小説を書くためのテクニックを中心の内容です。
小説や物語を書くことについては、
あまりにも僕の関わっている世界とはかけ離れたジャンルなので
興味本位で読んでいました。
著者は、物書きのために専門学校の講師をしているそうです。
どのような小説にもある程度のテンプレートがある。
そこに登場人物や舞台設定をあてはめれば、誰にでも物語を書けるようになる、
と述べています。
どのような小説にもパターンがあり過去から現代に向けて名前を変えて
作られている。
ただし、webの普及によって、安易に文章を発信することができるようになり、
この物語自体が壊れまくっていて、
「私が何者か」と分析するような小説よりも私小説に近い、
「私を分かってほしい」「私が」「私が」というような物語が
出てきている、と述べています。
つまり、現代の小説の様子に警鐘を鳴らされているわけです。