2021年05月06日

DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ (角川新書) 新書  坂村 健 (著)


DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ (角川新書) 新書  坂村 健 (著)

デジタルトランスフォーメーションのことをDXと言うそうです。
マイナンバーをはじめとして今の激動の世界の中で的確に意思決定をするためには
デジタル化・データ化が必須であることを著者は説いています。

世界でイニシアチブを取るには、情報やシステムをオープンにすることが主流となりつつあります。
日本のものづくりや経験も大事ではあるが、今やIT大国だった日本は小国エストニアに教えを乞うような有様になりつつあります。
そのために日本人の意識改革が必要であることが述べられていました。

言われることはまさにその通りでTRONの開発に携わり第一線にいる著者なので説得力があると感じました
しかしなぁ〜、という感じです。
日本は政府が国民から信頼されていないのです。
意識を高めるのは民だけでなく官もであって、
マイナンバーも、昨今のコロナ禍のような危機状況で
接触状況を調べたり、ワクチン接種に利用したり、ということや
確定申告時の手続きの簡素化なら大賛成なのですが、

今や商用利用しようとする意見が出てきたりというニュースが出てくるのは何故か。
要するに、そういう利用の仕方を考えている支配層が一定いるから
皆、嫌がっているのではないかと思うわけです。

しかし、日本の世界の流れからの遅れには本当に呆れるものがあります。
最近では自動車産業業界からの電気自動車を推進することにより
日本の自動車産業の技術が失われたり、失業者が出ると言った提言。

それはそうではありますが、
そもそもハイブリッド自動車も電気自動車への移行期間として製造されたはずですし、
自国から発信する機会はあったはずだと思うわけです。

国産ワクチンを作る必要がある、という動きも。
どんなウィルスかわかって、すでにワクチンが作られて、
そこから国産ワクチンを作ると言うわけで、
すでに答えが出ているものに対して、製品を作るということで、

未知のものに対する研究能力・資金がない
日本の現状が表れているようです。

そんなことを思いながら読んでしまいました。
posted by さとし at 18:04| 京都 ☀| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月02日

内側から見た「AI大国」中国 アメリカとの技術覇権戦争の最前線 (朝日新書) 新書  福田 直之 (著)


内側から見た「AI大国」中国 アメリカとの技術覇権戦争の最前線 (朝日新書) 新書 福田 直之 (著)

中国在住で取材を続けている著者が、中国の内部から見たIT技術についての報告を記述しています。
読みやすく非常に興味深い内容でした。

まず、現在の米中摩擦で述べられていることとほぼ同じことが報告されていました。
5Gや量子コンピュータが実用化されると、
現在の技術は役に立たなくなり、中国はそこ分野に注力することで世界の覇権を狙っている。
人権やプライバシーに対する意識が希薄な中国では個人情報のやりとりがしやすく
膨大な人口があるためにさまざまな情報が日々溢れ出ている。
それらを使い自動運転技術などでは米国よりも先行しているものもある。

しかし、半導体の製造などの基礎技術がない。
アメリカはその弱点をついて輸出に規制をかけている。
中国は自国生産を急いでいる。

かつて、日本が半導体や自動車業界でアメリカを超えようとした時に
非常に強い圧力がかかった時と現在の中国は非常によく似ている。
本気で潰しにくる。

中国では自国企業を支援してきたが、その企業が巨大になりすぎると
規制をかける。アリババのジャック・マー氏などは当局を批判したために
圧力によって引退を余儀なくされたとされている。

あとは、中国で企業した人たちにインタビューをしていました。
成功した人、失敗した人様々だが、中国のエネルギーを感じずにはいられませんでした。
posted by さとし at 11:29| 京都 ☔| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月05日

増補版 駆け出しマネジャーの成長論-7つの挑戦課題を「科学」する (中公新書ラクレ 722) 新書 中原 淳 (著)


増補版 駆け出しマネジャーの成長論-7つの挑戦課題を「科学」する (中公新書ラクレ 722) 新書 中原 淳 (著)

中間管理職などのマネジャーがぶち当たる壁について、
多面的に解説していました。
年上部下や中途採用者のマネジメント、外国人の活用法、社の方針の伝え方、などなど。
僕も色々も現場で色々と見てきましたが、プレイヤーからマネジャーに役割が変わるときに
多くの人が経験する先例なのかもしれません。
特に経験者が入職してきたときにどんな気持ちなのか、
年上部下にどのようにして仕事に馴染んでもらうのか、
自分の言葉で噛み砕いて会社の方針を伝えることの重要性など。
今後、自分にも役立ちそうな内容が多く書かれていました。
posted by さとし at 09:47| 京都 ☔| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月22日

キューポラのある街


キューポラのある街

吉永小百合さんのデビュー作ということで、ある方がお勧めしていたのもあり、前から気になっていました。
1960年代の若者の群像、社会などが結構丁寧描かれていた、90分があっという間でした。
今では差別用語でカットされるようなことも言われていたり、
窃盗、婦女暴行など今なら描写に配慮するだろうシーンも結構大胆に描かれれていました。
在日朝鮮人の祖国帰国事業なども普通にシーンとしてありました。
北朝鮮に渡ったジュンの友達は今どうなっているのだろう?とか。
貧困で親が「ダボハゼの子はダボハゼだ」と子に進学させずに働かせるという環境。
酒乱の父がいるから家の外に勉強に行くジュン、
現代では信じられないような時代だけれど、今は放送倫理とか色々あって
隠すようになったのかもしれません。
(僕は小学校の頃まではなんとなく肌感覚では信じられるような空気がありましたが)
吉永さんの演技も素晴らしかったですが、
そんな時代の中でも逞しく自分の力でイキろうとしている子どもたちにすごく
胸を打たれました。
posted by さとし at 01:19| 京都 ☔| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大学教授、発達障害の子を育てる (光文社新書) 新書  岡嶋 裕史 (著) 賢慮(けんりょ)の世界史 国民の知力が国を守る (PHP新書) 新書  佐藤 優 (著), 岡部 伸 (著) 仕事と人生 (講談社現代新書) 新書  西川 善文 (著)


大学教授、発達障害の子を育てる (光文社新書) 新書  岡嶋 裕史 (著)

自閉症の息子の育児や自身の自閉症の気がある性格についてわかりやすく楽しく書かれています。
自閉症の子はアニメやゲームに夢中になる、プログラミングとも親和性が高い、そうです。
確かに分かる気がします。アニメは2次元なので人間ぽくない、
ゲームも実体験ではなくて仮想空間、プログラミングはコマンドを打てば反応する、
というわけで、人の複雑で予想不可能な感情や意思疎通を介せず、
自分の中のストレスがかなり軽減されるのだろうな、、と。
色々とテクノロジーも発展しているので、
発達障害の人にも活躍の場が作れるといいと思います。


賢慮(けんりょ)の世界史 国民の知力が国を守る (PHP新書) 新書  佐藤 優 (著), 岡部 伸 (著)

覇権の野心満開の中国に対する話題がほとんどでしたが、日本、アメリカ、ロシアなどが
どのように国際情勢に対して対応しているかを対談しているものでした。


仕事と人生 (講談社現代新書) 新書  西川 善文 (著)

昨年亡くなられたそうですが、著者の銀行マン時代の仕事に向き合う姿勢や生き方などを語っています。
posted by さとし at 00:58| 京都 ☔| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月18日

カラスをだます (NHK出版新書 646) 新書 塚原 直樹 (著)


カラスをだます (NHK出版新書 646) 新書 塚原 直樹 (著)

カラス研究者の著者がカラスの日常や、どうすれば生活に害を与えないのか、ということを解説しています。
また、カラス研究者を志すようになったきっかけも書かれていて、
今に至るまでの色々なエピソードが面白かったです。
研究者ならではの苦労話も楽しく読ませていただきました。
posted by さとし at 18:43| 京都 | Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月24日

一段落

本日は祝日でしたが
職場の交流集会の企画運営があり、
無事終えることができました。
昨年9月から右往左往しましたが、

最終的に盛り上がり、「よかった、勉強になった、楽しかった」
という声も聞かれてよかったです。

本当、僕はアイデアさえも実は出していなくて、
メンバーなどの意見をひたすら実現できるように動いてきました。
それが良かったか悪かったかはわかりませんが、
みんなでつくりあげるというスタンスを大事にしたかったし、
僕のための企画ではなく組織全体としての企画だと大前提にあると思ったからです。
みんなで作り上げたものが本当形になったことは、
カタルシスを感じます。

みんなで意見を出し合うという企画が受け身でなく、
程よくゆるく、しかし発言を強制されないという環境で
良かったのかもしれませんね。

とりあえず、一つ肩の荷がおりましたが、
やることがまだまだあります。

論文の再投稿、
サルコペニアについての研究サーベイ、
そしてコロナについての調査研究デザイン、
これらを早急に終わらせなければ。

あとは、子連れ親子へのレクリエーション企画を実験的に進めていこうと思っています。
posted by さとし at 00:19| 京都 ☁| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月25日

ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」 (角川新書) (日本語) 新書 川村 隆 (著) 自動車の社会的費用 (1974年) (岩波新書) 新書 – 古書, 宇沢 弘文 (著)


ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」 (角川新書) (日本語) 新書 川村 隆 (著)

日立グループが巨額の赤字を抱えていたときに、工場長の立場だった著者が社長に就くように依頼され
色々と改革を行なっていた経験やビジネスマンに伝えたいことなどを記しています。
この本の中で印象に残った言葉は「人がもっとも成長するのはしんどい思いをしたとき」というものでした。



自動車の社会的費用 (1974年) (岩波新書) 新書 – 古書, 宇沢 弘文 (著)

自動車という便利な乗り物ができた一方で、交通事故や環境破壊が進む。特に大気という公共の資源を汚染することについて
解説しています。当時は自動車というツールでしたが、今でも原発、ペットボトル、いろいろなものを当てはめることができます。
読みやすく、現代にもロジックが適用可能で考えさせられる本でした。
posted by さとし at 22:52| 京都 ☁| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月11日

世界のニュースを日本人は何も知らない2 - 未曽有の危機の大狂乱 - (ワニブックスPLUS新書) (日本語) 新書 谷本 真由美 (著) あの人はなぜ定年後も会社に来るのか (NHK出版新書 644) (日本語) 新書 中島 美鈴 (著)



世界のニュースを日本人は何も知らない2 - 未曽有の危機の大狂乱 - (ワニブックスPLUS新書) (日本語) 新書 谷本 真由美 (著)

コロナ禍で、日本政府の対応のまずさが指摘され諸外国の対応と比較されているが、
実際は、隣の芝生は青く見えるとばかりに、欧米諸国もその国の気質に基づいた混乱んがあり、
日本では欧米を美化したイメージがあるようだが全くそうではなく日本の方が優れているところがある、
とイギリス在住の著者が書いています。
参考程度で良いと思いますが、違う視点から日本や世界を見ることができます。



あの人はなぜ定年後も会社に来るのか (NHK出版新書 644) (日本語) 新書 中島 美鈴 (著)

認知行動療法や職場のメンタルヘルスを実践する著者が、定年後の夫婦をケースにして
どのようにしたら「仕事の縦のつながり」でなく「家族や地域や友人との横のつながり」を構築できるかを説明しています。
明日は我が身ですが、ケースは末期症状と思わずにいられないものもあり
ここまで解説しなければならないのか?とも感じました。しかし必要としている人がいるのですよね。
posted by さとし at 22:55| 京都 ☁| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月30日

はやぶさ2 最強ミッションの真実 (NHK出版新書) (日本語) 新書 津田 雄一 (著)


はやぶさ2 最強ミッションの真実 (NHK出版新書) (日本語) 新書 津田 雄一 (著)

先日、リュウグウの物質を地球に持ち帰った「はやぶさ2」のプロジェクトについて
リーダーである著者が書いていました。
科学者・専門家をまとめ上げて、
それぞれのこだわりや目指すもの、
求められる結果や現実との兼ね合い、
それを踏まえた上でのさらなる挑戦など
その時の様子がリアルに伝わってきました。
posted by さとし at 23:31| 京都 ☔| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月16日

そこにある山-結婚と冒険について 角幡 唯介 (著)


そこにある山-結婚と冒険について 角幡 唯介 (著)

冒険家で同年代で考えてることも似ていると勝手に自分で思っている著者のエッセイ。
以前の作品のようにアグレッシブな内容ではなくなった印象ですが、
結婚してからの心境(結婚が自分の意思とは無関係に起こりうる出来事であること)や、
結婚するまでは時間も行動も自由にできていたが、人の言葉を借りて自分を表現していた気がする。
結婚してからは色々と不自由があるにも関わらず、内面的には自由を得た、というようなことを
書かれていましたが、わかる気がしました。

他の人と身も心も共有することは、最初は非常に抵抗感がありましたが、
そのうちに人生とはそういうものだと思うようになる気がします。
自分一人でなんとかできる、道を切り開くことができると思っていましたが、
結局は色々な人に影響されて、色々な人に支えらえて、
そういう環境の中で踊らされている存在に過ぎないのですよね。
組織の歯車は嫌だと昔は思っていました。
しかし、人は社会の中の歯車であって、ヒトは地球上の色々なものの歯車(循環するもの?)に過ぎないのです。
そう思い出してから、またこれまでとは違った面白さを感じるようになってきた、と自身も思います。
自分にできることは、自分をハブにして他の人に伝えることかなと思ったりしてます。
posted by さとし at 23:21| 京都 ☀| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月15日

日没 桐野 夏生 (著)


日没 桐野 夏生 (著)

トータル的には、エンターテイメント色の強い筋書きでした。
近未来で小説家の主人公は突然、「小説の内容がそぐわない」という理由で
逮捕され、更生施設に入れられてしまいます。
そこにはかつて仲間だった小説家がいて
不審な死を遂げている。
そのような中で主人公は必死に抗おうとするが・・・
という話でした。
ラストが衝撃と皆言ってましたが、まさにそう。

僕自身はこのような表現の自由が制限されることが
日本を比喩している、という風には感じませんでしたが、
一部は当てはまる。しかし、中国でも北朝鮮でも
レッドバージが吹き荒れたアメリカでも
軍国主義時代の日本でも似たようなことはあったでしょう。
組織である以上は職場でもサークルでも家族でもあるでしょう。

正当なことを主張しても病気だと片付けられてしまったり、
立場の上の人がとるような軽蔑したような態度など
僕もどこかしらで立ち振る舞っているようなことがあるでしょう。

そんな側面がちらちらと見えたので、
他人事とは思えませんでした。
posted by さとし at 18:19| 京都 ☁| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月06日

独裁の世界史 (NHK出版新書) (日本語) 新書 本村 凌二 (著)


独裁の世界史 (NHK出版新書) (日本語) 新書 本村 凌二 (著)

大学受験での世界史で、
文章としては丸暗記した(させられた)ものでしたが、
歴史にこんな文脈があったとは。とても面白かったです。
そして、現代で危惧されている様々な不安定な世界情勢は
全て、過去の歴史で繰り返されているということを感じました。
ギリシア・ローマの民主制、共和制、独裁制で
すでに現在の民主主義の中のポピュリズムによる国の分断や
独裁色の強いトップの出現など、
何度も繰り返されています。
我々は今一度、歴史を振り返る必要があると感じました。
著者の言う、独裁者でも民主主義であっても
バランスを取れる思慮深い者であれば政治がうまくいくという言葉は
歴史的にはそうであるのですね。
posted by さとし at 23:16| 京都 | Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月29日

部長って何だ! (講談社現代新書) (日本語) 新書 丹羽 宇一郎 (著) ポストコロナ期を生きるきみたちへ (犀の教室) (日本語)  内田 樹 (編集) よみがえる天才4アレクサンドロス大王 (ちくまプリマー新書) (日本語) 新書 澤田 典子 (著)


部長って何だ! (講談社現代新書) (日本語) 新書 丹羽 宇一郎 (著)

著者が商社で働いていた頃に、部長職についていた頃を回顧しながら
必要な立ち振る舞いや生活スタイルなど経験をもとに書かれていました。


ポストコロナ期を生きるきみたちへ (犀の教室) (日本語)  内田 樹 (編集)

中高生をを対象に知識人たちが先の見えない時代に何をすれば良いか提言していました。


よみがえる天才4アレクサンドロス大王 (ちくまプリマー新書) (日本語) 新書 澤田 典子 (著)

確か山川書店の世界史の教科書ではアレクサンドロス大王については1ページにも満たない分量だったと思いますが、
不明な点が多かったそうですが、研究が進んで色々わかってきているそうです。
彼の生涯について色々学ぶことができました。
posted by さとし at 10:04| 京都 ☁| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月19日

イノベーションはいかに起こすか: AI・IoT時代の社会革新 (NHK出版新書) (日本語) 新書  坂村 健 (著)


イノベーションはいかに起こすか: AI・IoT時代の社会革新 (NHK出版新書) (日本語) 新書  坂村 健 (著)

東洋大学情報連携学部INIAD学部長の著者が、これからの世情から
情報社会の中でどのような技術が求められるのか、などを解説しています。
世の中の価値が情報にシフトししつつある現代では、
形としてやモノではなくて、仕組みやシステムの方が価値を置かれる。
そのような中で旧態依然とした日本では、
せっかく可能性を持って起業したベンチャーも世界で渡り合えるまで発展せずに
潰されていく、
中国など、高待遇、自由な環境で研究者を招き入れている国に流出していることを憂いていました。

実際、本当に、個人的には残念と思うことで、
せっかく高い技術があったり、
水で動く自動車も、スマートフォンも、iモードもそうですが、
ソニーの音楽のネット配信
日本では早くから開発していたのに、
制度や権利やいろいろなものが障壁となって、
悪く言えば既得権益をもっている立場からの反対で
そこから先がなく、
結局、海外の企業から日本に入ってきて、日本は受け入れるという
残念なことが繰り返されています。

これから電気自動車の時代になるのですが、
ガソリン車から電気自動車に変わるということは、
世界一の性能を持ったガソリン車用のエンジンが不要になるわけです。
自動車産業は、確か、ハイブリッドエンジンは
電気自動車は時期尚早ということで途中経過的な含みも込めて開発したものだったと
記憶しているのですが、
それが、いつの間にか自動車業界の中で遅れを取っているということになったりしているので。

新しいイノベーションを生み出すには新しいものが発展するような環境が必要ですし投資も必要なので、
選択と集中ではなかなか難しいかもしれません。

と、思ったりします。
posted by さとし at 12:58| 京都 ☀| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月01日

共鳴する未来: データ革命で生み出すこれからの世界 (河出新書) 宮田裕章 (著) 人新世の「資本論」 (集英社新書)  斎藤 幸平 (著)


共鳴する未来: データ革命で生み出すこれからの世界 (河出新書) 宮田裕章 (著)

ビッグデータを活用した社会の作り方やあり方について書かれていました。
ビッグデータを活用することで都市集中の働き方が変わるでしょうし、
ヘルス分野や環境問題は新しいアプローチができる、
その一方で、倫理的な部分での考慮や支配権力が独占しないようなシステム作りをするのはどのようにすれば良いか
などが書かれていました。読みやすく、考えされられます。



人新世の「資本論」 (集英社新書)  斎藤 幸平 (著)

環境問題が待ったなしな現代において、化石燃料を人類が使用し始めてから温暖化が進んでいる時代を
人新世と名付け、マルクスの資本論を新しい解釈でどのように世界が変わっていって、
どのような社会を作り出せば良いのかを提案しています。
自分が子どもの頃に、環境を汚染すれば自分たちに戻ってくると、教わった記憶がありますが
記憶の彼方へ。そして、実際に今地球で起こっていることは地球規模で起こっているだけのことです。
産業廃棄物は途上国で保管、アマゾンの森林破壊により地球規模での気候変動、
地球として考えると物質は閉じているので、非常に危機的なのですが、
グレタさんがなぜこれほど評価されるのか、自分自身は理想に燃える若者の主張程度に
軽く考えていた節がありましたが、現状をこの本で知って整合性を感じました。

上記の二つの本もそうですが、未来についての新しい価値観の提案について書かれている新書ですが、
大体、資源や価値の共有、という者で共通している気がします。
落合陽一氏も、山口周氏でも。




posted by さとし at 02:35| 京都 | Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月31日

「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 (光文社新書) (日本語) 新書  山口 慎太郎 (著) 家族のトリセツ (NHK出版新書) (日本語) 新書 黒川 伊保子 (著) 闇に魅入られた科学者たち―人体実験は何を生んだのか  NHK「フランケンシュタインの誘惑」制作班 (著) 殺す親 殺させられる親――重い障害のある人の親の立場で考える尊厳死・意思決定・地域移行 児玉真美 (著)



「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 (光文社新書) (日本語) 新書  山口 慎太郎 (著)

タイトルの通りデータを元に結婚、出産、子育てについて分析したものです。
出生体重が人生に大きな影響を与える、母乳VS粉ミルク、帝王切開で産まれてくる子どものリスク、幼稚園と保育園に通った子の将来など、
データを統計解析しているのですが、個人的にはこれが真実かと思ったりして消化不良でした。
その家族家族の経済状態や教育歴や生活習慣や遺伝子や生活習慣など色々な背景があるのに、自然分娩や母乳で育てた方が将来健康になる、など
あまりにも雑な分析であったりただ数字をこねくり回しただけのような。
けれど、ちゃんとデータで示すことが大事なんだそうです。そうかもしれませんが。
まあ、そうなのか、程度で読むにはいいかもしれません。



家族のトリセツ (NHK出版新書) (日本語) 新書 黒川 伊保子 (著)

「〜のトリセツ」で有名な著者の本だそうです。内容は、まあ配偶者や子に思い通りに行かないからとイライラカリカリしないで、
いい加減に、認めている方が家庭円満で子は将来も才能を伸ばしますよ、という本です。
これも、著者の家庭が成功モデルのように書かれていますが、そういう関わり方もあるのかという気持ちで読むといいかもしれません。


闇に魅入られた科学者たち―人体実験は何を生んだのか  NHK「フランケンシュタインの誘惑」制作班 (著)

研究に倫理がいかに大切なのか、ということがこの本のテーマなのかもしれません。
科学者は好奇心から研究しますが、それが時に暴走することもある、ということでした。
ドーピング、スタンフォード監獄実験など。ロボトミーも紹介されていたのは驚きました。



殺す親 殺させられる親――重い障害のある人の親の立場で考える尊厳死・意思決定・地域移行 児玉真美 (著)

アシュリー事件を中心に同じ境遇の子を持つ著者が生命倫理についてを記したものです。
当事者ならではの色々な思いが綴られています。

posted by さとし at 01:17| 京都 ☀| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月28日

教育格差の経済学: 何が子どもの将来を決めるのか (NHK出版新書) (日本語) 新書  橘木 俊詔 (著) パンデミックの文明論 (文春新書) (日本語) 新書  ヤマザキ マリ (著), 中野 信子 (著)


教育格差の経済学: 何が子どもの将来を決めるのか (NHK出版新書) (日本語) 新書  橘木 俊詔 (著)

教育格差について経済的な視点で調査したもの。

習い事の人気ランキングやかかる費用、
親のどのような関わりが子の学歴を上げるのか、
保育園と幼稚園と認定こども園、
どれが子どもにとってそれぞれどんなよいところ、よくないところがあるのか、
親の年収と子の学歴、など
リアリティのある内容ですが色々とためになりました。
教育歴と所得の関係が色々と報告されていますが、
切っても切り離せないってことなんですね。



パンデミックの文明論 (文春新書) (日本語) 新書  ヤマザキ マリ (著), 中野 信子 (著)

コロナ禍の中、2人の著者が色々と対談しています。
ヤマザキさんがイタリア在住ということで日本との比較文明論みたいになっています。
やはりヤマザキさんの話は教養に溢れていて面白いですね。
posted by さとし at 23:13| 京都 ☀| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月25日

面白いことは上司に黙ってやれ*日本発の新ビジネスを生み出すには? (光文社新書) (日本語) 新書 春日知昭 (著) 盗まれたエジプト文明 ナイル5000年の墓泥棒 (文春新書) (日本語) 新書 篠田 航一 (著)


面白いことは上司に黙ってやれ*日本発の新ビジネスを生み出すには? (光文社新書) (日本語) 新書 春日知昭 (著)

ソニーを退職して新しくロボットベンチャーを立ち上げた著者の、経歴や
ベンチャーを立ち上げてみえた日本の企業や風土の問題点など
あとは会社に所属していても自分株式会社の社長でいる意識を常に持つことなどが書かれていました。


盗まれたエジプト文明 ナイル5000年の墓泥棒 (文春新書) (日本語) 新書 篠田 航一 (著)

著者はエジプト在住の記者です。
失礼な話ですが、専門家でもないのに面白いのかと思いましたが、
内容は非常に話題豊富でエジプトの古代から現代に至るまで
色々なことが書かれていました。
ナポレオンやアレクサンダー大王、小学生の頃に読んだツタンカーメンの墓を調査した
カーターやカーナボン卿、シャンポリオンなど
今までうっすら学んだ人たちが登場してきて心躍りました。
posted by さとし at 00:54| 京都 ☁| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月14日

人類の選択: 「ポスト・コロナ」を世界史で解く (NHK出版新書) (日本語) 新書  佐藤 優 (著) あなたの職場の繊細くんと残念な上司 (青春新書インテリジェンス) (日本語) 新書  渡部 卓 (著)


人類の選択: 「ポスト・コロナ」を世界史で解く (NHK出版新書) (日本語) 新書  佐藤 優 (著)

コロナ禍における生き方について過去の哲学や文学から思考しているものです。また国際情勢においても感染症がローマ帝国時代から大きな影響を与えてきたことが書かれていました。面白かったです。


あなたの職場の繊細くんと残念な上司 (青春新書インテリジェンス) (日本語) 新書  渡部 卓 (著)

最近の部下の働き方・関わり方について上司が心得るべき内容が書かれていました。高度成長期時代のモーレツ社員的な働き方を今の若手は求めていない、
共感・理解をを示し丁寧に仕事を振ってくれる上司がいる職場は離職率が低くてパフォーマンスが高いそうです。
まあ、今更といえば今更なのですが管理職は一読する価値があるかもしれません。


posted by さとし at 00:20| 京都 ☁| Comment(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする