2017年03月08日

世界から格差がなくならない本当の理由 (SB新書) 池上彰+「池上彰スペシャル! 」制作チーム



世界から格差がなくならない本当の理由 (SB新書) 池上彰+「池上彰スペシャル! 」制作チーム

一気に読むことができます。分かりやすくて読みやすい内容でした。
アメリカでトランプ大統領が誕生して驚きで受け止められていますが、
アメリカの貧富の差の拡大が実際問題どのようなものかというレポートなどもありました。
アメリカでは富裕層が自分たちの税金が有効に使われるように、富裕層で集まって市として独立していたり、
富裕層はタックスヘイブンで税金逃れをしている。
トランプ大統領の所しているゴルフ場もヤギを7頭飼うことでリゾート地ではなく農場と見なされて
税逃れをしているという現状など、
富めるものはどんどんと資産を貯めている一方でそうでないものとの格差がどんどん広がっているという現実が、
アメリカだけではなくて世界規模で広がっているという話です。

特にグローバル経済は国の国境をなくして国同士の関わりが深くなることでなくてはならない関係になることで
戦争が起こりにくくなる反面、力の弱い国の安い労働力を求めて企業が国外へ出て行くので失業者が増えます。
そして企業ばかりが利益を得て、一般庶民には還元されないという社会になってしまいます。
今世界中で起きているポピュリズム・保護主義はグローバル経済の反動から来ているからとも考えられますけれど、
世界史の流れからして保護主義が台頭してくると戦争が起きてるんですよね。
そして、このような経済の膨張と収縮は、残念なことに産業革命の頃から何度も繰り返されて来ているんですよね。
歴史は形を変えて繰り返されるんですよね。

社会主義とかマルクス主義とか、現実には何度も国としては試みては失敗しているわけですけれど、
マルクスの資本論って19世紀にすでにこのような状況になることを予想していたわけで本当にすごいと思います。
しっかりと読んでみようかなぁ、と思ってます。昔よりは今の方が理解できるかもしれませんし。
posted by さとし at 00:27| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする