
言い換えることができます。

そして中国もその戦勝国に入っており、
現在の横暴ともいえる中国の膨張にもそれらの背景に基づいた高度な戦略が組み込まれている、

などなどです。

世界は本当に日々激動していますね。
posted by さとし at 10:35| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月15日

内田さんに聞いてみた 「正しいオヤジ」になる方法 内田 樹, 木村 政雄:著

内田さんに聞いてみた 「正しいオヤジ」になる方法 内田 樹, 木村 政雄:著



内田先生の本は大抵チェックをしています。
最近は対談形式が多いですね。

この本は、木村氏と時代背景と「オヤジ」についてのとらえ方、
世の中のオヤジはどうあるべきかなどを話しています。

面白かったのは、
広告代理店による分析データとのことですが、
小泉改革の時の郵政選挙の時に
A層、B層、C層、D層と選挙民を分類しています。

A層は構造改革に肯定的でかつIQが高い層
B層は構造改革に肯定的でかつIQが低い層
C層は構造改革に否定的でかつIQが高い層
D層は構造改革に否定的でかつIQが低い層

そのなかでB層を以下のように規定しています。
「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」
「主婦や老人、低学歴の者」

つまり、流されやすい人、うわべだけのことに熱狂する人であり、
今の日本はB層化している。だから彼らをターゲットにして報道を行えば世論をコントロールできると
いうことです。

僕は基本的にテレビは見ませんし(家にない)、
時々職場や知人の家で見ることはありますが、
非常につまらないというか、
世の中の人はテレビ番組についてどう思っているのかは知りませんが、
僕は大半の番組は堕落させるための情報だと思ってしまうわけです。

低学歴で子だくさんの大家族が子育てに奮闘するスペシャル番組や
昼のバラエティーで誰のそっくりさんだとか、
どんなにお金を持っているかにいちいち驚いたり面白がったりする番組とか、
芸能人の内輪話や身内があつまってどんちゃん騒ぎをする番組とか

そもそも、音声を消しても、テロップでどこで笑わせればいいかを制作側が意図しているので
注意を向けて見なくても内容が分かってしまう。

ただでさえそのような前提があるのに、
やらせがあって問題になったり、
場の空気をよんだコメントしか求められないニュースがあったりするわけです。

つまり、ジャーナリズムとは程遠い世界があるわけです。

しかし、時々良質な番組もあります。
先日報道されたNHKの大王イカの撮影などは称賛に値すると思います。

ここまで書いてきて、何が言いたいかというと、
B層、つまり流されやすく、深く考えず、熱狂しやすい、IQの低いもの(言い方悪いですが、上述の分類を基にすると)
を対象としているために、ここまで落ちぶれてしまったのだな、と。

自分をどうこう言うつもりはありませんが、それは面白く感じるわけがない、と思うわけです。


それともう一つ、
対談の中で、最近の若者は家族を大事にしたり、授業を真面目に聞いたりと
60代の人たちと共通する部分があるように感じると述べられていました。

それは、人生遠回りの僕が、年下の人と一緒に専門学校や大学院で勉強をしている時にも
感じることですが、
仕事について真面目に向き合うし、人間関係もすごく大切にしている気がします。
ゆとり世代とか言われてますけど、マスコミが言うてるほどかなぁとも思います。

アラフォーの僕らの世代は、モラトリアム世代といわれていて、
真面目にやることが格好悪い、熱くなることが格好悪いという空気がありました。
小学校から高校まで、半ば崩壊していた授業もありましたし、
なんとなく、上に反抗するのをよしとされていた印象でした。
おそらく日本を担っていくのはこれらの世代なのかなぁと思ったりもしています。
日本の未来はそれほど暗くはないと感じました。
posted by さとし at 03:48| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする