2017年10月24日

成功者が実践する「小さなコンセプト」 (光文社新書) 新書  野地 秩嘉 (著)



成功者が実践する「小さなコンセプト」 (光文社新書) 新書  野地 秩嘉 (著)

さらっと読みました。成功した人がどんなことを大切にしているかを3〜4ページにまとめたものです。
身が引き締まる思いでしたが、一番良かったのは最後の高倉健さんのエピソードですね。
俳優は顔を見られるから、毎日美容院に行く、時代劇だと1ヶ月前から刀を差して生活をする、
偉い人そうでない人分け隔てなく接するところなどもです。
プロ意識に本当に頭がさがる思いでした。
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2017年10月21日

バカ論 (新潮新書)ビートたけし



バカ論 (新潮新書)ビートたけし

読みやすくて一気に読んでしまいました。
いろんな物事に対して歯に衣着せずに言いたい放題の文章で、面白かったです。
笑いってやっぱり、そういう、世間体とか権威を笑い飛ばしたり、
物事の裏の面をチクリと刺したりするものだ、と思ったりするもんです。

たけしさんは権威に流されずに自分に正直に生きてますよね。
そんなところは見習わないとな、と思います。
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2017年10月13日

ハーバード日本史教室 (中公新書ラクレ) 新書 佐藤 智恵 (著), アンドルー・ゴードン (著), デビッド・ハウエル (著),その他



ハーバード日本史教室 (中公新書ラクレ) 新書 佐藤 智恵 (著), アンドルー・ゴードン (著), デビッド・ハウエル (著),その他

この本は、ハーバード大学で日本についてのなんらかの研究をしている研究者に対して
なぜ日本に興味を持ったのかとか、日本についての提言などをインタビューしたものでした。
まあ面白かったですけど、巷で流行りに自画自賛本みたいな感じもしました。
日本ってこんなにすごいんだ、日本って世界でこんなに愛されるんだ、みたいな。
テレビでも多いですよね。こういうの。
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2017年10月12日

健康格差 単行本(ソフトカバー) マイケル・マーモット (著), 栗林 寛幸 (監修), 栗林 寛幸 監訳 (その他)



健康格差 単行本(ソフトカバー) マイケル・マーモット (著), 栗林 寛幸 (監修), 栗林 寛幸 監訳 (その他)

このような本を職場のある人に勧められて読んでいます。
内容はいわゆる公衆衛生で、
健康問題は、ただ単なる生活週間だけではなくて社会や環境にも影響されるのですよ、という事が書かれています。
なんというか、僕は多少は理系の思考もあるのでもう少し堅苦しくてもよかったかな、という気も・・・
読みやすそうでわかりにくいというなんとも言えない感じです。
文面はかなり噛み砕かれているんですけど。
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2017年10月10日

逆襲される文明 日本人へIV (文春新書) 新書 塩野 七生 (著)



逆襲される文明 日本人へIV (文春新書) 新書 塩野 七生 (著)

塩野氏の本は読んだ事がないんですけど、この本を読んで読んで見たくなりました。
文章を読んでいて、やはり洞察が深い。描写が見事。
イタリア人に住まれているとのことで、少し引いた目で日本の政治経済を俯瞰されていて
「へえ〜そんな考え方があるのか」など思いながら読みました。
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2017年10月06日

来週

来週は東京で内輪の研修会でポスター発表があります。
ポスターは一応作りました。
本当は一人で進めた方がスピードも速いし、
精度も高くて質の高いものができるんじゃないか、と思います。

思うように事が進まないのでもどかしさがありますが、
中でも、やる気のない人、やりたくない人を動かすほど辛いものはない、と思います。
僕の中でも職場の質の向上たために色々と考えている事があって、
それらは、上の人にも伝えたことだし、
ちょっと懇親会などに参加して色々と情報を集めてこようと思っています。

というわけで世間は連休なんですね。
僕はいつもと変わりません。
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2017年10月05日

ミレニアル起業家の 新モノづくり論 (光文社新書) 新書 仲 暁子 (著)



ミレニアル起業家の 新モノづくり論 (光文社新書) 新書 仲 暁子 (著)

読了。面白かったです。大学から色々とビジネスを起こすことに面白さを感じた著者が、ゴールドマンサックス、フェイスブックと渡り歩き、日本で会社を起こしています。

これからのビジネスの立ち位置とか仕事との向き合いかが、著者を含めて、生まれた時からネットインフラが整備された環境にいるミレミアル世代がどのような考え方をしているのか、どのような働き方をしたいのか、などを述べていました。

著者が時々、自分の考えや生い立ちなどを書いているのですが、ご両親が研究者だったそうです。
「両親が騙されているのではないかと思っていた時期があった」などの記述がありますが、
深い洞察や理路整然とした文章はそのような環境から育まれたのだろうし、
不安定な両親の生き方から早く自立をしたいと思ったのだろうなぁ、と
そんなことを感じました。

若い人はいっぺん読んだ方がいいと思います。刺激を受けます。
posted by さとし at 09:19| 京都 ☁| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月04日

関わり方

今日も、仕事です。
バタバタでした。
前回、研修の関係で代わりのスタッフに行ってもらった利用者さんがいるのですが、
いろんなスタッフを比較していて「どうせ運動するのだから気楽に楽しくしてくれる方がいい」、
というようなことを言っておられました。
人によって、相性とか性格とかあるのですが、
その人がどんなことを求めておられるのかを評価したり、考えたりするのは大切であって、
ただ運動するだけではなくて、
心理的なアプローチでも人の情動などから変化するので、
こちらもどのように変わって欲しいかを考えながら
関わらないといけないなぁ、と改めて感じました。

というわけで、今日の夜は自分の時間が結構あるので
色々と溜まっていることを片付けます。
posted by さとし at 18:24| 京都 ☀| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月23日

禁じられた抱擁 デジタル・リマスター版 [DVD] カトリーヌ・スパーク (出演), ホルスト・ブッフホルツ (出演) 



禁じられた抱擁 デジタル・リマスター版 [DVD] カトリーヌ・スパーク (出演), ホルスト・ブッフホルツ (出演)  形式: DVD

最近は歳のせいか、エロ本とかエロビデオよりもエロなアートの方が見たくなったりして、
これはエロティシズムというのですか?、
それがそれなりの人間の本質であって、表現することがある種芸術として確立しているわけでもあるわけだし、
そう言うところに僕もやっと気がついたのかもしれません。。

昔もスタンリーキューブリックの「ロリータ」とか「アイズワイドシャット」とか見ました。
「ナインハーフ」とかも見ました。

前の記事でも書きましたが、「エロス展」というものがある映画館で開催されたという情報をきっかけに
そういう映画をいろいろ見てみようかという気になったのですが、その関係で
この「禁じられた抱擁」というものも見て見ました。

とりあえず、僕はカトリーヌ・スパークは初めて知ったのですけど、
べっぴんさんですね。演技なのか天性のものなのか知りませんが、
こういう映画の女優さんを見ておくと変な女の人に騙されずにすむのかもしれません。

これからも、たまにはこういう映画も見てみようと思います。
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少女椿 [DVD] 中村里砂 (出演), 風間俊介 (出演), TORICO (監督) 形式: DVD



少女椿 [DVD] 中村里砂 (出演), 風間俊介 (出演), TORICO (監督) 形式: DVD

京都のみなみ会館というミニシアターで、来月「エロス展」というものが開かれるそうです
(たまたまポスターで見かけた)。

どんなものかと調べてみたら、エロアート的な映画を3日間、一日中上映するそうなのです。
面白そう、いってみたい、しかし時間がない。仕事あるし、

そういうわけで、レンタルビデオ屋でレンタルできないものかと、
探しにいって、唯一あったのが上の「少女椿」という映画でした。

あとは、店員さんに聞くと、
見つからなかった映画の中でも
VHS時代はあったけれど、DVDになってから廃刊になった、というものも結構ありました。
「シンガポールスリング」とか「ソドムの市」は、今回はなかったけれど、昔あったもんなぁ、、、

というわけで、上述の「少女椿」ですが、
フアンの間では結構名の知れたエログロもので、漫画やアニメが元々あったらしいですね。
ネットで感想や批評を読んでいると、
セットが安っぽいとか、キャストの演技が下手だとか。
主人公のみどりちゃんが幼児じゃないとか、エログロシーンが弱いとか、
そういう声がありました。

僕は、原作も知らないし、先入観なしで見ることができたので、それなりに楽しめました。
安っぽいセットも、わざとそうしているのかな、とか
弱いエログロシーンも自分の頭の中で修正したりして。
昭和初期の設定のようですが、不思議の国のアリスみたいな、ファンタジーワールドみたいな感じもしました。

ストーリーは(ネタバレ含む)、
みどりは、貧しい家に生まれて、病気の母親を看病しながら花を売ってその日暮らしをしていましたが、
母親を亡くしてしまい、「赤猫座」という見世物小屋に引き取られて暮らしていました。
しかし、見世物小屋ではいじめられ、虐げられ、虐待され、人間以下の生活をしていたのですが、
奇術師の「ワンダー正光」が一座に加わってからは、ワンダー正光に気に入られ、
環境が一変します。
みどりをずっと自分の手元に置いておきたいワンダー正光でしたが、
みどりが女優になりたい、という夢を叶えるために、ずっとみどりをバックアップして、
そして最後は自分の不思議な力を緑にあげて命を落とすというストーリーです。

映画をみたのみの感想ですが、
みどりちゃんは、年齢はわかりませんが、20歳を超えたいい大人でしょうが、
子供のような、髪型やミニスカート、黄色に赤の水玉という幼児的な服装をしています。
口数は少なく、誰か依存する人を探しており、家が貧しくてしっかりとした教育を受けてこなかったせいか、
女優への道を歩き出してからは、セリフも覚えられず、演技もできず、ワンダー正光の奇術に頼って成功の階段を登っていきます。
小さい頃から親や周りの人からちゃんと愛されることのなかった子供が、
いつでも誰か保護者になってくれる人を探している、歪んだ成長をしている
メタファーなのかな、とか感じてしまいました。原作をそのまま実写にしたせいだけかも知れませんが。

あとは赤猫座の芸人たちは教育もないし、倫理観もないし、自分たちがよければよい、的なスタイルで生きています。
みどりちゃんを殴ったり蹴ったり、可愛がっていた犬を殺して食べさせたり、
それがワンダー正光が現れてからは、媚び出したりするわけです。
わかりやすい動物的姿勢が、人間の汚い部分をよく描写しているなぁ、と感じました。

総括すると、僕は結構面白かったです。
映画とか絵画って、僕はこういう人間の本質的な面が、狂っていようが病んでいようが、
垣間見えるものが好きだったりしますし、芸術として評価が高かったりするのだと思うのです。
いい子ちゃんが表現した、誰でもわかるものなんて見てもなんら面白くないですもんね。
大衆映画や娯楽映画はあまり好きじゃないです。

この映画は、ちょっとB級感はありますが、脳内補正して見ればそこそこ楽しめるのではないでしょうか。
posted by さとし at 15:33| 京都 ☁| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

子どもの脳を傷つける親たち (NHK出版新書 523) 新書  友田 明美 (著)



子どもの脳を傷つける親たち (NHK出版新書 523) 新書  友田 明美 (著)

この本は非常に興味深く、面白く、一気に読んでしまいました。
最近は、幼児虐待のような関わり方はマルトリートメントと呼ばれているのですね。
マルトリートメント(maltreatment=不適切な養育)とは、

一般的に言われている、虐待とか、ネグレクトとか、その様な明らかに不適切な関わり方だけでなくて、
親の心無い言葉とか、親からの体罰(暴力)、兄弟間の差別、
両親の不仲や、両親の喧嘩など、その他色々な親からの行為によって、

トラウマになってしまった子供たちは脳が変形してしまうという衝撃的な研究結果
を中心に解説しています。
例えば、性的マルトリーメントをうけた子供の脳の視覚野は健常な子供よりも萎縮するそうです。
どの様に子供とか変われば良いのか、などを解説していました。
posted by さとし at 23:29| 京都 ☔| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月11日

ダンゴムシに心はあるのか (PHPサイエンス・ワールド新書) 新書  森山 徹 (著) リベラルという病 (新潮新書) 新書  山口 真由 (著)

昨日読んだ本



ダンゴムシに心はあるのか (PHPサイエンス・ワールド新書) 新書  森山 徹 (著)

この本は面白かったですね。ダンゴムシの習性について観察してわかったことを実験方法も交えて書いてあります。
「心」とは何か、というのは難しいです。最近、ロボットでも議題にされていますね。



リベラルという病 (新潮新書) 新書  山口 真由 (著)

こちらは山口氏がアメリカの司法制度について書いていました。
正直、司法については門外漢なので僕にとっては難解な感じはありましたが。
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2017年08月28日

都市と野生の思考 (インターナショナル新書) 新書  鷲田 清一 (著), 山極 寿一 (著)



都市と野生の思考 (インターナショナル新書) 新書  鷲田 清一 (著), 山極 寿一 (著)

こちらも読みました。この本も対談形式を文字にしたものですが。
京大の現総長と阪大の元総長の対談本ですが、ゴリラの生態と人間社会や
京都(京都大学と関連)で、京都の雑然とした価値観が良いとか、
京都にポジティブな意見が多かったので、やっぱりそうなのかな?と感じたりしました。

面白かったですよ。
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アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書) 新書  内田 樹 (著), 姜 尚中 (著)



アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書) 新書  内田 樹 (著), 姜 尚中 (著)

読みました。
内田樹先生の本はよく読みます。多分「日本列島辺境論」あたりから
最近の本は全て目を通してるんじゃないか、、、って思うんですが、
どうもここ最近は食傷気味です。
新書なので仕方がないかもしれませんが、書き下ろしが少なくて、
誰かと対談してそれを文字起こしして書籍にしたって形式が最近多いし、
ちょっと手抜き感を感じたりします。それはそれで読みやすくていいんですけど。

「絶対にそうなんです」みたいな物事に対しての言い切り口調も
「ほんまかいな」と最近はツッコミ気味です。
良書だとは思うのですが、
ちょっと自分自身、しばらく距離を置いたほうがいいのかな。

この本は、今の政治や行政についての反証的な内容が述べられていたし、
そういう視点もあるんだな、と感じられた点では面白かったです。
posted by さとし at 01:34| 京都 ☀| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月27日

「君の名は。」神木隆之介



「君の名は。」神木隆之介

DVDで見ました。
結構話題になっていた映画ですし、どんなものかと思ったのですが、
迂闊にも途中寝てしまいました。慌ててもう一度見ましたけどね。

この映画をみて何も心が動かされなかったのは、
残念ながら僕が穢れた大人になってしまったからなのでしょう。。。
本当に残念です。

純粋な人にとったら面白いかもしれません。
夢の中で知らない男女が入れ替わって、
それはいつしか時空を超えて出会って両思いになる、みたいなファンタジーですし。
ただ、何というか、まず、感動させようというのありきというか、
この映画で監督は何を伝えたいのか、というメッセージを残念ながら僕には感じることができませんでした。
ストーリの設定についていけなくて、僕の感性が鈍ってしまったからかもしれません。
青臭い思春期の時に観れていたらなぁ。

登場人物の感情表現が少なく、個性があまり感じられませんでしたし、
挿入歌を歌っているバンドの歌が適所適所で挿入されて、
何となく気持ちをノセられた感じで、ノリで無理やりなストーリーが展開されていく感じです。
全体的に軽いんですよね。それがいいのかもしれませんけど。

昔、ライトノベルで「世界の中心で愛を叫ぶ」とかいう小説が大ヒットして、
映画になりドラマになり、日本中が涙した(らしい)ですが、
僕は原作を読んで、その、いくら何でも白血病で免疫力の低下している人を
オーストラリアに連れて行こうとして病院から連れ出すという設定が
普通なら泣くところかもしれませんが、
そんなことはありえないとか思ってしまい、
あったとしてもそれは刑法で何か処罰されてしまうようなことじゃないのかとか
覚めた感想を持ってしまったのですが、
普通ならそこまでの純愛にみんな涙するのでしょう。

しかし、そのセカチューと同じようにこの映画も無茶苦茶な設定に色々ツッコミを入れるのではなくて、
時空を超えて男女が惹かれあって、結ばれました、という事実に感動してくれ、ってことなんでしょうか。

昔、大林宣彦監督の「転校生」とか、その原作の「俺があいつであいつが俺で」という山中恒さんの
原作を観たり読んだりしましたけど、それも男女が身体はそのままで中身だけ入れ替わってしまうという
同じような作品でしたけど、何故面白かったんですよね。
それは僕がただ多感な時期に読んだからだけなのか、
映画に求めているものが違ったからなのか・・・。

そんな感想を持ってしまいました。
なんか、軽い浅いと感じてしまって
本当、素直に楽しめない自分がちょっと嫌になります。
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2017年08月17日

歴史に「何を」学ぶのか (ちくまプリマー新書) 半藤 一利 (著)


歴史に「何を」学ぶのか (ちくまプリマー新書) 半藤 一利 (著)

この本は、僕の中で今年読んだ新書の中で1、2を争う読んでよかった、本かもしれません。
著者の半藤氏は、あの「日本のいちばん長い日」を書いた人だそうですし、
昨年読んだ本も、確か、日本国内ではほとんど話題になることもない、旧日本軍の
731部隊の人体実験についての色々な資料に基づいた情報について述べられていました。

この本は、かなり中学生や高校生向けに向けられて書かれているのでしょうか、
非常にわかりやすく、語り口調で書かれているのですが、
半藤氏の造詣の深さを感じられずにはいられませんでした。
文体もユーモアがあり飽きず、そして歴史についての記述は引き込まれるように読んでしまいました。
半藤氏が坂口安吾氏を師匠としていたのも面白かったですし、そのエピソードも面白かったです。
また、戦争・東京大空襲体験者として、自分の経験や、経験者の記述、そして史実をまとめて自分なりの考えを展開するところなども非常に感銘を受けました。しかも非常にわかりやすい。

特に最終章の、第二次世界大戦が始まるまでの世界情勢、
特にヒトラーが政権を握るまでの世界の不況状況やブロック経済化、
ドイツの貧困とカリスマの出現を望んていた民衆の様子など、
または日本の満州事変や上海事変に至るまでの日本の軍部の暴走の背景など、
全ては腑に落ちるように読むことができました。
この本は読む価値があります。

僕も半藤氏の本も色々と読んで見たいなぁ、と思います。

posted by さとし at 01:50| 京都 ☁| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月16日

「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524) 新書 –   永井 孝尚



「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524) 新書 –
  永井 孝尚

自己啓発っぽい本だったのですが、NHK出版なのでちょっとどんなものか読んで見ました。
内容は、人工知能(AI)が、発達してきて、仕事がなくなるとか言われていますが、
今までの産業革命での蒸気機関車であったり、活版印刷であったり、
仕事が機械に奪われたらそのあとは新しい仕事が作り出されるもので、
AIが社会に浸透すると、また新しい仕事が作り出されるのだろう。

そして、それは、コンピュータが自動的に行うことのできないような仕事だろう、と著者は言ってます。
士業は機械でできそうなので難しいが、弁護士やコンサルタントなと、個別に対応しなければならないような仕事が
これから生き残る、と述べておられます。

確かにそうかもしれませんよね。
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2017年08月14日

ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか?: キャリア思考と自己責任の罠 (ちくま新書) 新書  福島 創太 (著)



ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか?: キャリア思考と自己責任の罠 (ちくま新書) 新書  福島 創太 (著)

この本は、少し前から「意識高い系(笑)」と呼ばれている人たちの思考や行動を調査しています。

「意識高い系(笑)」とは、自己啓発本を読んでいたり、ネット上で頻繁に自分が仕事や勉強に打ち込んでいる姿をアピールしたり、自己陶酔したような書き込みをしたりしてやたら自分をアピーツしているような人のことを言うようです。
そして、一般的な視点からは地に足をつけておらず、自分の夢などのふわふわしたことばかりを述べているような人たちや、時事問題などを必要以上に語るような人も含まれます。また、他の人たちを見下しているようなところもあります。

常見陽平氏が作り出したらしい、この「意識高い系(笑)」という言葉は、語尾に(笑)とそれが決して肯定的な
故障ではないことを示しています。

この本では、そのような人たちに焦点を当てて、どのようなキャリア形成を目指しているのか、
なぜそのような働き方をしたがるのか、ということを調査しています。

結論としては、日本でも終身雇用が崩れ、社会形態の変容によって
個人の力で社会を生きていくために、必然的にそのようなスタイルになったのだろうと著者は述べています。

まあ、それはそうではありますが、こんなご時世においても淡々と働いて結果を出して
着実のキャリアアップしている人もいるわけですしね。。。

僕の周りにもこのような人たちはいますが、
他の人たちの評価と、自己評価の高さのギャップが大きすぎて
見てられませんけどね。
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2017年08月07日

欲望という名の電車 オリジナル・ディレクターズカット [DVD]



欲望という名の電車 オリジナル・ディレクターズカット [DVD]

前々から気になっていたこの映画ですが、想定外に良かったです。
1951年の映画という驚きの古さではありますが、「風ともに去りぬ」以来の
ビビアン・リーを見ることもできました。
演技力は抜群でした。

あらすじはネタばれも含みますが、
裕福な家の出で、ステラの姉であるブランチが、
地主である両親と死別し、居場所がなくなったためにステラ夫婦の家に居候することになったところから始まります。
ステラ夫婦は貧しく、いわゆる貧民街で必死に生きているわけですが、
ブランチは何不自由なく両親の元で暮らしてきたために、
ステラ夫妻の生活環境に驚き、軽蔑すらするわけです。
一方で、多少情緒が不安定なブランチは、ステラの夫・スタンリーはの友人に言い寄ったり、虚言を吐いたり、
様々なトラブルを起こして結局スタンリーから家から出て行くように追い詰められてしまうのです。

ブランチは地元でも、男性を誘惑する素行の悪さが有名で、教師をしていた頃に教え子を誘惑したりで地元にいられなくなった、とのことでした。また、自分の言葉が原因で元夫が自殺したこともありトラウマを抱えていました。

結局、欲望のままに生きようとして、世間から拒絶されたブランチは、精神を壊してしまい、精神病院に送られてしまいます。

ブランチが、欲望のままに生きようとした理由を考えると痛々しいというか、哀れだというか、
生まれた時から欲しいものは全て手にして育ってきたのに、徐々に失われて行く自分の万能性とか、
両親の死により没落してきた自分の栄華を取り戻したかったとか、
どんどん歳をとって若さを失って行く自分とか、
どんどんど自分が理想の自分とかけ離れて行くが故に、それを取り戻そうとして結局自滅していった、
そんな感じがしたのですが、人間の業とは何かを考えさせられました。

posted by さとし at 18:22| 京都 ☔| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月06日

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書) 新書  NHKスペシャル取材班 (著) 伊藤くんA to E (幻冬舎文庫) 文庫 柚木 麻子 (著)



縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書) 新書  NHKスペシャル取材班 (著)

この本は少子化・人口減に伴って色々な影響が出始めている日本の状況について北海道の夕張市を中心にルポしてました。
人口減は喫緊の問題ですけれどね。どうすればいいんでしょうね。




伊藤くんA to E (幻冬舎文庫) 文庫 柚木 麻子 (著)

この本は、「自己愛」をメインすえた小説と言ってもいいんでしょうか。
けれど、伊藤くんにも、その周りの人たちにも何かしら共感できることがあって
なんというか、自分の内面と照らし合わせて胸が痛みました。

伊藤くんは、いい大学を出て、ルックスも良く、人当たりもいいのだけれど、
自分大好きで傷つきたくない、社会や会社から厳しい評価をされたくないから
就職もしないし、恋愛で傷つきたくないから特定の恋人も作らない。
そしてそんな自分を正当化するような事ばかりを言っている。
けれど、自分の存在を認めてくれて、自分のわがままを聞いてくれるような女性を求めて
色々な女性を振り回す、そういう一般的にはどうしようもない人なのですが、
伊藤くんに振り回される女性もちょっと何かしら問題がある人ばかりで、
そんな彼らのやり取りがリアルすぎてあと味は非常に悪いですが、面白かったです。
posted by さとし at 14:31| 京都 ☀| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする