2015年06月26日

ヒトのつながり

臨床にいると、色々な人と関わるわけで、
僕らはリハビリテーションサービスを提供するわけですが、それと引き換えにと言ってはなんですが、
利用者さんの生活に寄り添うわけで生活の評価をしたり本人さんの希望を聞いたりするわけです。
在宅に近ければ近いほどそれらの占める割合は強くなるわけで、

利用者さんと人間同士の付き合い(といっても基本的にはサービス時間だけの関わりですが)もあるわけですし、生活場面での素の姿を見ることもあるわけです。

若い人でも障害を負うという自分はしたことのない体験をされているわけですし、
年配の人でも自分の倍以上の人生を過ごして来られた方なのでそういう人たちの生活にお邪魔させてもらうのは
ちょっとした雑談の中にもすごく学ぶことが多かったりします。

精神病に関しても、躁状態であっても自分がやりたいことに関して突っ走れるのは
ある意味すごいことだと思うし、おそらく芸術家とか、世界を切り開いてきた人は
それだけ爆発的な周りの声を物ともせずに、命を削って作り上げてきたわけだし。
そもそも、芸術は普通の人が書いたお行儀のいい作品なんかは誰も見たくないだろうし、
多少壊れたような人の作った作品の方が人の本質を感じたり、魂を揺さぶられるものがあったりするわけです。

そういう人たちと関わっていると、健常とは何かとか、正常がいいことなのか、とか色々と考えてしまいます。

また、リハビリテーションとして、ヒトにとって本当に大切なことは、体を動くようにすることよりも(だけではなく)、体が動かなくても過ごせるような環境や人間関係の構築ではないかと思ったりするわけです。

最近はそういうことを考えされられる利用者さんと関わる機会が多いので、
ついつい書いてしまいました。
明日の晩からは四国に行きます。
posted by さとし at 03:01| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月18日

「高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか」 加藤 俊徳:著

結構本は読んでると思うのですが、
今日たまたま手に取った本はこれでした。
「高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか (PHP新書) 」 加藤 俊徳:著



よくある自己啓発的なビジネス本だと軽い気持ちで手に取ったのですが、
内容がとても面白かったです。社会脳を中心とした脳機能を中心に、

高学歴である人がなぜ、社会では優秀であるとは限らないのか、
天才と言われる人はどのような脳構造をしているのか、
高齢化社会ではどのような生き方をしていけばいいのか、
自分から動く人は30歳を超えても脳は発達し続ける、
健全な脳は新しい刺激を求めつづける

などを解説しています。

そして著者のことを恥ずかしながら知らなかったのですが、
あとで調べてびっくり。fNIRSを最初に開発した人だったのですね。
知らなかったことが恥ずかしいです。

読んでいてすごくためになること色々と書かれてあって、
例えば、僕とかは部屋がわりかし散らかっていても平気なわけですが、

常に部屋を片付けられない人は自閉症スペクトラムなどの病気があるかもしれませんが、
自分の部屋は汚くても、公共空間は片付けているような人は、
自分の情報を整理できていない人が多いそうです。
部屋は散らかっていても自分の中ではどこに何があるかはわかっているので
決して本人にとっては不快ではなく、むしろ情報を取り出しやすい環境でさえあるのですが、
相手の立場に立った情報を伝える能力が欠けているのかもしれない、とあって
ああ〜確かにそうかもしれないなぁ〜とか感じました。

とにかくとても面白くてためになる本でした。
おすすめです。
posted by さとし at 03:02| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書・映画・芸術など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月07日

東京からの帰り

PT学会からの帰りの新幹線です。

2日目は昼過ぎまで学会に参加した後、渋谷で他団体のカポエイラのレッスンに参加させていただきました。
クラシックな歌を教わりましたが、そういえば知らないなぁ〜とか思ったり、
同じ動きでも指導のポイントが違ったりしてそれはそれで新鮮で面白く感じました。

そのまま妹の家にお邪魔して、夜更けまで飲みながら語り合い話は尽きずでした。

そして日曜日もお誘いいただきカポエイラの上級者レッスンへ。
汗を流して帰りの新幹線です。

今回もかなり実りのあった東京行脚でしたが、

とりあえず自分は動かなければいけない、と感じました。
とりあえず最近金欠なのは何とかしなければいけないけれど、
研究にせよ治療にせよ、そして今後の生き方にせよ
口で言うのは簡単ですが行動に移さなければ事は運ばない、と感じて
月曜日からのモチベーションになりました。
また明日から頑張ります。
posted by さとし at 19:35| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月06日

第50回PT学会に参加して

東京にPT全国学会に来ています。
発表も昨日何とか終わり、僕の発表の先行研究で引用した人が、
僕の次の演者だったので何か言われたらどうしようと思って
いろんな意味で緊張しましたが、
質問も数多くいただき色々と勉強になりました。

やはり研究は継続していきたいなぁ〜とも思いました。
研究するには移動費やら校正費とか学会に行くにも参加費がいりますけど、
いろいろあって最近金欠気味です。
研究助成も結構落ちているので
穏やかにしていましたが、そろそろボーナスの時期ですし動き出そうかなぁ〜とか考えてしまいました。
やりたいことはありますしifさえ気にしなければ、論文にもっていくまでのことは一応できると思いますし、

あとは、最近は一時期のように発表することが(業績をつくることが)目的にはなっておらず、
伝えたいことがあるから発表する、意見をもらいたいから発表する、って感じで
少し離れた距離から学会を俯瞰することもできました。

今回色々まわって面白かったのは企業ブースですね。
色々と研究によって明らかになっている基礎研究をもとに企業とコラボして
治療装置をつくっているメーカががあったりで、こんなリハビリへの関わり方もあるのか、
と感じました。

書籍もいつの間にリハビリ関係のものがえらい増えていて、
そういえば、僕は大学院に入る前までは毎月、何かしら書籍を買っていました。
今ではほとんど買わなくなりました。まあ、原著を読むようにはなりましたけど。
今いるのはただでさえ小さな情報の入りにくい職場なので自発的に新しい知見を集めていかないといけないなぁと思いました。

また、毎回、分野が多岐にわたって玉石混合の学会ですが、
これを知ることで患者さんにとってどのように役に立つのか、
リハビリの世界を発展させるものなのか、ただの既存の情報の延長なのか
そういうのも発表からはいろいろと伝わってきましたし、
専門分野であればあるほど細かくマニアックな発表になってしまいますが、
これが明らかになることでどのように患者さんによくなるのかということを一言添えれば
多くの人を巻き込めるのではないかなぁ〜と感じたりもしました。

なんにせよ、久しぶりに再会した仲間もいましたし、
昨日は立ち飲みから始まり日本酒バーで覚えてないくらい飲んでリフレッシュできました。
まだ1日ありますが、月曜日からの日常が楽しみです。
posted by さとし at 19:30| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床・研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする