2017年06月19日

できない脳ほど自信過剰 単行本 – 池谷 裕二 (著)



できない脳ほど自信過剰 単行本 – 池谷 裕二 (著)

脳に関する最新知見をわかりやすく数ページで紹介しているものです。
とても面白かったし、驚く情報が満載でした。

特に衝撃的だったのは、マウスが死ぬときの
心臓が止まってから完全に生命活動が停止するまでの
数分間の間の脳波を調べたところ、
最後の数分間は、非常に強いトップダウンの脳波(シータ波)が出現していたという情報です。
つまりトップダウンとは、実際に体を動かさないで頭の中でイメージするということで、
死ぬ前に色々なことを思い出すとか、死ぬ間際に一命を取り留めた人が三途の川を見たとか、
色々な記憶が走馬灯のように一瞬で駆け巡ったとかいう人がいるのは、
そのような脳活動のせいかもしれませんよね。
池谷氏は、神様からの最後の贈り物では、と言われています。

あとは、コミュニケーションの知見ですね。
昔神聖ローマ皇帝のフリードリヒ二世が、
人は言葉の源を知りたく、何も言葉を聞かせないで育てたら、
最初に発する言葉は何なのかを調べるために
たくさんの孤児を引き取って、侍女に赤ん坊に話しかけないで世話をした結果、
赤ん坊は全員死んでしまったという、ヒトにとってコミニュケーションは
どれほど大切なのか、という知見がありました。

この本はオススメです。

posted by さとし at 01:22| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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