2015年01月18日

Health promoting hospitals and services

昨日今日と東京にいます。

ヘルスプロモーション関連のセミナーに参加しています。
HPHネットワークというもので、
健康増進活動拠点病院(Health promoting hospitals and services;HPH)の略です。
座学は久しぶりでした。

同じ病院グループの仲間が集まったセミナーなので堅苦しい空気もなく、
講演もいつものような雰囲気で、分かりやすかったです。
セミナーは、国際HPHのCEOであり、スウェーデンのるんど大学教授でもあるハンヌ・ターネセン教授を招待しての国際講演を行うなど、力の入れようがすごいとも思いました。

僕も施設や地域でこのプロジェクトをひっぱって行かなければならない立場ですし
何をすべきかという問題意識を持ちながら聞いていたわけですが、

この取り組みについて、「評価したい点」」と「疑問に思う点」が自分の中にあるのです。

「評価したい点」は、やっとエビデンス(根拠)に基づいた地域医療にやっと取り組みだしたか、という点です。
科学の世界においてはエビデンスに基づいてデータによって説明することは必須ですし、
データでもって仮説を証明して論文にまとめて世に出してアウトプットしていく、
そして、少しづつ世の中を変えていくという取り組みが必要だと考えています。
いくら、地域病院で私たちは貧しい人のために一生懸命頑張っています、と声を上げてたところで
「そうか、それは大変だね」と、国が認めて医療のあり方が変わるのかな、
と考えれば、そうではないと思うわけです。

政治に訴えかけるような政治活動も確かに大事かもしれませんが、
こういう医療や科学の世界での正攻法といいますか、データでんもって発信していくという
取り組みを始めたことは、評価すべきだと思います。

で、「疑問に思う点」というのは、なぜ、
国際HPHに加入して取り組みを始める経緯になったのか、という点です。
僕が属しているグループは、地域医療については非常にレベルが高いと思ってますし、
主観的な視点でしかないのですが、定期的に開く地域懇談会とか、
患者会とコラボして生活状況が心配な人を尋ねに行ったり、
ホームレスに炊き出しをしたり、医療費が払えないような低所得者に対して相談に乗ったりもしています。
国際HPHネットワークに所属するまでもなくその気になれば、
世界レベルで地域医療のリーダーシップをとることができるくらいのポテンシャルがあるかと思うのですが、
現時点ではそうはせずに、国際HPHに評価される、認められる道を選んだと。
国際HPHの指針に沿って取り組んでいくのは、
混沌とした臨床について一度整理するのにはよいかもしれませんが。
トップダウン方式になるのではないかと思ってしまうのです。

しかし、やはり楽しみでもあります。今後どうなるか。

というわけで明日も行ってきます。

posted by さとし at 03:21| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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